蛇の歯下 (創元推理文庫) (創元推理文庫 M ケ 1-16)

  • 東京創元社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488282165

感想・レビュー・書評

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  • (上巻より)
    もともとデッカーが捜査の一線を退いたのが
    残念なところだったが、
    だからといって家族総出で犯人を追いつめるのはどうだろう。
    プロフェッショナルさに欠けるのでは。
    いくら娘が警察学校に入ることを決意し、
    鮮やかなお手並みだったとしても。

    今後、警部補はどうなるのか。

  • 久々に読んだデッカー&リナシリーズ。前はもっとおもしろかったような気がするなあ。。
    〈図書館〉

  • デッカー警部補シリーズです。
    相変わらず家庭内に問題を抱え、妻に支えられつつ、
    仕事も問題だらけのなか、解決へ突き進んでいきます。

    今回は大量殺人事件の裏に潜む、大金持ちの美人が
    相手です。

  • ううーん、好きなシリーズなんだけど、これはどうなんだろ。ちょっと冗長な感じがする。半分くらいのページ数にできたのでは?

    デッカーが攻撃される不愉快な場面が再三出てきてイライラするし、解決はなんだか棚ぼた的。何よりリナとの関係が少々不安定なのがファンとしては不満。

  •  リナ&デッカーシリーズの10作目。

     前作「死者に祈りを」の最後がショッキングだったので、このシリーズもう続けられないのじゃないだろうかと心配していたが、杞憂だったらしい。結局のところ、どんな事件が起こり、どんな過去があろうと、人は<生活>することを止めることはできないのだ。ましてや、養育すべき、守るべきものがそこにいれば、なおのこと立ち止まることは許されない。

     高級レストランで解雇された従業員が銃を乱射。犯人はその場で自殺して、事件は決着したかのようだった。
     事件の背後を調べるうちに、デッカーは被害者の娘に疑惑を抱く。

     その被害者の娘・ジーニーからセクハラを訴えられ、八方塞がりになるデッカー。
     訴訟社会って怖いなぁと思う。無実の証明というのは常に難しいものだ。でもって、相手はそれを理解していて仕掛けてきていることが怖い。

     ジーニーを、そしてリナを<運命の女、ファム・ファタール>だと思い、けれどリナはファム・ファタールでも心の美しいそれだったと、安堵するデッカーは、うん、可愛いものです。結局のところ、男ってなんだかんだと可愛いもんなんですよと、いうのが裏テーマのような気がする。

     デッカーの先妻との娘・シンシアと、デッカーの旧友・エイベルが事件を大きく動かす展開が、なんともフェイらしくてちょっと涙腺が熱くなった。
     家族、そして人のつながりを、ここまで肯定できるのは素晴らしいことだと思うよ。

     と、フェイ&ジョナサン・ケラーマンの本は、最初の献辞が毎度よくて…。
     今回のは特によかったです。
     仲良きことは美しきかな、ですよねww

  • G 2010.5.11-2010.5.17
    最近のフェイ・ケラーマンは新作ごとに面白くなっている。
    前作は、リナの前夫の親友が重要な登場人物だったり、
    今回は娘のシンディが大活躍だったり、シリーズならではの
    楽しみも多くあり、すぐに次作を読みたい気分になった。

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