- Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488611019
感想・レビュー・書評
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「銀河帝国の崩壊」のあと改稿して「都市と星」を発表。「都市と星」を先に読んでしまったので、いくぶん短いこちらは骨格があるような感じ。「都市と星」ではアルビンの父母や、同年代の友人も描かれていて、寿命は一千年で十万年後にまた別な精神で生まれ変わるということだったが、こちらでは父母の記述はほとんどなく、アルビンは何万年ぶりかに生まれた子供ということになっていて、寿命は永遠ということになっている。
1953発表
1964初版 1987.1.23第40版 図書館詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
解説にあるように、まさに叙事詩( ´ ▽ ` )ノ
SF版ベーオウルフかアーサー王といった感( ´ ▽ ` )ノ
壮大なスケール、類まれなる想像力( ´ ▽ ` )ノ
が、退屈……(´ェ`)ン-…
何億年レベルの未来話となると、さすがにもう、現代人の類推が及ぶ「人類」「文明」なんて存在してるわけがなかろうし、そこに我々が共感しうるような「ドラマ」が生じるとも思えない……(´ェ`)ン-…
実際、そういうビジョンを叙述した本書を読んでも、いったいどこで何を感ずればいいんだか、さっぱりわからなかった……(´ェ`)ン-…
まあ、自分の器量が不足してるだけ、ということなのかも知れないけど……(´ェ`)ン-…
にしても、なんだ、この訳文?(゚д゚)!
なんで、あんなに、読点( 、)を 、たくさん、入れなきゃ、いけないんだ? 読みづらくて、読みづらくて、仕方なかった……変な癖だね(>_<)
2018/10/17 -
訳がまずいけれど、こっちがいいかな
都市と星の源作。
クラーク自身は書き直しである後発の「都市と星」の方がいいらしいが、私は源流といえるこっちのほうがいいと思う。
プロットは当然「都市と星」に同じ。しかし、個々の情景等の表現が浅い分、主人公にスポットがきれいに当たってテーマが見えやすい。
問題は日本語訳が悪いこと。井上勇って人の手によるのだが、やたら読点が多い上に直訳しすぎてわかりづらい部分が多くてB級の映画字幕の感がぬぐえない。
SFの訳をするには想像力が不足しているんだろう。ミスキャストだと思う。東京創元社はもう少し人選してほしかったと思う。
クラーク作品は、映画のワンシーンのようにその情景が目に浮かぶようなヴィヴィッドな表現が売りの一つなんだが、それが生かし切れていないのは訳が稚拙だからだろう。いい日本語訳で読みたかった。残念。 -
SFというよりはファンタジー色が強め。
「ロカノンの世界」か「ダーコーヴァ」系統が
好きならば面白く感じるはず。
ただ若干癖のある文章なので、
読むのはつらいかも。
でも純粋な少年が知的生命体を求めて旅を続けていく
光景は素敵なんだけどね。
ちょっとSFとして扱うのはつらいなぁ。 -
理想的に思える環境に浸り
新しい興味や欲望も姿を消した世界
過去と未来に目を向けた少年の
世界の殻を破る成長、進化の足跡 -
児童書みたい。想像力がたくましい頃によみたかったなぁ。
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文章で映像美。
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ずっとずっと未来の物語。好奇心の在り様と、人の行く末をなんとなく思ってみたりしました。未知の世界への好奇心にあふれ、読みながら次の展開がどうなっていくのか、過去に何があったのか、わくわくしながら読み進んでいきました。難しい用語や理屈も少なく、SFが苦手な人も読みやすいのではないでしょうか。
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99mmdd以前読了