- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488447113
作品紹介・あらすじ
国道沿いのビル群の間にひっそりと建つペンシル・ビル。その二階に“美術館”はあります。のんびり寛げるラウンジは憩いの場として親しまれ、老館長が淹れるコーヒーを目当てに訪れるお客もちらほら。しかし、この度館長が引退することに……。後任としてきたのは、稀に見る美貌を持つ川原董子さん。そんな彼女に、常連の海老野くんは一目惚れしてしまいます。董子さんを振り向かせたい一心で、彼女の妹あかねさんの助けを借りつつ、来館者が持ちこむ謎を解決していく海老野くん。果たして、彼の恋の行方は? 恋する青年が美術館専属の探偵となって奮闘する、ほんわか連作ミステリ。解説=大矢博子
感想・レビュー・書評
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会社のそばのビルにある小さな美術館、新しい館長の美女に一目惚れした常連の男が彼女の気を引こうと持ち込まれる謎を解いていく。ブクログでの評価はあまり芳しくないみたいだけれど、軽く読めるので私は楽しめた。ミステリーとしてというより謎解き程度に読むといいのかも。
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飽きる。ミステリーも稚拙。青春活劇としても弱い。恋愛小説としても不十分。でも最後まで読んじゃう。不思議な雰囲気がある。
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会社近くにある小さな私的美術館が憩いスペースなんて良いじゃないか
美人で非の打ち所のない姉と似ても似つかない妹、姉に一目惚れの主人公、これまた非の打ち所のない恋敵
周辺の人が怪しくて出会う人出会う人が犯罪者なのはちょっと、、、そして恋する青年が探偵となって活躍と言う割にはあまりそこは深く描かれておらず、、、
設定や題材は面白いのにちょっと残念 -
タイトルに魅かれて読んでみたけれど、何だか、残念な感じの推理ものという印象を受けました。
新しい美術館の美人館長に一目ぼれしたサラリーマンが、彼女の気を引くべく、美術館に持ち込まれた様々な謎を解いていく、という話ですが、事件解決への推理が手が込んでいないというか、①事件が起きた。②こんな不思議なあやしい行動を発見。③実はこういうことだった。みたいな、あれ?これで推理もの解決??と思うような消化不良な感じでした。
うーん、何だか残念。 -
漫画美術館常連の海老野と館長姉妹と謎達。海老野と元引き籠もりの美人な姉とひっつめ髪で肥満で黒ずくめの人気同人漫画家な妹の関係が明るく特に妹の外見を腐しながら第一印象でひどく損をしていると言い切る海老野に掴まれる。我が身で考えると刺さるけれど今後妹がもっと奮起したら格好良いなあ。ラストシーンが可愛い。
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Amazonで見かけて何となく買ったけど。
意外に濃い。面白かった。
海老のんとあかねが本当に、いい。
これは続編出るのかな。
もう少しふたりを見守りたいような。
作者は私と同世代。
ストーリーとは関係ないけど
「常春のマリネラ」なんて言葉が
さらりと出てきた時に、おそらくは
そうだろうと思っていた(笑)
次が出れば…それに気づけば読むかも。
そのくらいの読後感です。 -
美術館の仲間達が作り出す雰囲気が良いので、そういう環境がある事が羨ましい。
謎解きは簡易な物ですが、個々のキャラの良さもあって、読みやすく楽しいです。