心とろかすような―マサの事件簿 (創元推理文庫) (創元推理文庫 M み 1-2)
- 東京創元社 (2001年4月18日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (349ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488411022
作品紹介・あらすじ
あの諸岡進也が、こともあろうに俺の糸ちゃんと朝帰りをやらかしたのだ!いつまでたっても帰らない二人が、あろうことかげっそりした表情で、怪しげなホテルから出てきたのである!!-お馴染み用心犬マサの目を通して描く五つの事件。さりげなくも心温まるやりとりの中に人生のほろ苦さを滲ませ、読む者をたちどころに宮部ワールドへと誘っていく名人芸を、とくとご堪能あれ。
感想・レビュー・書評
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『パーフェクト・ブルー』の続編。用心犬マサの語りを中心に蓮見探偵事務所に持ち込まれる依頼を解決に導いていく短編連作集。
久し振りに初期宮部ワールドを堪能しました。20年以上前の作品であるが、違和感なく読める(自動車電話なんて懐かしいアイテムも出てきますが...)。5編目の遊び心、私は好きです。 -
時代小説はじめ、本当になんでも題材にする宮部みゆきワールド全開。マサが可愛いけど、人の言葉や字まで分かるとなると---
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内容(「BOOK」データベースより)
あの諸岡進也が、こともあろうに俺の糸ちゃんと朝帰りをやらかしたのだ!いつまでたっても帰らない二人が、あろうことかげっそりした表情で、怪しげなホテルから出てきたのである!!―お馴染み用心犬マサの目を通して描く五つの事件。さりげなくも心温まるやりとりの中に人生のほろ苦さを滲ませ、読む者をたちどころに宮部ワールドへと誘っていく名人芸を、とくとご堪能あれ。 -
『心とろかすような』
あの諸岡進也が、こともあろうに俺の糸ちゃんと朝帰りをやらかしたのだ!いつまでたっても帰らない二人が、あろうことかげっそりした表情で、怪しげなホテルから出てきたのである!!
『てのひらの森の下で』
日課の散歩中、公園で死体を発見!救急車を呼びに行った加代ちゃんを待っていたら死体が起き上がって逃走した!
『白い騎士は歌う』
蓮見探偵事務所を訪れた女性の依頼は、指名手配中の弟を探すことではなく、ただ、動機となった「借金」の理由を明らかにして欲しいということだった。
『マサ、留守番する』
蓮見家は台湾へ三泊四日の社員旅行。マサが留守番をする事務所の前に誰かが置いていった箱の中には5匹の子ウサギがいた。
マサが動物の力を借りて事件を解く。
『マサの弁明』
おまけ?
依頼者は新人作家・宮部みゆき -
パーフェクトブルーは未読だが
充分に楽しめた
しかしニンニクを使った料理を飼い主がたまに食べさせてくれるというような描写があり
そこだけちょっとひっかかりました
犬にニンニクあげたらダメだよ… -
『パーフェクト・ブルー』の続編。
犬ならではの、マサの視点を活かしたストーリー。
マサは人間を愛し、人間は動物を思いやる。
事件そのものは、やるせなかったりするが、根底には優しさがある。
ユーモアもあり、楽しい作品。
http://koroppy.cocolog-nifty.com/blog/2012/10/post-e824.html -
感想記録なし