ゴーストフォビア (創元推理文庫)

著者 :
  • 東京創元社
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本棚登録 : 102
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (311ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488448127

作品紹介・あらすじ

いつもの憂鬱な朝、急に「サイキック探偵になる」と言いだした姉・芙二子に振り回される三紅。行方不明の女性の調査をすることになった二人は、事故物件を扱う不動産屋の神凪怜と出会う。三紅の心酔する霊能力者に似たクールな印象の男性だが、どこか胡散臭い。しかし、偶然に三紅が神凪に触れた瞬間、聞こえないはずの右耳から、不思議な声が聞こえてくる。その一方、神凪も見えないはずのモノが見えているらしい――。デビュー作『強欲な羊』で度肝を抜いた新鋭が、様々な恐怖症をテーマにした四つの不可思議な事件で、貴方の心を抉ります。

感想・レビュー・書評

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  • 様々なフォビア(恐怖症)を取り扱った短編連作4編。三紅、芙二子、神凪のトリオが挑む難事件の数々...。最終編で見事に収束し、単純に面白かった。私は軽度のアクロフォビアとベロネフォビアです! あとがきで衝撃を受ける。私は無類の海老好きです!

  • ラノベはあまり得意じゃないのですが、これはなかなか面白かったです。
    美輪さんの作品は初めて読みましたが、気になるので、『強欲な羊』と『暗黒の羊』も購入しました。

  • 接触恐怖症の主人公がメインキャラの一人に触れると霊の声が聞こえるようになる(メインキャラのほうは姿が見えるようになる)、という設定は良かった。
    でも、心霊風味のミステリが好きなのでタイトルと粗筋買いしたんだけどとにかく文章が下手すぎて読み進めるのが苦痛だった。キャラクターにも全く魅力がない、というか不快。まだストーリーが面白ければ読めたんだけど、どこかで見たことのあるようなものの継ぎ合わせという感じ。久々に買って読んだことを後悔した本になった。創元推理文庫なので信じてたんだけど。

  • 『恐怖症』をテーマにした連作短編集。
    前作『強欲な羊』とはガラッと変わって、コメディタッチの比較的明るめの作風。雰囲気としては前作の方が好みだが、新しい一面を見られたのは良かった。続編が書かれるなら読んでみたい。

  • 雰囲気と設定はまあまあ。キャラの動きがいまいち好きになれず。探偵ペアは見える/きこえるだけで推理もほぼなしの行き当たりばったり。被害者の悪意がわかりやすすぎて伏線になってないのもどうなの?

  • 終始次女にイライラ。

    設定自体にはすごく興味をそそられたが、
    読み進めるとなんか違う感があり、自分には合わなかったかな・・・。

  • 肩のこらないホラー
    等々力三姉妹がいいよね!
    続編ってあるの?

  • ホラーでありミステリ。
    連作短編集。
    事故物件の話しなので怖かった。

    フォビアは恐怖症という意味。

    最後の話で、すべての伏線を回収してくれました

  • ホラー。ミステリ。
    ややコミカルな幽霊もの。
    ○○フォビアはよく登場するものの、それほどストーリーに活かされてはないかな…。
    それでも普通に面白い。
    「空飛ぶブラッディマリー」が一番好き。

  • フォビア=恐怖症をテーマにした連作短編集で、自称サイキック探偵と互いに触れ合うと霊が見える男+声だけが聞こえる女という3人を探偵役として変則のミステリ。テーマは面白いのだが、幽霊が見えるという設定が強すぎて、トリック自体の印象が薄まっているのが難点。フォビアについても一話目はうまく使っていると思うけど、以降の話では苦手レベルのものを恐怖症にしていたりとやや無理矢理な感が否めない。また、物語を引っ掻き回す芙二子のキャラがどうにも馴染めず、ライトにしたいのかヘヴィにしたいのか、アンバランスな気がした。フォビアだけで攻めるか、幽霊話だけで攻めるかに分けたほうが良かったような。

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