夜の国のクーパー (創元推理文庫)

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著者 : 伊坂幸太郎
  • 東京創元社 (2015年3月19日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (461ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488464028

夜の国のクーパー (創元推理文庫)の感想・レビュー・書評

  • 半分をすぎても何も解決しておらず、どうなっちゃうんだろうと不安になるけど、後半怒涛の衝撃の事実発表で頭が混乱したまま伊坂ジョークみたいなバカヤローwwwwwwという展開。好き。

  • これ以前の伊坂さんの作品の中では、一番ファンタジーな内容。ファンタジーは慣れてないし、予備知識なしで読み始めたので、少し抵抗がありました。好き嫌いが分かれそうな作品ではありますが、後半は一気に読めました。

    猫が喋るというのはとにかく可愛い。
    猫と鼠の世界と、人間の世界の対比が、頭の悪い私でも分かりやすくて面白いです。2段階のどんでん返しと言うか、意表をついてくるあたりはさすが伊坂さん。

    架空の世界の感じが、村上春樹さんのハードボイルドワンダーランドに似た雰囲気だなと思いました。伊坂さんらしさはもちろんありますが、村上チルドレンと呼ばれるのが、初めてちょっと分かった気がします。

    トムとジェリーのオマージュがあるそうで、それ知ってたらもっと楽しめたかも。

  • 伊坂さんの本は久々。今回は若干ファンタジー要素もあり。語り手は猫のトム。そして、トムが流れ着いた先に出会う人間の「わたし」。トムが「わたし」に、彼の国と、その国と敵対する「鉄国」との争いとそのいきさつを話し、助けを求める。盛大な戦争を描いているのに、トムの語り口がひょうひょうとしていて、またそこが伊坂さんらしかった。
    ネズミと猫との交渉、「わたし」と、他の男と浮気をしてしまった妻との関係、そして謎の「クーパー」なる存在…など、さまざまな問題ごとがことあるごとに描かれているのだが、見事、最後に全て回収される。さらにちょっとしたどんでん返しもある。面白かった。

  • 読み始めてから流れに乗るまで時間がかかった(面白さはあるんだけど)。でも「あの人」が出て来てからの展開が、さすが伊坂さんだった。ファンタジーっぽい要素もあるので好き嫌い分かれると思う。

  • 伊坂さんぽくはないけど好きなお話でした。完全なファンタジー。猫が喋る設定から面白いなと思ったけど、全体的に考えさせられる話でした。聞こうと思わなければ相手の話は耳に入らない。

  • 猫と人間の世界の構造的な類似がやや露骨であるけれども伏線として機能している。
    オチも爽快。

  • -出張前の飛行機乗る直前に何か読むもの欲しいと成田の本屋さんで買った本。何か買いたいなーと思った時に小さいから単行本、ハズレないし読み易いからとりあえず伊坂幸太郎、ってなるのいい加減やめたいなw
    -ネコとネズミのやりとりが好き。その反面それが人間同士の強者弱者のアナロジーに使われる時に結構ゾッとしたりする。
    -前半は結構ダラダラしてるが後半の巻き返しがすごい。さすが。二段階のオチで爽快感は抜群。
    -取り乱した兵士の伏線が好きだった。最初かなり絶望的な描写なんだけど、後から思い出した時の救われ方が素敵。

  •  現代版の『ガリバー旅行記』という話。とりたてて驚くような出来事も展開も起こらないファンタジーだが、叙述トリックもふくめ、それなりに読めてしまうのは、この作者の筆力なのだろう。
     2012年に書き下ろしで発表された作品ということで、どこかしら「震災後」の雰囲気が漂っているような気がしてしまう。情報をコントロールして、国民に「外」のことを一切知らせずに、自分だけに都合のよい取引をして、その秩序を固守するためなら何だってする——。なんだか、〈3・11〉の時に決定的に露呈した、日本の統治機構とエスタブリッシュメントの寓話のようにも見えてしまった。

  • 伊坂幸太郎さんの作品としては、ファンタジー色が強かった。
    伊坂幸太郎さんの別の作品「オーデュポンの祈り」が好きな人は、きっとこの作品も好きになるのではないかなと思う。

  • ファンタジーだけど、物語の構成とか、現実を交えよく考えられている
    3.5に近い4

  • ファンタジーパートがひたすら陳腐で退屈。設定もベタなキャラクターも作家志望のアマチュアが考えたレベル。無駄をごっそり削ぎ落とした短編だったらインパクトあったと思う。

  • 読み応え充分。特に中盤から後半にかけ面白さが加速し、本を手放せなくなった。個人的には著者の作品中で上位の面白さ。

  • 奥さんに勧められて読みました。猫が主人公なので、シリアスな話でしたが少し和みました。伊坂さんの本は物語に隠されている謎を解くのが楽しいようですが、この本はあまり自分の好みに合わなかった気がします。

  • トム君が空を見上げて、「小さいな」とつぶやくシーン。ここが一番好き。

  • 読むのに時間がかかりました。クーパーを倒しに行く話、どういう変遷を経てああいう物語になったのだろうか?ホラなのに妙にクーパー描写がリアルだったから。

  • ファンタジーはそこまで好きではないが、この話は実現世界と結びついてる話なので理解しやすく読みやすかった。
    トム君もいいし他のキャラも特徴がありわかりやすかった。
    評価より個人的に良かったと思える作品である。

  • 今までの伊坂作品の中で、いちばん読み進むのが大変だった。後半になるにつれて、ようやく流れに乗れるようにはなってきたけれど。ファンタジー度が高くてなじみにくかったせいかも。
    後半の急展開には驚いたけれど・・・自分の見えているものだけに価値基準を置いてはいけないということなのかな?あるいは見ているようで見ていないものがあるとか。
    猫のトム君はとても賢く、かわいくて好き。

  • 話せる猫から奇想天外な話を聞く主人公。不思議な世界だなぁと思っていたけれど、ストーリーがラストに向かうほど、びっくり。人がこうだと思っていたことが、真実と程遠いこともあるというのが、迫力と共に描かれている。

  • 振り落とされないためにしがみつくようにして、必死に読み進めた読書経験を何度も思い出しました(※目くるめくような傑作である大江健三郎さんの「同世代ゲーム」を)。

    という、あとがきを読んで納得。

    めくりめくのが過ぎていて、
    伊坂ファンのわたしでも、途中までしんどかった。
    残り1/8くらいから、伊坂の本領発揮な「チャラチャラした正論」がちらほら出てきて、正直ホッとした。


    トムくんというしゃべる猫がナビゲーターの
    ぶっ飛んだホラ話。

    以下、心に残ったフレーズ。

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    ・人間が暴れる時には、恐怖が必要だ。

    ・「今までうまくいっていたこと」を変えるのが、死ぬほど怖いんだ。

    ・どっちの側にも立つな。一番大事なのは、どの意見も同じくらい疑うことだ。

    ・クーパーの兵士は透明となり、この国の人間を助ける。

  • ファンタジー好きな人には良いかも。ドキュメンタリーとか実話を元にした話を好むタイプには合わない。猫好きの方にはオススメでしょうか。

  • 物語の切り出しからして釣り込まれるものがある。

    題号になっている、“クーパー”とはいったい何なのか。

    その内容が明かされるにつれて、物語が抱えている、
    思わぬ秘密が暴露されることになってゆく。

    また現代から漂流したある男の秘密も、これまた驚き。

  • 妻に浮気された男が漂流した先で起こる不思議な物語。

    鉄の国、クーパーの戦士、国王の間の秘密。

    猫、ネズミの関係を通して人の心理を考えさせられる物語だった。

  • うーん。。。猫は可愛かったですし、オチは驚きましたが、好みではないです

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