BG、あるいは死せるカイニス (創元推理文庫) (創元推理文庫 M い 6-1)

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  • 東京創元社
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488493011

感想・レビュー・書評

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  • いやいやいや、この世界の常識やルールがもう一つなじまない
    2/6/24

  • 全人類が生まれた時は全て女性で、後に一部が男性化するというパラレルワールドの世界で起こる学園ミステリー。

    この特異な世界観はとても興味深く、エリートであるBGを主軸にしたファンタジー作品として描いてくれていたらもっと面白かったのに、これに安楽椅子探偵を混ぜるとなんとも居心地が悪い。

    最後の方の犯人を暴くシーンはこの世界観とかけ離れていて、妙にこの部分だけ浮いてしまっていてつまらない。

    石持作品は好きでここのところずっと読んできているが、これは全く合わなかった、残念。

  • よくできているとは思う。が、作品の世界自体が好みではなかったので、点がからくなってしまった。世界観も破綻なく、うまいのだけど・・・なんだかなー。ジェンダーを扱うなら、もちょっとストレートな方が好み。

著者プロフィール

1966年、愛媛県生まれ。九州大学理学部卒。2002年『アイルランドの薔薇』で長編デビュー。03年『月の扉』が話題となり、〝碓氷優佳シリーズ〟第1弾となった05年『扉は閉ざされたまま』(祥伝社文庫)が 「このミステリーがすごい!」第2位。同シリーズの最新作に『君が護りたい人は』(祥伝社刊ノン・ノベル)。本作は『Rのつく月には気をつけよう』(祥伝社文庫)の続編。

「2022年 『Rのつく月には気をつけよう 賢者のグラス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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