明日の空 (創元推理文庫)

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著者 : 貫井徳郎
  • 東京創元社 (2013年4月27日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488425050

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明日の空 (創元推理文庫)の感想・レビュー・書評

  • 2015年12月19日読了。
    2015年226冊目。


  • 社会派事件を題材に扱ってきた貫井氏としては、かなりの異作の青春もの。
    一人称が私の女性もはじめてだ。

    帰国子女の高校生の持つ、日本の風習への不安、社会主義国ではないのに、出る杭は打たれるという村社会根性の文化。
    黒人が白人の財産と扱われていた差別の時代が長い年月をかけて、大統領に選ばれる時代が来るように、明日は必ず晴れる、と。

    高校生から大学生へ。
    貫井氏の描写する人の心は、相変わらずだが、ミステリでありながら、読了後は爽やかになる一冊でした。

  • あー、、
    物足りない感じだった。
    ミステリとしても、青春モノとしても。
    恋愛も。
    アンディの行動はうまく行きすぎでは?
    飛鳥部くん、、イメージ変わりすぎ。
    大学のサークル、印象悪すぎ。
    エイミー呑気すぎ。
    山崎さん、どうしたいーー

  • あらすじを読んで読んだことない本だ、と思って読み始めたのに、既読の本であることに途中で気づいてちょっとショック。

    初めて読んだ時にも思ったけど、身近にまったく血のつながらないソックリさんがいるってリアリティないよなぁ。

  • 貫井さんらしくない単なる若者の恋愛小説かと思いきや、終盤で展開が…。でも、他作品とは異なり淡々とした青春ミステリー?でした。今回は後味も良く、スッキリとした読後感。こんな作品も書かれるんですね、貫井さん。

  • 帰国子女の女子高生・栄美が初めの語り手。第一章は学校生活やほんのりとした恋愛に一喜一憂する栄美の生活が語られる。ここだけなら殆ど青春小説のようです。
    第二章。語り手が変わって、男子大学生と黒人のアンディとの話になる。これも、二人の文化を超えた友情に終始して、ミステリー要素は薄い。
    第一章、第二章ともに、大きな盛り上がりはなく、うっかりしてると謎やヒントを読み飛ばしそうになるんだけど、「ん?」と引っかかる部分が随所に残り、三章でそれが綺麗に解かれていきます。
    読んでいて、伊坂幸太郎の「アヒルと鴨のコインロッカー」みたいな構成だな、とチラッと感じました。
    なので、第二章の語り手が、一章で出てくる飛鳥部だと思わせるように書いてあるんだろうなって言うのは初期から気付いたけど、アンディの正体はちょっとわかりませんでしたね。やられた。
    主人公をアメリカからの帰国子女設定にしたのは、アンディの人種に対する描写がさほどなくてもいいのと、英語脳の問題があったからだったのですね。

    最後はホロッときました。
    私は、自分の命が付きそうでも、誰かのことを考えられるのかな……。

  • 表紙に夏を感じたので手にとってみた。短いのですぐ読み終えた。
    ミステリーとしてはイマイチだが、青春ストーリーとしては面白かった。ミステリーにしなくても良かったんじゃないかな?
    安易に登場人物同士でくっつかないのもいい。

  • 他の貫井作品と比べるとインパクトに欠けるけど、でも爽やかな青春ミステリーでした。
    日本は差別はないつもりでもグルーピングするところがあるね。高校生女子なんてまさにその象徴。帰国子女は、妬みからなんだけどね。。それを上手く描いた作品だったと思う。

    登場人物が少ないのに、アンジーの正体が全く見抜けなかった!さすがです。

  • 2時間くらいのちょっといい話。
    主人公とアンディの純粋さ。見習おう。

  • これはクロウいらなかったなー!!
    これさえなければすごいいい作品だった。やっぱり筆力ある人は読ませる吸引力尋常じゃないなー。貫井さんの筆致力と叙述トリックが珍しく噛み合わなかった作品かも。でもその叙述トリックがなければ生まれない食い違いもあったし、この作品の面白さの一端を担っているのは確かなんだろうけどなー。叙述トリックにとらわれすぎて人物の性格に矛盾が生じちゃったのが残念伊坂幸太郎のアヒルと鴨の方がまだしっくりきたかな?
    青春の一ページが丁寧に描かれている。人種差別と絡めて、帰国子女ね。なるほど。無理がない。十代の恋愛観もバッチリ。

  • ミステリー要素もある話

    主人公が二人交差し最後の章にはどんでん返しあり

    アンディに、会いたい

  • 作者の他作品の印象を持ったまま読み始めると、ちょっと肩透かしをくらうかも。思った以上に平和でした。

  • ★★★☆☆
    差別と平等
    【内容】
    栄美はアメリカで生まれ、現地で育った。そんな彼女が日本の高校に編入してからを描く。

    【感想】
    読んでる途中で、「なんて、唐突なんだ!」って腹が立ってきた。でも最後まで読むとその気持ちが過ちであることがはっきりした。

    どの世界にも差別がある。それはマイナスだけではなくプラス側にもあるのだ。
    そしてその呪縛を解くには長い年月が必要となる。
    リンカーンが奴隷制度を撤廃したような出来事が必要なのだ。でもそんな大それたことは一番ピーポーである僕らにはできない。だったらせめて差別に加担しないようにしよう。誰かに優しくしよう。

    問題点ははあまりにエピソードが出来過ぎなところと、偶然がすぎるところでしょうか。もう少し長編にしたら納得感が増しただろうな。

    映像化は無理ですね、もしくは芸人のアントニー主演でww

  • 面白くて、読み始めたらとまらない。
    貫井さんの作品としては爽やかすぎるような気がするが素敵な話。
    どんでん返し。読後感は爽やか。

  • 貫井作品としては新しい爽やかすぎるお話。
    一応どんでん返し?はあるけれども爽やかすぎて貫井作品だ!とおもって取り組むと、ん…?と感じる
    一作品としては爽やかで素敵なお話ではある。

  • 爽やかな青春ミステリ
    でもまさか叙述トリックだったとは。もちろん記述に矛盾はないけど、人物像が違いすぎて戸惑った。
    テーマとしては、日本人があまり意識できてない部分に切り込んでいて良かった。
    ただラストでそれを滔々と語らせてしまうのは野暮な気がする。アンディの言葉だけで十分伝わったし、むしろそのほうが押し付けがましくならずに余韻も残ったんじゃないかな。

  • 爽やか。
    すっきりとした印象です。
    さらっと読めるけれどその分読み応えもありません。

  • 三部構成になっており、一部の話と二部の話がまったく違うので短編作品が3つあるのかと思ってしまったぐらい。そして三部目で一部の続きが語られるのだが、そこで、あーそういうことか、と一部で引っかかっていたことの謎が解ける。随所に、さりげなく伏線を張っているところが憎い。一部を読んでいて違和感は確かにあった。そして最後のどんでん返しというか、文字で読むだけの小説ならではの手法も・・・。
    ネタバレになるのでくわしく書かないが、伊坂幸太郎や歌野晶午の作品でも同じ思いをしたなあ。

  • 爽やかに始まり、爽やかに終わるという、一貫して爽やかさを感じた。
    あらすじに惹かれて読んで見たが、最初から最後まで明確な起承転結がなく、パッとしない、物足りないまま、物語が終わってしまった。

    わざとらしい登場人物等の繋がりが、全て最後に明らかになるのは、フィクションの良さであるが、そのフィルターを通して見ても、あまりに無理矢理で、感心できなかった。

  • 叙述ミステリー、になるのかな。
    爽やかではあるのだけれど、なんとなく物足りないし、途中で読めちゃうのが残念。ちょっと無理があるんだなぁ。

    報われなさに切なくなります。現実では、報われないこともたくさんあるけれど、登場人物の「生」は現実の人間よりもずっと限定的なものだから、大きな目的があまりに報われないと悲しくなります。

  • うーん。
    叙述トリック本としては物足りない。
    かるーくかるーく手軽に読むには良いんだろうけど…
    イニラブや葉桜の精度を求めちゃダメ´д` ;

  • 青春ミステリー。人が人に認められるということの、なんと偉大なことか…一人ひとりが偏見のない受けいれるものの捉え方をするようにすれば、世の中はもっとさわやかになるんだろうな、と強く感じた作品。青春だもん。

  • まあまあ。設定にやや無理があり、納得出来ない感じが残る。

  • 発想は面白いが、歌野晶午「葉桜の季節‥」に比べればどんでん返しの質において及ばない。また、その驚きを差別に結びつけて説教臭い所がかなりいまいちで余り楽しめない。悪の側の動機が薄く感じるのも一因か。

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明日の空 (創元推理文庫)の作品紹介

ある人との出逢いをきっかけに、栄美の高校時代の思い出はまったく別の形を見せてゆく──。「誰かのために」清廉な願いを名手が鮮やかに描いた、忘れがたい青春ミステリ。

明日の空 (創元推理文庫)の単行本

明日の空 (創元推理文庫)のKindle版

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