永遠へのパスポート (創元推理文庫 629-7)

  • 東京創元社
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (307ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488629076

感想・レビュー・書評

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  • 2023/6/29購入
    2023/9/3読了

  •  悪くはないがそれがどうした感がある

  • 「12インチLP」はテクノぽいというか、ミクロな音の世界に入り込むというイメージがミニマル・テクノぽい。"微細な音を拾って増幅することで物事の新しい実相を知ろうとする極小音響学"。

    「監視塔」、監視していたモノが見えなくなる、実態がつかめなくなるのにまだ圧力を発し続けるのっていうのがシュールというか、全体主義ってこういうことなんだろうなぁ……。

  • 『地球帰還の問題』『ステラヴィスタの千の夢』『砂の檻』が好き。

  • 表題作『永遠へのパスポート』が一番面白かった。一見、ドタバタ喜劇風と思わせておいて……?

  • 「99階の男」バラードらしくないちゃんと落ちのついた話。ミステリーチック「アルファケンタウリへの13人」なんか中盤で驚きの事実ってやつが明らかになってるということは、その事実ってのは結局主題ではなかったわけだ。予想の付く流れではあるし。最後の落ちになんとも言えない虚しさを感じるべきなのか「12インチLP」なんか江戸川乱歩か海野十三みたいな話ね「監視塔」結局どういうことだったのか意味がわからん。主人公が分裂病だったのか?「地球帰還の問題」落ちまでの流れをもっと上手くできればもうちょっと面白かったんじゃないの

  • 「九十九階の男」がダメな感じでつまずくが、習作「逃がし止め」を除けば全体的に良い短編が揃っています。
    特に、宇宙への挫折感を終末的な美しいイメージで描く「砂の檻」と、皮肉をたっぷりと込めた「永遠へのパスポート」が面白かった。

  • バラードらしい静謐な滅亡を描いたものがいい。

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