太陽が死んだ夜 (創元推理文庫)

著者 :
  • 東京創元社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488436117

作品紹介・あらすじ

第二次大戦中ニュージーランドの捕虜収容所と、全寮制の女子校で相次いで起きた密室殺人。41年後、同じ女子校で再び残虐な少女連続殺人が……。第20回鮎川哲也賞受賞作。

感想・レビュー・書評

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  • 数年前の鮎川哲也賞受賞作品。
    あまり鮎川賞作品っぽくなかった。
    書き口は丁寧でしっかり読ませるが、プロットが変に複雑で、謎解きで興奮しない。
    ミステリとして魅力がないわけではなく、文章も上手なので、もっとシンプルにもっとストーリーに脈絡をつけてほしい。
    とりあえず今後に期待。
    2+

  • ニュージーランドの女子校を舞台にした本格ミステリ。
    前半はやや情緒的というか、リリカルな雰囲気が漂っていたが、事件が始まった後のスピード感はやや慌ただしく感じるほどだった。
    ミステリ的には基本に忠実で、余り凝ったトリックなどは見られない、王道の本格もの。そういったところを評価するのが創元らしい。

  • 序盤から事件の舞台が整うまでの過程で描かれる、登場人物たちの関係や位置関係が少しわかりづらく、少し読みづらいと感じました。でも事件が発生してから最後までは一気に読めてしまいました。
    過去の事件と現在の事件、2つがうまいことリンクしていて、最終的にはストンと納得のいく解決にいたる。このあたりの組み立ての妙は読み応えがありました。

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