少女には向かない職業 (創元推理文庫) (創元推理文庫 M さ 5-1)
- 東京創元社 (2007年12月23日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488472016
感想・レビュー・書評
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2019/6/3読了。
二人の少女が、ふたつの殺人をするお話。とっても桜庭一樹っぽい作品。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
一人もいいものだな、とあたしは思った。周りに気を使うのは疲れる。これは夏休みの正しい使い方というやつかもしれない。こうやって魂の休息をとって、それで夏休みが終わったら、また二学期からがんばろう。友達づきあいとか、いろんなことを。 (P66)
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はじめの殺人までは引き込まれたんだけど、そのあとは尻すぼみだった…
すごい行動力があるのに、やっぱり思考がJCで、JCが衝動で人が死ぬように仕向けてしまうところはすごく面白かったんだけど、読者は静香をどう扱えば良かったんだろ…
静香、よくわからんし感情移入もできないし、最後も結局口ほど強くなかったし
良くも悪くも、リアルJCなんすかね???? -
アルコール中毒の義父と,母親との三人暮らしの葵は,クラスでも目立たない,ステレオタイプの図書委員といった風貌のクラスメイトとともに,偶然にも義父を殺してしまう.
クラスメイトに新たな殺人を持ち掛けられ,苦悩する中学2年生の少女の話. -
1日で読めた。つい最近、中学生に「今の中学生におすすめしたい本はあるか」と聞かれて、難しい質問だなと思ったが、これなんかいいのではないか。そう考えると、青年のための読書クラブもいい。
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読みやすかった。でも、その読みやすさとは別に、内容は家族や友達の複雑さがリアルで重かった気がした。そして、この本は子供と大人とで、きっと読んだ後の感じ方が違うと思う。