名探偵・森江春策 (創元推理文庫)

著者 :
  • 東京創元社
3.31
  • (1)
  • (5)
  • (9)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 87
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (413ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488456078

作品紹介・あらすじ

レトロな探偵小説に熱中する小学生・森江春策は、ある日黄昏の車窓から見つけた《電氣世界館》の看板に惹かれ、謎の館と老紳士を巡る大冒険を体験した。その後も“存在しない13号室”の謎に挑み、大学の級友の依頼で下宿館の密室殺人の真相を見抜き、新聞記事の取材で訪れた廃ホテルの生首の謎を解く――ある名探偵が遭遇してきた数々の不可能犯罪を年代順に収めた、多彩なシチュエーションとトリックの限りを尽くすマニア必読の一冊! ※『少年は探偵を夢見る』改題・文庫化。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 昔懐かしい江戸川乱歩の少年向けミステリを読んでいるかのような前半の短編。
    探偵となった森江春策が活躍する後半の短編。
    しかし、数々の事件を思い出話しとして語り合う仲間たちの時間に割り込むタイムマシンを開発したという男。
    お気に入りの話があるはずです。

  • 古きよき本格探偵小説の香りが漂う一冊。主人公の人生に沿って事件を丁寧に並べておいてからの、最後の仕掛けはなかなか好き。シリーズの他作品も読んでみたい。

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

一九五八年大阪市生まれ。同志社大学法学部卒業。
一九八六年、「異類五種」が第2回幻想文学新人賞に佳作入選。
一九九〇年、『殺人喜劇の13人』で第1回鮎川哲也賞受賞。
代表的探偵「森江春策」シリーズを中心に、その作風はSF、歴史、法廷もの、冒険、幻想、パスティーシュなど非常に多岐にわたる。主な作品に『十三番目の陪審員』、『グラン・ギニョール城』、『紅楼夢の殺人』、『綺想宮殺人事件』など多数。近著に『大鞠家殺人事件』(第75回日本推理作家協会賞・長編および連作短編集部門、ならびに第22回本格ミステリ大賞・小説部門受賞)。

「2022年 『森江春策の災難』 で使われていた紹介文から引用しています。」

芦辺拓の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×