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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
乱歩氏の長編は初めてだったけど、とても愉しめた。
この小説は現代では書けないと思うが、包み隠さない感じがとてもいい。
今こそ読みたいとすら思う。
探偵小説であり、伝奇小説のようでもあり、冒険小説のようでもあり、もしかしたら恋愛小説かもしれないという、盛り沢山な内容が一つの世界観に納まるというなんともお得(笑)な小説。
現在においてはより残酷なストーリーが平気で描かれており、インパクトという点では高くないが、物語全体に漂う不気味な感じは何とも言えず。時代を超えてその不気味さは感じられる。
推理小説というよりは冒険小説と呼ぶにふさわしい気もする。
深夜に空腹で読んだら意識が遠のいた。いかにも江戸川乱歩、な禍々しさ、嫌いじゃない。今の時代じゃ書けないよな…
乱歩の長編は初めて。
密室殺人から始まる謎解きや、同性愛,復讐,宝探し...いろんな要素が詰まっていて、終始刺激的だった。
差別用語を気にしなければ、楽しめると思う。
普段露出しない肌の部分(腹とか背中とか)に蛞蝓を乗せると、洞窟内の蓑浦の雰囲気が味わえる。と思ったりして。やんないけどさ。
絶対に受け入れる事ができない愛はキモチワルイだけ。受け入れてもらえない愛を無理強いするのも間違っている。でも蓑浦と諸戸の心情を両方切なく感じた。ここら辺が乱歩の文才だと思う。
謎解き、同性愛、奇形、冒険等いろいろ詰め込まれた長編代表作です。
竹中英太郎の挿絵も掲載されています。
蓑浦金之助は会社の同僚の木崎初代と熱烈な恋に陥ります。
ある夜、初代は完全に戸締まりをした自宅で何者かに心臓を刺されて殺されます。
恋人を奪われた蓑浦は探偵趣味の友人、深山木幸吉に調査を依頼します。
これだけだと一見、普通のミステリに思えますが、後半からはグロテスクでおどろおどろしい展開になっていきます。
孤島に渡ってからの冒険はまさに人外魔境といった感じで息をつく間もない展開です。
畸形双生児の告白文章は恐怖感だけではないものも感じますし、同性愛だって考えてみれば、美男子である諸戸の主人公への一途な愛情は主人公にしたら迷惑かもしれませんが、素晴らしいものに思えます。
奇形についてはグロテスクで鬼畜な真相に恐怖しました。
濃厚な作品です。
異様な殺人事件について綴られる序盤は、
犯人がまったく見えない感覚が気味悪く、
初読時は、夜中に何度も背後を振り返ってビクビクしてしまった。
が、手がかりを掴んで孤島へ乗り込んでからは、
荒唐無稽さに笑いが込み上げてくるという、
よく言えば「一冊で二度お得」みたいな、変な長編。
やっぱり乱歩は短編の方が達者だよなぁ、とつくづく思う。
いや、これはこれで好きですけどね。
本読むのが苦手な私でもサクサク読める程におもしろい。
前半は推理ものだが、後半はまた別の展開で盛り上がっていく…!
物語の最後の締めがまたいい…。
連載当時の挿絵もいい味出してます。
密室状態での恋人の死。その調査を依頼した探偵まで殺された蓑浦は、親友諸戸とともに事件の真相を追って孤島へ向かうことになる。そこで待っていたのは想像を絶する世界だった。
乱歩らしいおどろおどろさです。終始ハラハラしっぱなしでした。緑ちゃんの健気さがいいです。
あらすじだけだとふうん、という感じだったから積み本してたんだけど、思い立って読んだらトリックなんて興味のない私のツボをつくような異質な、異様な、気味の悪い…。
流石の乱歩ワールドが長編で読める幸せ…。
基本的に今では差別用語となっている言葉が沢山出てくるというか、そのような人物が沢山出てくると言うか…。
復讐のための狂った人体改造により生み出された人達や、洞窟のパートは非常に心揺さぶられた。
友人が主人公に強く同性愛を抱いていて、同性愛が描かれることにも私は驚いたのだが、それにも理由があったりと、色々な伏線が回収されていくときのカタルシスは何ものにも代えがたい。
前半の、特に手紙やら諸戸の過去話やらが恐ろしいのですが、後半は吃驚するほど安定して乱歩のお約束の世界って感じだったので、蓑浦が恐ろしいと連呼する程には後半恐ろしくなかった様な…(笑)はらはらはしたけど。あと、諸戸の死って終盤になるまでに全く書かれてないにも関わらず予期させてて、流石すぎる。
チョコレートの件は感服しました。
メモでごめんなさい
当時のミステリーの潮流は分かりませんが、「探偵小説作家・江戸川乱歩」の作品でなければ、ミステリーにカテゴライズするのもギリギリかなと思わせるほど、謎解きを主眼としていません。ミステリーの定義にもよると思うけど、私の定義は狭いのです(笑)。 とにかく、差別発言、同性愛、ナルシシズム、奇形、近親相姦などのアングラなテーマをふんだんに詰め込んだ異色の推理小説。犯人指摘は前半でサラッと済ませて、後半... 続きを読む »
面白いです。面白いですが、奇形・同性愛・差別用語連発と、見る人を選ぶ小説である事も確かです。話の世界に引き込まれる文章の力強さや作品全体の不気味で陰欝な雰囲気は流石の一言。BL…と一言で片付けてしまうのもなんですが、そういった切ない恋愛の話も(無論メインではないですが)楽しめます。人間の持つ闇や異常者の起こす事件等のドス黒いダークな話が好きな人にはオススメです。個人的には差別発言があまりにも気になったため★三つで。
やっぱ乱歩はすごい!
私を世界一わくわくドキドキさせてくれる作家だと思う。
すごく面白くて一気に読んでしまった。
文句なしの星5つ。

普段読む推理小説を読む気分で読んだら全然違う雰囲気で驚いた。
殺人事件自体の推理は半分にも満たず、残りはおどろおどろしい陰謀を解く復讐と冒険、そして愛が絡み合った仄暗い物語。
美青年、諸戸の同性愛...





