トウシューズはピンクだけ (創元推理文庫 M メ 2-2)

  • 東京創元社
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (343ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488248048

感想・レビュー・書評

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  • ティンカーズコーヴの主婦シリーズ第二弾。

    コールセンターの仕事は辞めてるし、四人めを妊娠してるわ、と環境が激変。
    子どもたちのバレエのシーンはかわいいと思うけど、なんだか期待外れ。
    しかも夫のビルはイライラしてるし、妊婦なのに死体を発見したり、元バレリーナ失踪の原因は酷いと、もっとほのぼのさせてほしかった。

    まあ、とりあえずお子さんが無事産まれて良かった。

  • 主婦探偵シリーズ2弾。第1作目は未読。なので、アメリカのどこを舞台にしてるかよく知らない。でも、小さな町らしい。

    あらすじ
    元バレエダンサーの老女が失踪。愛犬を残して主人公ルーシーは、大工の夫、3人の子どもを持つ主婦。さらにいまは4人目の子どもを出産間近。友人のフラニーが、勤務先の金物店で横領の疑いをかけられ、それを晴らすためにビデオカメラを借りた。ところが金物店店主はビデオで撲殺されていた…。

    ほんとにただの主婦のコージーミステリー。臨月なのに無茶するルーシー。合間に、夫のいらいらさせられるところとかが書いてある。これなら、北欧ミステリーの「エリカ&パトリック」シリーズを読んだ方がいいと思った。

  • 通販会社のテレアポだった、ルーシーシリーズの2作目。ルーシーは現在4番目の子供を妊娠中で、テレアポは退職している。近所に住むバレー教師のキャロが消息不明となり、また街の雑貨屋のモリスがルーシーが友人に貸したビデオで撲殺された。この二つの事件に顔を突っ込んでいるうちにDV事件、幼児虐待に巻き込まれていく。
    話の流れは割と淡々としており、起伏に富むわけではないが逆に読みやすいリズムになっている。事件の解決は突然前触れもなくといって良いが、ある意味自然な形ではある。

  • シリーズ2作目。
    メイン州の田舎町で、第四子を妊娠中のヒロイン・ルーシー・ストーン。
    二人の娘がバレエの発表会に出るので、準備に大忙し。
    いい先生がいてなかなか本格的なのだ。
    ところがタティアーナ先生の更に恩師の高齢の女性キャロが失踪。
    毎日愛犬と散歩する姿を見ていたルーシーも心配になる。
    ルーシーの親友のスウは恵まれた奥様だが、ボランティアの仕事を始め、身近に潜む問題に胸を痛める。
    軽やかなコージーですが、経験に基づいた部分もあると推測される臨場感あり。
    ラストはなかなか盛り上がります。
    1994年の作品。2008年4月発行。

  • 主婦探偵シリーズ2作目。
    って、コージーの主役は主婦が多くないか?
    この辺をとっても特に際立った設定があるわけではないのがよく分かる。
    今回は主人公を妊婦にしてあれこれ日常生活を書いているけれど、どうせコージーならもっとその辺りをつっこむと面白かったのに。
    前作も謎解きやら展開やらはイマイチだったけど、クリスマスシーズンの描写は面白かったし。
    ミステリ部分は今回も不発。アメリカ社会の腐った部分が大きく関わってくるので読んでいて気持ちのいいものではなかった。
    せめて事件そのものをもう少し丁寧に書いてくれていたら…。

  • 主婦探偵の二作目。主人公の主婦がもう通販の電話オペレーターは辞めていたのにちょっと驚いたが、まあ、それはいい。なぜだかすごくおもしろかった。わたしはこのシリーズ好きかも。ミステリが複雑すぎないのがちょうどいいのかな(笑)。コージーミステリなんだけど、ただほのぼのっていうんでもなくて、ちょっとしたところに、たとえば結婚の問題とか男女の問題とか少し暗くて深いものがちらりと見えるような感じがけっこう好きかも。ミステリとからめてドメスティックバイオレンスの話もあるし。それほど深く書かれているわけでもないんだけれど。 暗くなりすぎず、かといって現実ばなれしたお気楽さでもなく、そのさじかげんがいいような。

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