松谷警部と向島の血 (創元推理文庫)

著者 :
  • 東京創元社
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488420062

作品紹介・あらすじ

これが現職最後の担当事件か??松谷警部が駆けつけた現場は両国国技館から歩いて行ける距離にあった。被害者の十両力士は胸部を刺されており、傍らに「コノ者、相撲道ニ悖ル」と印刷された紙片が。捜査が進むなか先輩格の力士が相次いで殺害され、同じメッセージが残っていた。狭い社会の出来事で関係者も限られるが、三件全部にアリバイのない者はおらず、動機やメッセージの真意も定かではない。迫る定年の日。苦心惨憺の末、白石巡査部長が真相に至ったのは、実に松谷警部の退職二日前だった! 特別ゲストが警部の退職に花を添えるシリーズ完結編。解説=神命明

感想・レビュー・書評

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  • 03月-02。3.0点。
    松谷警部シリーズ、第四弾(最終巻)。定年を控えた松谷警部、力士の刺殺体が発見される。「相撲道に悖る」とのメッセージが。力士の連続殺人事件になり。。

    それなりに面白かった。謎解きがきちんとしている。

  • シリーズ四作目。松谷警部が定年間近に発生した力士連続殺人事件を白石以愛巡査部長が追います。
    アリバイ崩しのフーダニットもので相変わらずの安定感ですが、一部不自然に思う部分があったので前三作と比べるとやや落ちる印象。ただ、最終作らしい特別な趣向が凝らされているので、シリーズで最も魅力的な作品かなと思います。

  • 2016/10/02読了

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著者プロフィール

平石貴樹(ひらいし・たかき)
1948年函館生まれ。作家、東京大学名誉教授。1983年、「虹のカマクーラ」で第七回すばる文学賞受賞。
著書に『松谷警部と目黒の雨』『松谷警部と三鷹の石』『松谷警部と三ノ輪の鏡』『松谷警部と向島の血』(創元推理文庫)、『アメリカ文学史』(松柏社)、
翻訳にオーエン・ウィスター『ヴァージニアン』(松柏社)、ウィリアム・フォークナー『響きと怒り』(共訳、岩波文庫)などがある。

「2019年 『一丁目一番地の謎』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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