夢見る黄金地球儀 (創元推理文庫) (創元推理文庫 M か 7-1)
- 東京創元社 (2009年10月30日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488498016
感想・レビュー・書評
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面白かった。
クライムコメディというジャンルらしい。
しかしまあ、あの浜田小夜と牧村瑞人があんなアコギな商売してるとはたまげたなぁ。
桜宮市が舞台で2013年。
海底には金塊がごろごろ転がっているなんて夢があるなぁ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
海堂尊さんのチーム・バチスタ〜イノセント・ゲリラまでは読みましたが、医療系以外の海堂作品は初めて読みました。帯には「時価1億5000万円相当の地球儀強盗作戦の行方は!?」とあり、これだけ見るとナンのコッチャ?っていう作品ですが、読んでみると面白い。海堂作品は作品の世界に引き込まれる魅力がありますね。今回は創元推理文庫からの出版のため、字が小さめです。最近の文庫本の文字サイズになれてしまっている私からすると少々見にくかったりします。
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読むのは2回目ですが、全く記憶になく新鮮な気持ちで読みました。
とても魅力的な登場人物ばかりで、久しぶりに続きが気になる本でした。 -
バブル時代に国から地方自治体にばらまかれた1億円の「ふるさと創生基金」。
桜宮市はそれで黄金をはめ込んだ地球儀を創り、今ではすっかり寂れた水族館に置いていた。
ある日、町工場で家業を継ぐ主人公・平介の前に8年ぶりに悪友が現れる。「久しぶり。ところでお前、一億円欲しくない?」というところから黄金地球儀奪取作戦が始動する。
「チームバチスタ~」の医療ミステリーに比べるとなんともシンプルで軽く読めます。前半部分は背景の説明等で失速感がいなめないけど、後半部分は面白く読めました♪が、なんとも軽すぎてひねりがないような?好みはあると思いますが、巻末に書かれていたジェットコースター・ノベルを期待していただけに少し残念。
ただ「ジハード・ダイハード」という学生時代の約束を守る2人の友情が青春で美しかった~☆ -
契約書はきちんと読みましょう。
窓か。
彼女の歌さえあれば見ることができるんだな、なんでも。
ずっと窓でいるのかな。
「あたしたちの赤ちゃん」って言葉は、例え一時のお遊びだとしても重いな…。 -
医療ものではないが、桜宮サーガの一部。クライムコメディというジャンルとのこと。過去の登場人物が出てきたりするので、この手のものはシリーズを順番に読みたくなってしまう。それなりに楽しめた記憶がある。
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1988年、桜宮市に舞い込んだ「ふるさと創生一億円」は、迷走の末『黄金地球儀』となった。四半世紀の後、投げやりに水族館に転がされたその地球儀を強奪せんとする不届き者が現れわる。物理学者の夢をあきらめ家業の町工場を手伝う俺と、8年ぶりに現われた悪友・ガラスのジョー。二転三転する計画の行方は?
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既に200件以上のレビューが有るので箇条書きで。
・医療シリーズかと思い込んでいたら全然違った。
・リアルの本の執筆中にドン詰まり、心理的逃避圧力で爆発的に書き上げた作品らしい。
・これまでのシリーズの各種設定がそのまま、或いは部分的に転用されている。
・あとがきには、"良質のクライムミステリー"とか書いてあったが、どうなんだろう?
・途中で読むのを止めようか?、時間の無駄か?と悩んだが読了。
・徹底的なギャグや冗談、超SF設定をお気軽に出し惜しみなく投入。マジなSFファンなら怒るだろう...。
・どんでん返しの繰り返し、ドタバタ。
・面白かった、と言えなくもない。 -
あちらこちらのシリーズで見かけた方々がちらほら。
特に小夜さん達が出てきたのが嬉しかったかも。
それにしてもジョーくんは蹴り出したい…。
主人公人が良すぎで賞。