雪の断章 (創元推理文庫) (創元推理文庫 M さ 4-4)
- 東京創元社 (2008年12月21日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (429ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488467043
感想・レビュー・書評
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私は好きではない。本のことでは無く、飛鳥のこと。どうして、考えてばかりで素直に行動を起こさないのか?なぜ、自分の中で終わらせようとするのか?理解できない。
同じような感じで「氷点」もそう。 -
昔の作品ということで、台詞回しや描写が、たしかに古風。くどくどと何回も同じことを書いてあると思えば、唐突に話を進めたり…と、読者としては受け止めるのに、なかなか難しいものがありました。挫折しそうになりましたが、最後、どういう終わり方になるのかが気になって、それだけのために読み終えました。
文書の書き方なのか、主人公の強情さ?クセの強さ?私には合わないな…と思ってしまいました。 -
生い立ち故か、考え方に偏りがある主人公が
境遇から抜け出す出会いを得る。
生活環境は境遇から抜け出せても根底にある孤独はつきまとう、手を差し伸ばす周りがいることの強運にも関わらず偏りゆえの足枷は消えない。
結末が知りたくて、読み進みました。 -
携帯小説みたいなストーリー展開だったけれど
、主人公の心情描写がとっても綺麗でこの本が読み続けられる理由がわかった。
でも、飛鳥は好きになれない。自分の周りの幸せを自ら摘み取ってしまっていることを正当化している所が共感できなかった。でも、それが飛鳥で、飛鳥がこれから成長して、変わっていく所なのかなって思った。
最後に、史郎を雪だと言ったとき、この話の裏にいる、本当の主人公がわかった気がした。 -
少女マンガのような世界観だった
書かれた時代では、こういうのがおしゃれだったのかな?と
時代の違いを感じた
読んだことを忘れそうなので
星2つ -
孤児、飛鳥の辛い境遇、祐也との奇跡的な再会。そして同居。守ってくれる人のいる安心感。しかし、毒殺事件によって揺らぐ飛鳥の心。
ミステリーであり、恋愛小説でもあり、飛鳥が成長するなかでの心の葛藤が痛々しい。 -
徹夜する程、一気に読めなかった。
余り主人公に共感出来なかった。
推理小説と言うよりは、青春小説かなぁ。