- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488457051
作品紹介・あらすじ
小説でしか表現できない〈奇妙な味〉が横溢した、短いけど忘れがたい、不思議なお話を読んでみませんか?――子供じみた嫉妬から仕掛けられた「いじわるゲーム」の行方。夜更けの酒場で披露される「怖い話」の意外な結末。「鍵のかからない部屋」から出たくてたまらない“私”の物語――ほか、日常と非日常のあわいに見える19の情景を様々な筆致で描きだす。『青空の卵』や『和菓子のアン』の名手による、珠玉のショートストーリー集。
感想・レビュー・書評
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私にはあまり合わない小説でした。
最初から順番に読み進め、途中で気分が悪くなり、もうやめようと思いました。
でも「洗面台」が良かった、と言うレビューが多かったので、そこまでは読もうと。
確かに、この話はちょっと良かったです。
「リーフ」も、ホッと出来る温かな話でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
こっっっっっっっっっわいのが多かった。
特に怖かったのあれ、昔のやべーガキが更にヤベー大人になってるやつ。都市伝説のやつ。怖すぎてその怖さを誤魔化す為に「きょっっっっわ」って言いながら読んでた。きょっっっっっわ。
でも好き。振り幅すごいね作者。 -
「短劇」に続くショート集第2弾。
読むほどに歪み、ゾワッとさせるイヤミス系から、
さすが坂木司なほんわか系まで盛りだくさん。
最後の一文までどうなるかわからない!!
そのスリルが魅力的。
「勝負」「何が困るかって」「洗面台」がお気に入り。 -
なんともレビューに困る本だ。全体的にはほんのりブラックで、後読感のイヤな作品が多い気がする。それでも1つ1つは短いので、余韻もそこそこにさくさく読める。どちらかと言うと明るい作品が多い印象の作者なので、意外な一面を見せて頂いた感じがします。
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“奇妙な味”を楽しむために読んだけれど、ダークサイドの次元が違った。
平凡な日常に潜む「人の悪意」や「残酷さ」を引きずり出すショートショートが18篇。
この言い様のない恐ろしさは何だろう。
淡々と進むストーリーがひどく不気味でゾッとしてしまう。
よくこんな話思いつくなあ。 -
全体的に不愉快‥著者の本は『和菓子のアン』しか読んだ事がなく、それがやたらとハートウォーミングだったので、帯に書かれた「こわい」をみても、まあまあまあ(笑)みたいに思ってたのに。読んだらほんと不愉快。すごくいいです。
そんななかで、『洗面台』と『リーフ』はちょっとウルっとしました。 -
これは割とキモい。そして意味不明なのも多くて。それがむしろ恐怖を煽る面もあってますますキモい。
鍵のかからない部屋なんてホラー感が最高だし、都市伝説も胸糞悪いこと限りなし。いや勝手にこの人の作品に期待していた?感じからのギャップがもう突き落とされるようでまさにギャップ萌えではなかろうか。
表題作みたいになにか裏があるのかなぁと勘ぐりたくなるような意味不明さのものもあるけど、適当に読んで勝手に妄想するのがいとをかし、てな。 -
2023/12/16(土)~新幹線とディズニー待ち時間でP268のうち、半分ほど読めた。短編なので、気楽に読める。「そうやったんか!」と思うこと多く、ゾッとするのもある。
12/17読了。2018年NHKドラマ10の「女子的生活」の作者だった!志尊くんがめっちゃ綺麗やった! -
めためたシュールというか闇が深い短編&ショートショート集。
アンからこっち来るとびっくり仰天するかも。
最期の行まで気が抜けない。