配達あかずきん―成風堂書店事件メモ (創元推理文庫) (創元推理文庫 M お 5-1 成風堂書店事件メモ)

著者 :
  • 東京創元社
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  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488487010

感想・レビュー・書評

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  • 書店が舞台というだけで、ちょっと気分が上がった。
    書店員の日常の仕事を覗けたのは興味深く、特にアバウトなヒントから本を特定していくのが、とてもおもしろかった。
    謎解きに関しては、少し性急に感じてしまい、もう少し丁寧でもよいかなと思った。
    多少納得いかない終わり方もあったが、楽しく読めた。
    気軽に負担なく読め、ストレスフリーでよかったと思う。

    2024/02/10 22:11

  • 日常ミステリー短編集なのだが、決してほのぼのではない。作品によってはサスペンス調でもあり、重すぎず軽すぎず。シリーズ他作も読んでみたい。

  • 最後に解説を読んで、この本のジャンルが「日常の謎」というものだと知りました

    こういう日常の謎を解決していく本好きです!
    この本の杏子と多絵のコンビも最高です!

    特に六冊目のメッセージがお気に入りです!

  • 本屋さんの中の「日常の謎」を店員の杏子とアルバイトの多絵ちゃんのコンビが解き明かしていくミステリー。

    ミステリーと言っても、禍々しいものはなくて、「謎の暗号が示している本は何か」「ある本を買って居場所がわからなくなった母を探せ」「病室に差し入れられた本は誰が選定したのか」などなど。
    ストレスなくほっこりと読める。

    どの話もストーリーがしっかりしていて、読み進めるのに何の抵抗もない。しかし、先が気になる展開になっていて、あっという間に読んでしまった。

    本屋さんの日常の仕事も描かれていて、お仕事小説として一面も持っている。本の陳列や平台、ディスプレイの準備などなど。本屋さんごとに雰囲気が違うのは店員さんの頑張りがあってこそなのだ。昨今の本屋存続の危機が叫ばれている現状が悲しく思える。本屋さん残って欲しい。

    シリーズものとして続巻が出てるらしいので読んでみたい。良書。

  • 書店員さんの日常に舞い込んでくる事件。
    ちゃんと働いている描写があり、お仕事を放ったらかしにせずに解決していくところが個人的に好きです。

    すっきりしたり、キュンとしたり、怖くなったり、温かい気持ちになったり…
    色々楽しめました。

  • いわゆる「日常の謎」ミステリー。5編からなる短編集。

    日常の謎=ほっこり系と思いがちな私には、1篇目の「パンダは囁く」でガツンと殴られた気分!(面白い!)そして続く2編目の「標野にて 君が袖振る」では、切なさに心を打たれた。親の気持ち、子の気持ち、人を想う気持ちがどれも共感できる。

    本屋さんの日常が垣間見えるところも興味深く、面白かった。

  • 主人公が勤める書店で起きる事件を主人公と、同じ書店で勤める大学生とが解決する短編集。

    kindle読み放題にあり、そこまで期待を込めずに読んだけれどほっこり面白かったなぁ…!
    小さな事件に温もりと人情あり!っていう感じ。

    手軽に読めるし、楽しい一冊。

  • 本屋で起きるミステリー。これは面白い。読書好き、本屋好きにはたまらない。シリーズ読破決定。

  • 悪くないんだけど、まぁ普通かな。死人の出ないミステリは好きなジャンルだが、やはり北村さんにはかなわないかな。


    主人公二人のキャラがもう少し立っていると楽しめたかもしれない。

  • 年配者がコミックを買ったっていいじゃない。
    その時の気分で買いたい本を買わせてよ。
    店員がいちいち勝手に詮索していると思うと、嫌な気分。顧客のプライバシーに踏み込みすぎ。
    書店の知識量は多くても、本への愛情がいまいち伝わってこなくて残念。
    入院中のお母様への本の話は良かったけれど、あとはずっともやもやするばかりでした。

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著者プロフィール

大崎梢
東京都生まれ。書店勤務を経て、二〇〇六年『配達あかずきん』でデビュー。主な著書に『片耳うさぎ』『夏のくじら』『スノーフレーク』『プリティが多すぎる』『クローバー・レイン』『めぐりんと私。』『バスクル新宿』など。また編著書に『大崎梢リクエスト! 本屋さんのアンソロジー』がある。

「2022年 『ここだけのお金の使いかた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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