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この作品に関連する談話室の質問
みんなの感想・レビュー・書評
合う合わないで言うと、自分には合わない部類でした。
12の短編、それぞれがちょっとした捻りもあって楽しめたものの、その後のクライマックスを読んだ結果、もう一度読み返したいと思えなかったのは、作品の世界には入り込めなかったからなんだと思います。
空き時間にちょっとずつ読んで1週間くらいで読んだので、始めの方の話もうろ覚え。どっぷり浸かって一気読みしたら、もっと評価は違ったのかも?
日常?のミステリが並ぶ短編集で、それぞれがきちんと作品として成り立っている上に、最初の社内報連載云々のくだりを入れた意味が最後になって分るという多重構造に仕上げられた作品。このような楽しみ方をさせてもらった本は今まで他にはなかった。
これ乱歩賞に出してたら当選したんじゃないか? このデビュー作の後「鎖された夏」が乱歩賞の最終候補になったので図書館で借りようとしたら冒頭の色の名前を列挙するところで挫折し本を閉じて書棚にしまった。文庫化前にこのミスで評判をとったのは知ってたのだが、今まで放置されていた作家さんなのだった。こちらの文庫で初めて読んだんだがもっと早目に読んどくべきだったと猛反省。
月刊社内報の編集長に抜擢され、若竹七海の不完全燃焼ぎみなOL生活はどこへやら。慣れぬカメラ片手に創刊準備も怠りなく。そこへ「小説を載せろ」とのお達し。プロを頼む予算とてなく社内調達ままならず、大学時代の先輩に泣きついたところ、匿名作家を紹介される。かくして掲載された12 の物語が謎を呼ぶ、贅を凝らしたデビュー作。
社内報に依頼した覆面作家の短編は全て実体験がベースになっている。1年12本載せてようやく本人に面会できることになった新人編集者の推理とは!という3重仕込みのミステリー。
なるほど。
これはおもしろい。
物語そのものも面白いけれど、構成が面白いね。
どんでん返しかというとそうでもない気もするけれど、こういう構成も好き。
再読。
タイトルのとおり日常的な連作ミステリー集。
こういう作品の例として、ラストに謎が明かされる。
軽い、けど12もあって最後に全てが繋がってたり隠れオチがあったりで、読後は濃厚な余韻が残るミステリ短編集。
一つ一つは20数ページですぐ読める。題材もほんと見落としてしまいそうな日常的なもので、ハラハラとかは全くないけど、語り手の「ぼく」の聡明で冷静な視点とキャラがとてもよく、どんなことでもミステリになりうるんだな、と思った。
推理小説だけど台詞や引用がとても文学的で、推理意外の部分も楽しめると思うな。
作者は当時、いまの私と同年代!ほんとミステリが好きなんだろう、その熱意が伝わった
各短編もコンパクトで味わい深いが、その収斂のさせかたがトリッキーで、唸らせる。他の「短編収斂型ミステリ」とは明らかに一線を画している。
連作短編集って決して嫌いではない。むしろ好き。でも、連作トリックに嵌まるか嵌まらないかで好き嫌いが変わってくる。この作品は残念ながら自分には合わなかった。一つ一つの短編が自分に合わなかったのもあるし、最後の後記に至るまでの短編の数が多すぎ。前半なんてさっぱり覚えていないし、読み返す気力も起こらなかった。倉知淳の「日曜の夜は~」も面白く感じなかった私なので、仕方ないかな。
文章は自分には合わない、どちらかといえば苦手な部類。でも構成は非常に秀逸。編集後記に入る前に、各パートに散りばめられた作者の意図を汲み取る事ができるか?
文句なしで星5つ。読み終わったあと、「え、そういう気持ちになる準備はできていなかったんだけど!」って気持ちになりました。
どんでん返しものは、どんでん返しにたどり着くまでがつまらないものもある(「イニシエーション・ラブ」や「弁護側の証人」は私の中でその部類)のですが、これは全体としても、短編小説としても、とても面白いです。最初は前評判のどんでん返しに期待していたのですが、いつの間にか普通の短編小説として楽しんでました。(だからこそ、最後の捻りに「えぇぇ…!?」ってなったのですが。)
社内報の編集長を任される事になった主人公は、そこにちょっとした小説を載せる事を考える。しかし所詮、社内報。小説家に連載依頼する予算はないし、かといって身近に小説を書ける人も居ない。 と、そこで登場するのが、大学時代の先輩の友達なる人物。彼は、1年分の連載を引き受けるかわりに、先輩を通してのみ連絡に応じる事、また匿名希望にて掲載して欲しいとの条件を出してきた。不思議に思いながらも、主人公はその... 続きを読む »
子育て中でなかなか本を読む時間がない。
短編ならば子どもが昼寝している間にちょっと読める!と思ったら、それぞれつながったお話でした。
ザクロの話と朝顔の話はちょっと怖かったけれど・・・
どの話も読みやすく、おもしろかった。
そして編集後記で謎が明かされるのもドキドキ!
私は何を隠そう、本屋さんや図書館に行くと必ず著者別「わ」のコーナーをチェックし、若竹七海を置いているかどうかで評価するほどの重度の若竹ファンである。
ただ寡作のせいか、どこもほとんど置いていないのが残念…もっと注目されてもいいと思うのだけど。
そんなときでも、新刊以外に置いてあるとすればこの作品。デビュー作のはずだけど完成度が高い。
若竹作品は、近年ではとくにコージーに寄ってはいるが、その根底にダークな世界観が横たわっているのが特徴だと思う。軽快な文やユーモアの向こうにその「現実世界はどっか壊れていて、信用できない感じ」が透けて見えるのが魅力で、その空気はこのデビュー作から常にあり続けている。
この本から始めて、爽やかさを求めるなら
「スクランブル」「サンタクロースのせいにしよう」へ。
ダークさを求めるなら
「悪いうさぎ」「製造迷夢」へどうぞ。
月刊社内報の編集長に抜擢され、若竹七海の不完全燃焼ぎみなOL生活はどこへやら。慣れぬカメラ片手に創刊準備も怠りなく。そこへ「小説を載せろ」とのお達し。プロを頼む予算とてなく社内調達ままならず、大学時代の先輩に泣きついたところ、匿名作家を紹介される。かくして掲載された十二の物語が謎を呼ぶ、贅を凝らしたデビュー作。
うーん...。途中で飽きてしまった。
作者がどーだとか、内容がどーだとか言う以前に、なんとなく読むタイミングが合わなかったのかも。
悪くはないんだけど、特に印象深くもないと言うか、当たり障りないと言うか。普通(^^;
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内容
月刊社内報の編集長に抜擢され、若竹七海の不完全燃焼ぎみなOL生活はどこへやら。慣れぬカメラ片手に創刊準備も怠りなく。
そこへ「小説を載せろ」とのお達し。プロを頼む予算とてなく社内調達ままならず、大学時代の先輩に泣きついたところ、匿名作家を紹介されるが……。かくして掲載された12の物語が謎を呼ぶ、贅を凝らしたデビュー作。
10月7日読了。「このミステリーがすごい!」1992年版の第6位の作品。社内報の編集者に任命された若竹七海、正体不明の匿名作家のミステリ短編を毎月掲載するが。各月をテーマにした12編、起こってしまった些細な事柄の背景を探偵(作中の「ぼく」)が推理するいわゆる「日常の謎」の作品だが、最後の大オチには驚かされる・・・!怪異譚風の「吉祥果夢」や怪談風の「消滅する希望」、会話調に違和感を覚える「バレンタイン・バレンタイン」など、単なるミステリ調でない作品もその構成・配置自体に意味があるという凝りよう。これがデビュー作というからこの作者はすごい。

社内報の目次が何かの伏線かと思ったんだけどな





