さよならの次にくる <卒業式編> (創元推理文庫) (創元推理文庫 M に 1-2)
- 東京創元社 (2009年6月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488473020
作品紹介・あらすじ
「東雅彦は嘘つきで女たらしです」愛心学園吹奏学部の部室に貼られた怪文書。部員たちが中傷の犯人は誰だと騒ぐ中、オーボエ首席奏者の渡会千尋が「私がやりました」と名乗り出た。初恋の人の無実を証明すべく、葉山君が懸命に犯人捜しに取り組む「中村コンプレックス」など、「卒業式編」は四編を収録。デビュー作『理由あって冬に出る』に続くコミカルな学園ミステリ、前編。
感想・レビュー・書評
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「市立高校シリーズ」学園ミステリ第2弾。今回は短編集。
基本的に葉山くんが主人公なんだけれど、伊神さんにだまされて思い込んで読んでいた物語もあった。
最後の話は、伊神さんらしい。途中で、本当に、伊神さんっていなかったのかもしれない、と思ってしまった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
シリーズ2冊目。4つの話が収録されている。
葉山くんの小学生の時の話、女子校の絡んだ話、庭園とお姉さんと猫の話、そして伊神さんの卒業の話。今回もこれといって驚く大きなトリックはないが、葉山くんと伊神さんのコンビもいい感じで謎解きの部分も楽しめた。ある一話は「え!まさかあの子がそんな事するなんて!」と一瞬失望するが、その後の展開に思わず失笑してしまった。まんまと騙された私。
葉山くんの必死さと、伊神さんの家庭での雰囲気が垣間見れる最終話が一番気に入りました。その最終話は謎が残る部分があり次回作に続いているようなので、次を読むのが楽しみだ。 -
前後編の前編、なのだけれど連作短編形式なのに視点人物が……だし、探偵役の伊神さんもさっさと卒業してしまうし、いったいどうなるの?というもやもやの中で、後編へ。
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前作が望外に良かったのでホクホクと読んだ続編。しかし実はこれは言ったら中編にあたっており、この最後では非常に宙ぶらりんな状態なのであった。急いで後編に進むべし。
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いい加減半端になってるシリーズものを読破してしまおうと思い立った第1弾。 葉山&伊神シリーズ第2弾。 だと思ってたんだけど、この巻で伊神さん卒業しちゃったよ。 伊神さんが好きで読んでるようなもんなのに、早くも心折れそうになる。 残り全部借りてきてるから読むけど。 内容は可もなく不可もなくな印象。 猫の話は何かの伏線なのかな。
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後編にまとめ。
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市立高校シリーズ第2弾の学園ミステリ。高校生たちの甘酸っぱい青春とミステリがいい感じに融合された作品で、ほんわかしつつも謎はしっかり謎。葉山くんが可愛くて好き。