地底旅行 (創元SF文庫) (創元推理文庫 606-2)

  • 東京創元社
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  • Amazon.co.jp ・本 (343ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488606022

感想・レビュー・書評

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  • 古文書の解読に成功し、書かれていたことを証明する為、地球の中心部を目指す話。
    この本が執筆されたのは150年以上前なのに、今読んでも面白いし、ワクワクさせられたのは凄いと思った。
    所謂キャラ小説の趣があると思った。それぐらい、話のメインとなる3人のキャラが個性的で話の面白さに一役買ってる部分があると感じた。
    所々冗長に感じる部分はあったのと、終盤の展開が駆け足気味になったのは少し気になりましたが、それでも「たまには冒険小説も良いもんだなぁ」と思わせられました

  • 多分小学生以来のSF作品に挑戦。
    いろいろ調べてみると、ディズニーシーにあるアトラクション、センター・オブ・ジアスの元になっている作品らしい。(乗ったことあるはずだけど覚えてない…)

    実は個人的に一番苦手なジャンルはミステリーとSF。なんか…読み始めはワクワクしても、読み終わった時、自分の中に何も残ってない気がするんだよね。それでも食わず嫌いはいけないと、手始めにジュール・ヴェルヌから。十五少年漂流記は子供の頃大好きだったので、これならいけるかなあと。でも結局あんまり楽しめなかったかなあ…
    多分、SFを読む時に一番大切なのって、「フィクションを楽しもうとする心構え」だと思う。
    「こんなのありえないっしょ」という冷めた視点を持っていては永遠に楽しめない。
    自分の想像力のなさを痛感した一冊だった…

  • 大人になってもハラハラドキドキ。勇敢さと冷静さを兼ね備えたリデンブロック教授と少々視野が狭く結論を急ぎすぎる甥っ子アクセルのコンビもいいが、寡黙に淡々とついてくるハンスが一番カッコいい! 子ども時代なら冒険が面白いで終わるところ、今読むと未知の世界にわくわくした気持ちで一歩踏み出す3人に学ぶところが沢山あった。子供がいたら薦めたい一冊。

  • ずっと昔に地球の芯に到達し戻ってきた男がいる
    という事実を知った鉱物学教授とその甥の冒険記。

    ロマンです!

    飢えと疲労で死にかけたり、
    滝を見つけ水を手に入れたり、
    地底におおきな海を見つけたり、
    生き物が住んでいたり、
    恐竜がいたり!

    なんでもありです。はは
    でも好奇心をもって突き進む教授はこどもみたいだけど、
    気持ちもとてもわくわくしました。
    子供心っていくつになっても必要だと思いました。

  • アクセルの叔父、リーデンブロックは、とある古書店で本を1冊購入した。その中に挟まれていたメモには、独特の暗号文字で書かれたメモが挟まれていた。そのメモに記された暗号を解くと、そこには伝説のアイスランドの錬金術師、サクヌッセンムがとある火山から地底の探検をしたとの話が…。

    ヴェルヌの真骨頂である、冒険物のSFである。アイスランドの死火山(休火山?)の火口を降りていくことで、地底の世界にたどり着く。地底は実は高温ではないどころか、地底にはもう一つの地球が有った。

    荒唐無稽なようで、当時の不思議で未知の領域であった地底、それを説明するために地学、鉱物学、生物学などを駆使して理解し得る説明には、19世紀の作品として舌を巻くしかない。

    当時はおそらくまだほとんどが未解明であった恐竜のこと、壁面に見える石から、詳しい地形の成り立ちを知るなど、先進性が有ったことは想像に難くない。

    さらにはそういう先進的な知識だけでなく、冒険的な情景の変化やドラマチックな展開など、近年まで子供から大人までヴェルヌの作品に夢中になったということはよく理解できる。

    ところで、序盤に飲み水のなさに焦らされるところはあるが、食べ物に関しては、それほど大きくないにもかかわらず、4ヶ月分の食料を持ち歩けてしまうこと、さらに徒歩でゆうゆうと1400km移動できたり、一日で何百kmも移動できたりと、お話読み聞かせならスルーされるような話も少々気になった。

  • 地底にロマンがあった時代もあったのね。

  • 旅に出るまでは読むのが辛かったけど、地下へ地下へ向かうほどおもしろかった。
    ただ、旅の終わりがあっけないと言えばよいのか、なんとなく物足りない。

  • ジュールヴェルヌやばい

  • 【G1000/19冊目】センターオブジアース。正直前半はかなり苦痛でしたが、地底の海がにたどり着いたあたりから急に面白くなってきました。いきなりイタリアに出てきたのは笑いましたが……ただ今の世の中ではオチが読めてしまうのは仕方ないですが、それは各方面に大きな影響を与えているとも言えるかも知れませんね。

  • 2018.02.21 品川読書会で紹介を受ける。
    2018.12.18 予約
    2019.02.19 読了

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著者プロフィール

Jules Verne, 1828 - 1905.
フランスの小説家。
『海底二万海里』『月世界旅行』『八十日間世界一周』
『神秘の島』『十五少年漂流記』など、
冒険小説、SF小説で知られ、SFの父とも呼ばれる。

「2016年 『名を捨てた家族』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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