配達あかずきん―成風堂書店事件メモ (創元推理文庫)

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著者 : 大崎梢
  • 東京創元社 (2009年3月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488487010

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配達あかずきん―成風堂書店事件メモ (創元推理文庫)の感想・レビュー・書評

  • 本屋を舞台にした推理小説は、私にとって初めて。内容もさることながら、本屋に興味を持った。面白い。

  • 1人で本に向かっていても実はその先に道が広がっていて、本が人と人を繋いだりもする、そのワクワクを感じさせてくれる。
    書店員経験を元にして書かれているので、お客さんの立場では見えてこなかった部分が書かれていて面白かった。
    本屋の仕事も忙しそうだ。

  • 書店員の連作短編集。
    どれも軽いミステリーで楽しく読めた。
    続編も読んでみたい。

  • 本屋さんに行きたくなるね(^^)

  • 日常の謎系の本を探して、なんとなく手に取った本。謎の魅力だろうか、キャラクターの魅力だろうか。ちょっと好みと合わないかもしれないなぁと。ただ他の人のコメントを読むと、「1作目だしもう少し様子見を」というのもあり、タイミングがあえば次作を読んでみようと思う。

  • おもしろかった!!
    書店という狭い舞台の中で起る様々な事件?!
    それに取り組む彼女達が一生懸命で、接客業で時間も長く大変なお仕事やけど、彼女達みたいに仕事が出来たら、やりがいも持てて楽しいやろなーって思いました!

  • 【積読から】初作家さん。元書店員さんなんですね。書店員だったからこそ書けるお話なのでしょう。面白かった!成風堂書店シリーズ、他の作品も読みたいです。

  • こう見えて(どう見えて?)も、書店で働いた経験あり。大学時代某大型書店の総務課で、バイトやけど。しかも見たとおり(どう見えて?)の活字中毒者。だから書店ミステリーと聞くと興味をもたないわけがない。

    なのに、ここまで読まずにいた成風堂書店シリーズ。ついに手を出してしまったが…。なかなかエエではないか。マニアや書痴の類ではない、普通の書店員女性を主人公かつワトソン役とし、同じく本や書店の知識は普通だけど、ちょっと勘の鋭いバイトの女の子をホームズ役とする、ミステリーでは王道のパターン。王道故に安心してミステリーに嵌まっていける。

    日常ミステリーとしては少々荒っぽい事件も扱っているし、第一短編集なんで、登場人物たちのキャラ書き込みが足りておらず、感情移入がややしづらいという難点はあるものの、シリーズをおっかけてみたい魅力は十分あった。

    お手軽に読めて、お手軽に「なるほど、そういうことな!」って思える日常ミステリーは、移動時間や就寝前起床直後の読書に最適。このシリーズもそこの需要を十分に満たしてくれそうである。

  • 最近あまり本屋に行かない。まぁちょっと待ち時間にぶらりと入ることはあったかもしれないけど、5分程度だったりして、なんか本屋に行こうかな、ってのが全然ない。昔は本を読む量は全然少なかったけど本屋に行ったのに、今は本を読む量が増えて、本屋に行かなくなった。不思議なものだ。
    でもって本屋の話なのである。最近?本屋さんの店員さんの話が多いような気がするけど、考えてみれば餅は餅屋的な、本は本屋なわけで、本を読む人なら本屋の話はけっこう楽しめるわけだよねぇ、きっと。じゃあ次はきっと図書館の司書さんあたりの話になって、最後はブックオフの店員さんの話になって、けっこう本とは関係ない話になったりして。

  •  駅ビルにある書店・成風堂に勤める杏子さんと多絵さん。
     お客さんなどから持ち掛けられた本にまつわる謎を解いていくミステリ。

    ------------------------------------------------------------------

     書店の様子や事情が細かく書かれているので、本屋さん好きはそれだけで楽しいかも。
     ただ、暗号系は結構複雑だったな…。私の頭が固いだけか。

     おもしろかったけど、第1話での登場人物の紹介(?) 登場シーンでの地の文での描写が少なすぎて、最初、何かよく分かんなかった。
     その人の立場とか職種とか。

     あと、表紙を捲った最初にあるあらすじに、「しっかり者の杏子と」てあるんだけど、杏子さんがしっかり者と思われる描写がまったくない。
     何がどうしっかりしてるの?
     第1話の謎の探求書リストについて、多絵さんが、暗号ではないと言ったのに対し、「えー、暗号がいいよ、暗号が」とか意味不明なことを言う人の、何がしっかりしてるの?
     3つ年下の多絵さんのほうが、ずっとしっかりしてると思うだけど…。
     でも、そんな多絵さんについては、「勘の鋭いアルバイト」て…。
     こんなすごい推理力を持ってるにもかかわらず、勘が鋭いで片付けられてるし。

     本編はすごくおもしろいのに、読むと最初のあらすじに突っ込みたくなる。
     裏表紙にあらすじあるのに、何でわざわざこの位置にあらすじ載せたんだろう。
     しかもその「しっかり者」と「勘が鋭い」は、裏表紙には書いてないんですよ。わざわざ付け加えてる…!

     ていうか、全体的に全員キャラが薄い。

  • ≪『書店の謎は書店員が解かなきゃ.』≫

    自分も書店でバイトしていたから,「あぁこの感じなつかしいなぁ」と感じた.
    もちろん謎なんて起こることなんてほとんどなかったけれど,それでも,あの空間には何かが起こるような気がしてた。
    仕事として張り詰めながらも,本という虚実入り混じるものに囲まれた、おおらかさを感じていたのは間違いない.
    この本を読んでいるときも,そんな空気を感じた.

  • 読み始め…12.3.6
    読み終わり…12.3.21

    駅ビル六階にある書店清風堂。そこで巻き起る日常の謎を集めたミステリ連作短編集です。

    著者の大崎梢さんは元々書定員さんだったんですね。書店の内部事情にもとても詳しく触れられています。本好きとしてはこの清風堂という書店の中にすっかり入り込んでしまって、店内をうろうろと彷徨いながら数々のミステリに遭遇してしまったような。そんな気分にさせられました。

  • 元は書店員だったという女性・大崎梢氏のデビュー作である書店ミステリーの短編集。
    この前借りたアンソロジーで知った作家さん。

    テーマは本にまつわる「日常の謎」。主人公であり語り手である書店員の杏子と、バイトであり女子大生でもある名探偵・多絵が様々な謎に挑む。
    シリーズ4作品を読破。

    作者は元書店員だけあって、設定がとても細やかでリアル。私自身も読書大好きで、(まあ図書館派なんですが)また「POP」や、「販促物」…など、今の仕事ともリンクするワードも出てきて、読みながら自然に物語に入っていけた。
    4作は、短編、長編、短編、長編と交互に描かれているが、自分としては短編集の方が好きかな。登場人物も少ない分、集中して読めるからね。この物語は短編の方が向いている気がするな。殺人ミステリーでなく、ちょっとした謎がテーマだからね、軽い感覚で読める方がテイストとして合ってると思う。

    4作目は、設定を少し変え、杏子と、出版社の営業マン・井辻くんという新キャラの視点が交互となり、物語が進行していく。いじられキャラの井辻くん、憎めないな。
    彼が主役となるシリーズもあるとのことで、早速借りることに。
    このシリーズ、ささりました。
    著者も書店員を辞めてほんの今から10年前にデビューしている。(年齢は不詳)こういうデビューの仕方もあるのね。興味深々。
    良本と、新たに好きな作家さんに出会えてうれしい。

  • 大崎梢さんとの出会いは【平台がおまちかね】でした。
    それまで、本屋さんを舞台にした本があるなんて知らなくて…
    そして、本屋さんの大変さをちょこっと垣間見て…
    興味深く思っていました。

    先日、大崎さんセレクトの【本屋さんのアンソロジー】で久々に大崎さんの作品を読みました。
    そして、古本屋さんで探してみると、この【配達あかずきん】を発見!
    これは大崎さんのデビュー作なんですね!

    駅近くのビル内にある書店『成風堂』。
    書店員の木下杏子と大学生アルバイトの西巻多絵。
    二人が書店を舞台に繰り広げられるミステリーを解決していく。
    5編の連作短編集。

    自身が本屋さんで働いていた経験のある大崎さんならではの視点がとても面白い!
    成風堂シリーズ、読まなくちゃ!!

  • 本屋さんを舞台とした「日常の謎」系ミステリ。まず,主人公の杏子と探偵役の多絵のキャラがその立ち位置も含め,きっちりかき分けられており,しかも,かなり魅力的な存在に描かれている。「パンダはささやく」以外は,ミステリは弱いが,いずれも読後感がいいさわやかな話がそろっており,通勤のおともや寝る前の読書に最適。誰にでも勧められる良作。ミステリとして弱いところが好みではないので,★3かな。

    個別の作品の所感は以下のとおり

    ○パンダはささやく
    購入してほしい本を暗号で伝えたおじいさんの話。実は,おじいさんは資産家で,「姪」という触れ込みで押し入ってきた女に命を狙われており,暗号のカタチで危機を伝えていた。出版社が「パンダ」からYondaのキャラクターを使っていた新潮社。「あのじゅうさにーち」は,新潮社の「あ」の13の21で赤川次郎の「透明な檻」,「いいよんさんわん」は「い」の43の1で井上夢人の「ダレカガナカニイル」,「ああさぶろうに」は,「あ」の36の2で綾辻行人の「殺人鬼」。「やににまる」は,「や」の2の20で,山本周五郎の「ひとごろし」。自分が監禁され,命を狙われているというメッセージだった。暗号のトリックこそ,マニアックすぎるきらいはあるが,暗号で使われた本のチョイス,意外な真相など,デキは傑作といっていいと思う。

    ○標野にて 君が袖振る
    「あさきゆめみし」という漫画の存在を知り,失踪した沢松という女性の行方を捜す話。真相は,交通事故で死んだ沢松の息子が,高校生だった頃に教師と付き合っており,その子供がいたので,ストーカーみたいになっていたというもの。この話は,ややリアリティに欠けると思うが,意外な展開ではある。

    ○配達あかずきん
    かなりドジな存在である吉川博美というアルバイトの女性が登場。美容院に配達した雑誌から,美容院のお客の盗撮写真が挟まっており,美容院と客のトラブルが発生したという話。真相は,吉川が配達していたほかの床屋で前にバイトしたいた男が犯人。トラブルになった美容院の客の子どもが犯人だった。吉川博美のキャラクターが微笑ましく,読後感はなかなかよいが,ミステリとしては平凡なデキ。

    ○六冊目のメッセージ
    入院している人に勧めた本がいずれも適切だった書店員を探す話。書店員が進めた本は,「宙の旅」,「散策ひと里の花」,「ダヤンのスケッチ教室」,「民子」,「夏への扉」。これらの本を勧めることができるような読書家の男性店員はいない。いったい誰が?という謎。真相は,書店の版元の社員だった。本を勧められた女性と,店員の間に恋愛感情が発生しているような雰囲気を残して終わる。読後感はいいが,ミステリとしては平凡。謎というほどのものではない。

    ○ディスプレイ・リプレイ
    杏子の勤める本屋が,人気漫画「トロピカル」のディスプレイ・コンテストに参加する話。バイトの角倉夕紀とその大学の友達が見事なディスプレイをするが,閉店後,誰かが店に忍び込み,黒いスプレーでディスプレイを台無しにしたという話。犯人はだれか?真相は,トロピカルの盗作騒ぎに乗じて悪質ないたずらがされたと思い,ディスプレイを手伝っていた夕紀の友達である紗弥加が犯人だったというもの。これもミステリとしては弱いが,読後感は悪くない。

  •  成風堂書店で起こる様々な日常ミステリ。切なかったりときめいたりするようなラブストーリーもあれば、犯罪になりかねないような本格的ミステリ話もあり、一冊の中でのジャンルの幅が広いのでとっても楽しかった。また、書店アルバイトをしている私には本屋さんのお客様あるあるに共感することもあり、そちらの意味でも楽しめた。やっぱり本が絡むお話は大好き。

  • 図書館から。
    本にまつわるミステリーシリーズ第1弾です。
    書店や書店員のあれこれがよくわかる1冊でした。
    読んでいて自分も書店員になった気分になります。
    どの章もオチまでドキドキしました。
    続きものなので次のも楽しみです。

  • 大崎さんのデビュー作を含む短編集。「日常の謎」と聞いていたけど遺産目当ての殺人計画や名誉棄損・ストーカー未遂など、結構事件は派手と言うか、深刻な感じ。
    「標野にて、君が袖振る」は「きみが見つける物語 十代のための新名作 不思議な話編 /角川文庫」にて既読。

    ・パンダは囁く
    本屋にまつわる謎を解いたら命を助ける結果になった。
    わけのわからないヒントから本を当てるという本屋の店員さんの本領発揮。

    ・標野にて、君が袖振る
    二股でおなじみ額田王。既読。

    ・配達あかずきん
    店員が駅で突き落とされたりしたのは、大事には至ってないけど、こういう一つ一つのエピソードになんらかの意味があるんだろうなーと思いながら読み進めると、最後に綺麗にオチる。
    犯人の姉弟が身勝手すぎると思った。こういう人が悪役だったのもさらにいい(すっきりする)。

    ・六冊目のメッセージ
    本を選んでくれた人に一目ぼれ。
    本を選んだのは常連のおじいさん(冒頭で入院すると言って去った人)かと思ったら違った。

    ・ディスプレイ・リプレイ
    折角苦労して作ったのに自らダメにしてしまう、その憤りの内容にちょっと共感しきれない部分はあったけど、憤りの果てに行動がエスカレートしてしまうのはあるだろうなーと思った。わたしもオタクなので入れ込んでいる作品がどうこうなったら、いたたまれないという気持ちはわかるし。
    ネットで顔も見えないまま誰かを叩くことがすこし批判的に書かれていたけど、何というか、こういうのってケースバイケースだなぁと個人的には思っています。

  • 大崎梢という人ははじめて
    本屋や本関連の小説が多いイメージ

    本屋さんミステリ
    そんな奇抜でもなく、ありそうなかんじ?
    面白かった

  • 期待していなかったけれども予想外に面白かった。しっかりお仕事小説しつつも、ミステリーとしての体裁がしっかりしていて、しかも事件もバリエーションが豊富で読み終わった後納得できる。
    強烈なキャラクターで引っ張るのではなくて、普通の女の子と普通の人より少し推理力がある女の子(それでもかなりの慧眼ですが)なので、萌え要素(少しだけある)や偶然の多さに辟易したりせず話の内容に集中できます。

    一番好きだった話は「六冊目のメッセージ」
    ある日書店に、入院時に母を通じて本を選んでもらい、とても励みになったとお礼を言いに女性が来店する。
    1冊ずつ5冊選んでもらい、どれもこれも素敵な本ばかりだったという。書名を聞いた杏子は唸った。「そんな幅広く素敵なチョイスを出来る書店員はこの店にいないのではないか・・・」案の定該当者0。女性は意気消沈して帰っていった。
    その本とは・・・

    その1、一見堅苦しそうな装丁で、中を開くと胸の透くような写真集。

    その2、ボタニカルアート&エッセイ

    その3、ダヤンのイラストハウツー本

    その4、浅田次郎「民子」

    その5、ロバートAハイライン「夏への扉」

    母に確認すると絶対にこの書店の方に選んでもらったという、果たしてこのセレクトをしたしゃれた書店員とは一体誰なのか・・・。

  • 読んでいる時はおもしろかったんだけど、続編を買おうという気にはなれないかな。
    図書館で借りようと思う。

  • 書店を舞台にした日常系ミステリ
    探偵役は大学生のアルバイト店員
    頭脳は明晰なのにものすごく不器用というバランスがよい

    謎は納得できるものもあったりなかったり

    おかあさん、いきなり行っちゃうとかマジぱねぇ

    書店員と言えど全ての本に詳しいわけではないし、書店にいる本に詳しい人は店員さん以外にもいるよね
    そんな人に出会えたら幸せだろうなぁ

    話題の人気作って色々と言われるよね
    でもまぁ、普通はあんな事にならないと思うけどね

    シリーズ化しているようなので、ちょっと期待

  • 成風堂書店シリーズ。図書館にて。

  • 本屋さんには、こんな仕事があるんだなぁと思いながら読んだ。謎解きは、軽め。

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配達あかずきん―成風堂書店事件メモ (創元推理文庫)の作品紹介

「いいよんさんわん」-近所に住む老人から託されたという謎の探求書リスト。コミック『あさきゆめみし』を購入後失踪した母を捜しに来た女性。配達したばかりの雑誌に挟まれていた盗撮写真…。駅ビルの六階にある書店・成風堂を舞台に、しっかり者の書店員・杏子と、勘の鋭いアルバイト・多絵が、さまざまな謎に取り組んでいく。本邦初の本格書店ミステリ、シリーズ第一弾。

配達あかずきん―成風堂書店事件メモ (創元推理文庫)はこんな本です

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