秋期限定栗きんとん事件 下 (創元推理文庫 M よ 1-6)

著者 :
  • 東京創元社
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  • Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488451066

感想・レビュー・書評

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  • 小鳩くんと小佐内さんは最高のタッグであり、離れ離れになることはなくて安心した

  • 面白かったです。
    最終的には小鳩と小佐内の連携でまた事件が解決されるのだろうと思ってはいましたが、想像を超える形で解決に向かっていたのが良かったです。

  • やっぱりこの二人はお互いしかない。
    シリーズで一番好きな事件です。
    でも瓜野くん…やっぱり小佐内先輩はお前にとって手がつけられない人。

  • 瓜野ざまぁです

  • 秋期限定栗きんとん事件 上

    著者:米澤穂信
    発行:2009年2月27日
    創元推理文庫


    秋期限定栗きんとん事件 下

    著者:米澤穂信
    発行:2009年3月13日
    創元推理文庫

    *書き下ろし作品


    ブックオフのサイトを見ていて、タイトルが面白いので買ったが、ちっとも読まずに危うく「秋期限定」を逃すところだった(いや、もう立冬は過ぎてしまっているか)。僕はエンタメ、ましてやミステリーはほとんど読まないので、恥ずかしながら著者を知らなかったが、読み始めて気づいた、今年2022年に「黒牢城」で(2021年下期の)直木賞を取った人だった(もう一人の受賞者は今村翔吾)。岐阜県出身だそうで、「栗きんとん」といえばなんと言っても岐阜だし、近所で見つけた岐阜県のメーカーが作った鬼まんじゅう様のお菓子を食べながら読んだ。

    「小市民シリーズ」三部作の三作目とのこと。小佐内ゆきと小鳩常悟朗という、付き合っている高校生が、小市民的に生きると誓い合って別れたりまた引っ付いたりして、ミステリーを解決していくシリーズのようだ。今回は別れた状態でスタートし、新聞部を舞台にしたミステリー話に関わっていく。ただし、この2人は新聞部ではない。


    高校がある都市で連続放火事件が起きる。月に1度、ボヤ程度だが起きている。新聞部の1年生である瓜野高彦が詳細を調べるうち共通点を見つけ、来月起きる放火事件の場所を高校の新聞コラムで予想、的中させていく。2年になり部長となった彼は、なんとか新聞部で犯人をつかまえようとする。そこに、小佐内ゆきが絡む。小説の始まりのところで、2人はつきあい始める展開。しかし、瓜野は小佐内が放火犯ではないかと疑い、やがて確信する。そして、最後、火災現場で彼女と対峙し、お前だろうと指摘するが、違うと言われて恥をかく。

    小佐内ゆきは、瓜野に復讐をしたかったと、最後、秋期限定くりきんとんをカフェで食べながら、関係が復活した小鳩に言う。

    真犯人は、瓜野の一番の親友で、彼の推理とは一番遠いところにあった友達だった。このあたりはミステリーの王道だった。

    なお、タイトルからして、また高校生の話だし、ライトノベルズかと思って読んでいたが、解説によるとこの人はラノベでは決してない、バリバリミステリー作家のようだ。

  • 【再読】独自に入手した情報を基に連続放火事件を追う瓜野の視点と、かつての相棒が犯人ではないかと疑う小鳩の視点が入れ替わりながら物語が進みます。辿り着いた真実は一体…。それぞれのやり方で放火事件と向き合うことを通じ、一年かけてようやく小鳩くんと小佐内さんが落ち着くところに落ち着いた、というお話し。一年前とはちょっと違った互恵関係になることでしょう。詳細は忘れていたけど、瓜野くんからの突然のキスをレシートで防ぎ、その行為に激怒した小佐内さんが復讐を始める、というのは衝撃的で覚えていたな…。

  • 栗きんとん、出てきました。時間の流れが早く、シリーズとしても残り時間はあと少し?冬の巻もいずれ手を出します

  • 22/9/3〜9/6

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著者プロフィール

1978年岐阜県生まれ。2001年『氷菓』で「角川学園小説大賞ヤングミステリー&ホラー部門奨励賞」(ヤングミステリー&ホラー部門)を受賞し、デビュー。11年『折れた竜骨』で「日本推理作家協会賞」(長編及び連作短編集部門)、14年『満願』で「山本周五郎賞」を受賞。21年『黒牢城』で「山田風太郎賞」、22年に「直木賞」を受賞する。23年『可燃物』で、「ミステリが読みたい!」「週刊文春ミステリーベスト10」「このミステリーがすごい!」でそれぞれ国内部門1位を獲得し、ミステリーランキング三冠を達成する。

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