少女には向かない職業 (創元推理文庫)

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著者 : 桜庭一樹
  • 東京創元社 (2007年12月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488472016

少女には向かない職業 (創元推理文庫)の感想・レビュー・書評

  • アルコール中毒の義父と,母親との三人暮らしの葵は,クラスでも目立たない,ステレオタイプの図書委員といった風貌のクラスメイトとともに,偶然にも義父を殺してしまう.
    クラスメイトに新たな殺人を持ち掛けられ,苦悩する中学2年生の少女の話.

  • 1日で読めた。つい最近、中学生に「今の中学生におすすめしたい本はあるか」と聞かれて、難しい質問だなと思ったが、これなんかいいのではないか。そう考えると、青年のための読書クラブもいい。

  • あたしはもうだめ。ぜんぜんだめ。少女の魂は殺人に向かない。読みはじめは静香はただのゴスロリ少女だと思ったけれど、後半すごくすごくキャラクタがよい、「用意するものは冷凍マグロと噂好きのおばさんです、と静香は言った」第三章のタイトルなんてユーモアが溢れてる!桜庭一樹は、一番乙一ににている作家なのでは?ほかの作品も読みたい。

  • この衝動は共鳴することでより強くなっていく。
    助けてと手を伸ばしても、繋がるのは自分と同じ考えを持っている人ばかり。
    それが救いになる瞬間もあれば、それが地獄へと繋がる瞬間もある。
    それでも耐えきれずに手を伸ばし、希望を求めてしまう。
    珍しく少女が少女のままでいる印象を受けた。

  • 少女犯罪モノ。読み終わったあとの解説で知ったのだが、GOTHICで盛り込めなかった話をひとつの小説の形にしたらしい。

    なるほどどことなくライトノベル風なところもありサラッと読める。夢中になって1日で読み終えた。

  • 中学生の女の子が、義父を見殺しにし、友達の口車に乗って、友達の従兄弟も殺そうとしてしまう話。
    子供っぽさと、大人っぽい行動力とが混じり合って、本人も混乱し悩みつつ、流されたりそうでなかったり。

  • 『原始人は悲しいときにじっとしてる。あたし、あのくだりを読んで、あぁ、自分のことだって思った。あたしはずっとじっとしてたの。

    洞窟の外は危険だから。大切な仲間を殺した、大きな熊がいるから。自分を守るために気配を殺して、あらゆる欲を排除して、ただ目立たないように生きる。それってまるで自分のことだった。』

    プロットの細やかさはさておき、かなり面白かった。『私の男』同様、ドロドロした表現力は健在。

  • 20151010
    青の炎女子中学生版
    静香も普通の中学生だと最後に分かって、愛情がわいた。
    ハラハラして一気に読めた。
    最後、ある意味ハッピーエンド。助けを求めることができ、(遅いけど)よかった。

  • 最初の罪を犯した後日、静香が葵を探して廃灯台の周りをキョロキョロするシーン。
    何だかんだ言って、静香も幼い少女なんだと気付く。
    最終的には吹っ切れた葵の方が凄かった。
    なかなか面白い作品です。

  • あなたが「少女」と言われて思い浮かべるのは、どんな言葉ですか。まだ真っ新で、処女的聖女に課せられた大人の事情は、少女には似つかわしくないものでした。道を踏み外した者が見る世界は、同じ世界でも一般人には見えない世界。

  • 探偵は女には向かない。
    殺人者は少女には向かない。
    少女は家に巣食う怪物を殺すために武器を取る。
    泣きながら、震えながら殺す。
    苦しい日々の出口を探して大人との縁を断ち切るために。
    でも罪にだって出口はないのに。

  • 初桜庭一樹。うーん、ちょっと合わないかな。たまたまこの本が合わないだけかも知れないけど。もう20年ぐらい前に読んでいたらそれなりにハマれていたのかも。

  • 桜庭さんの作品はGOSICKシリーズみたいに思いっきりファンタジーな方が好み。十代の頃 に読んだらハマっただろうな。

  • 少し変わった青春小説。
    作中で登場する『わらの女』とか、タイトルから連想される『女には向かない職業』とか、海外ミステリー読みたい。

  • やはり、気温を感じさせる風景の描写がとてもお上手だ。
    たびたび出てくるふたりの待ち合わせ場所をとても愛おしく感じた。

    でもどうしても、「かわいそうな少女」の濫費はいやな感じがする。

  • 世代が違うはずなのに、桜庭先生の作品は地方の中高生が感じる都会に対する憧れとか退屈さとかがこれでもかっていうくらいに込められていて、毎作品心がざわつきます。

  • なかなかおもしろかった!
    「頑張れッ!」って何回か心の中で叫んだよ。

  • みなさんおっしゃってますけど、女子中学生版「青の炎」ですね。

    この話の中で私が一番「死んだ方が良いのでは?」と思ったのは、主人公・葵の母親です。
    話の噛みあわなさや、親として人として弱く人に迷惑を掛けているのに権利だけ主張してくる所がイライラしました。
    でもこの主人公は母親のことは好きなんだよね。そこが一番心に痛かった。

  • 途中ドキドキぞくぞくしたりした
    けど 色々すごい事が起きてるんだけど
    淡々としてるような。
    嘘っぽい感じ。
    まあ 少女には向かないよなー
    桜庭一樹さん 2冊目ですが
    私の男の方が好き

  • ちょっと現実離れしてるけど中盤は面白かった。

  • わ。ほんとに殺しちゃった。

  • 女子中学生2人が人殺しの一線を越えるまで。中学生特有の閉塞感が伝わってきて、どんどん読み進められた。
    でも最後は尻すぼみ的な感じ。静香の最後の普通さがつまんない…。

  • 主人公が普通の、等身大の女の子なのが、もう何というか、すごい。少女というのは、魔力がありますよね。残酷でありながら傷つきやすく、夢見がちでありながら強か。誰にでも勧められる作品ではないけれど、傑作でした。

  • 中学二年生の一年間で、あたし、大西葵十三歳は、人をふたり殺した。
    武器はひとつめのときは悪意で、もうひとつめのときはバトルアックスだった。

    心をつかむ文章で始まったこの本。
    まだ大人になりきれない、心が不安定な時期。
    彼女をそこに向かわせたのは、クラスでは目立たないひとりの少女だった。
    何もかもが不確かな思春期の少女を描いて秀逸。

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