幼き子らよ、我がもとへ〈上〉 (創元推理文庫) (創元推理文庫 M ト 6-3)

  • 東京創元社
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488218096

感想・レビュー・書評

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  • 七世紀のアイルランドを舞台に、法廷弁護士でもあるフィデルマ修道女の活躍を描くシリーズの第二巻。彼女の故郷であるモアン王国に危機がやってきた。ロス・アラハーの修道院に滞在していたラーハン王国の高名な聖職者であるダカーンが死体で発見されたのだ。その死の責任の代償としてオスリガ小王国をラーハン王国に返還するよう要求された。それを拒めはラーハン王国と戦争となるだろう。その解決はフィデルマの肩にかかっている。

  • 修道女フィデルマ・シリーズ第3作です。
    今回は、故郷モラン王国で起きた事件の調査に、フィデルマが乗り出します。事件の背後には、国同士の思惑もからんでいそうですね。
    今回は相棒のエイダルフがいませんが、フィデルマが何かにつけて彼のことを思い出すのがかわいかったです。

  • 食指がそそられる中世修道院モノ。7世紀アイルランドの修道女かつ高位法律家(というのかな)であるフィデルマが主人公のミステリ。
    なんだけど、うーん……フィデルマさんがあまり好きになれなくて、あまり楽しめなかった。
    訳がどうなのかな……ちょっと違和感感じることも多かったんだけど。原書でひとつ読んでみるかなぁ。でもフィデルマはやっぱりフィデルマなような気もするし。
    かなり好感を持っていた騎士カースがあっさり退場してしまってから全然興味を失くしてしまったのでした……。

  • 修道女フィデルマシリーズ。
    弁護士で皇太子の妹で、少々武術(合気道みたいなもの?)のたしなみもあって、ちょっぴり向こう見ずな修道女。それがフィデルマ。
    遠山の金さんか暴れん坊将軍を思い出す…。
    でもフィデルマ、すぐ身分明かしてしまうし。

    今回は、親戚が院長をしている修道院で、殺人事件が。被害者は隣国の有名な学者。激怒した隣国は戦争も辞さない構えで訴えてきたという。困った兄はフィデルマに弁護を依頼して…という流れ。
    法廷が開始されるのが3週間後、それまでにフィデルマは事件の真相を究明できるのか?

    上下巻なので大丈夫かなと思ったら、意外といけた。

  • 下巻にて。

  • フィデルマシリーズは、毎巻安定した面白さで好きだなあ。しかし、皆怪しく見えてくる……(笑) 気になる所で続いたので、颯爽と下巻を手にとってしまった。

  • 修道女フィデルマ・シリーズの3作目(原作順で)。

    今回は初めて地元アイルランドでの事件。
    モアン王国の次なる王となる兄を助けるべく、
    修道院で殺された高名な学者の事件を追う。
    モアン王国の統治下にある小国をめぐって、
    隣国との国際問題に。

    今回の作品は、
    いつも相棒エイダルフがいないし、
    冒頭から、村が焼き払われたり、
    途中で孤児院が襲われたりと暗い感じ。

    (下巻へ続く)

  • 下巻へ続く…
    相変わらずのケルトワールド。

  • 沢山の血が流れます。フィデルマのシリーズでも、次々と起こる事件の悪虐の度合いが高く、フィデルマ自身も何度も涙を流します。
    謎だらけでどうなるのか全く予想できない上巻でした。

  • 兄であるコルグーが即位する時に起こった血腥い事件。
    既に敵側の手が入り込み、数日がたった現場から推理せざるを得ない為か幾度も血が流されてしまう。全ての謎を解き明かし兄の依頼に応える事はできるのか…

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