サム・ホーソーンの事件簿〈1〉 (創元推理文庫)
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★3.60
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この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
不可能犯罪が横溢の短編集。よいですね、トリック本格主義って感じで。「乗務員車の謎」「長い墜落」は文句なしの傑作。ほかにも好編いくつか。
不可能犯罪を扱った連作小説。禁酒法時代のノースモントを舞台にした青年医師の活躍を描く。印象に残ったのは「水車小屋」「野外音楽堂」「乗務員車」「尖塔」「田舎宿」「投票ブース」。農産物と古い樫の木は少し無理があると思った。老人となった主人公が語るという手法は半七捕物帖と同じ。翻訳はわざとか、多少古臭い感じもするが不自然な感じがしない。1話30ページ程度。読み始めたら一気に読まないと話がわからなくなる。楽しめた。
田舎にやってきた若きサム・ホーソーン医師の探偵譚。
ホーソーン医師が客人を相手に昔を回顧する形で話が進む。
「御神酒をもう一杯どうだね?」なんてセリフに医師の年を感じていたので、後半デキャンターだのブランデーだのって言葉が出てきたときには面食らった。
そんな感じの古きよき探偵譚を聞かせてもらえる。
全編これ、不可能犯罪を取り扱っているのだけど、良くぞここまでその状況を考え付いたと言うべきか。
分かってしまえば他愛のない謎解きだったり、偶然によるところがあったりだけど、こういうのは嫌いじゃない。
101016 読書開始
101019 呪われた野外音楽堂の謎、突飛な動機だけど、妙に納得出来て面白かった。
昔、ハヤカワミステリマガジンで時々このシリーズを見つけると、夢中で読んだ記憶がある。とてつもない出来事が起きている、あり得ないことが起きているのだけど、最終的は「なんだ、こんなことか」という結末がついてくる。時々その結末が理解できなかったり納得できなかったりする時もあるのだけど、それも含めて「めくるめく」ような思いをさせてもらえる短編ミステリだった。
改めてまとめて読み直すと、その「めくるめく」感じは変わらない。本当によくもこう思いつくものだと思うくらい、不可能犯罪の雨あられである。物語そのもののおもしろさと言うよりも、こんなことを次から次へと思いつく作者に感動してしまう。
基本的には小説と言うよりパズルなんだけど、多分そこがいいのだろう。純粋に、奇抜な謎と合理的な種明かしが楽しめる、とってもシンプルなミステリ集である。
2007/8/1
舞台は1992年、アメリカのある田舎町。ノースモントというその小さな町に診療所を構えた若き青年医師サム・ホーソーンが、様々な怪事件に遭遇し、それを見事に解き明かしていくという短編集です。 年をとったサムが回顧する形を取っていて、これは単に訳の問題なんでしょうけど、ところどころ入る「……したね」「だったね」といった口調がなんとなく私には合いませんでした。なんていうか、プツンと急に切れるような感じ。... 続きを読む »
短編集で全編これ不可能犯罪。サム先生殺人事件に逢いすぎとか思うけどそんなことどうでもいい。どれもこれも十分に魅力的な謎であるしどれにも膝を打つような解決がまっている。傑作。この後だんだん苦しくなってくるからね。個人的に好きなのは「投票ブースの謎」「古い樫の木の謎」「呪われた野外音楽堂の謎」。
1922年1月22日、ニューイングランドの片田舎、ノースモントで開業したサム・ホーソーン医師は、すぐに町の評判になった。それは彼が医学校を卒業したての若くてハンサムな青年だったから、でもなく、彼の所有する車が当時の田舎町では珍しい21年型ピアース=アロー・ランアバウト(しかも色は黄色)だったから、でもなく、何故か‘不可能犯罪を解決するスペシャリスト!’として、だった。 パラシュートで降下中に絞殺... 続きを読む »
有蓋橋に入っていった馬車が消えたのは……。パラシュートで降下中のスタントマンを殺したのは……。田舎町ノースモントで開業した、若い田舎医者サム先生が、次々と不可能犯罪を解き明かす。名探偵サム・ホーソ−ン医師シリーズ第1短編集。

半年かかって読んだ。





