- Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488282165
感想・レビュー・書評
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久々に読んだデッカー&リナシリーズ。前はもっとおもしろかったような気がするなあ。。
〈図書館〉 -
デッカー警部補シリーズです。
相変わらず家庭内に問題を抱え、妻に支えられつつ、
仕事も問題だらけのなか、解決へ突き進んでいきます。
今回は大量殺人事件の裏に潜む、大金持ちの美人が
相手です。 -
ううーん、好きなシリーズなんだけど、これはどうなんだろ。ちょっと冗長な感じがする。半分くらいのページ数にできたのでは?
デッカーが攻撃される不愉快な場面が再三出てきてイライラするし、解決はなんだか棚ぼた的。何よりリナとの関係が少々不安定なのがファンとしては不満。 -
リナ&デッカーシリーズの10作目。
前作「死者に祈りを」の最後がショッキングだったので、このシリーズもう続けられないのじゃないだろうかと心配していたが、杞憂だったらしい。結局のところ、どんな事件が起こり、どんな過去があろうと、人は<生活>することを止めることはできないのだ。ましてや、養育すべき、守るべきものがそこにいれば、なおのこと立ち止まることは許されない。
高級レストランで解雇された従業員が銃を乱射。犯人はその場で自殺して、事件は決着したかのようだった。
事件の背後を調べるうちに、デッカーは被害者の娘に疑惑を抱く。
その被害者の娘・ジーニーからセクハラを訴えられ、八方塞がりになるデッカー。
訴訟社会って怖いなぁと思う。無実の証明というのは常に難しいものだ。でもって、相手はそれを理解していて仕掛けてきていることが怖い。
ジーニーを、そしてリナを<運命の女、ファム・ファタール>だと思い、けれどリナはファム・ファタールでも心の美しいそれだったと、安堵するデッカーは、うん、可愛いものです。結局のところ、男ってなんだかんだと可愛いもんなんですよと、いうのが裏テーマのような気がする。
デッカーの先妻との娘・シンシアと、デッカーの旧友・エイベルが事件を大きく動かす展開が、なんともフェイらしくてちょっと涙腺が熱くなった。
家族、そして人のつながりを、ここまで肯定できるのは素晴らしいことだと思うよ。
と、フェイ&ジョナサン・ケラーマンの本は、最初の献辞が毎度よくて…。
今回のは特によかったです。
仲良きことは美しきかな、ですよねww -
G 2010.5.11-2010.5.17
最近のフェイ・ケラーマンは新作ごとに面白くなっている。
前作は、リナの前夫の親友が重要な登場人物だったり、
今回は娘のシンディが大活躍だったり、シリーズならではの
楽しみも多くあり、すぐに次作を読みたい気分になった。