時間線を遡って (創元推理文庫 649-1)

  • 東京創元社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (387ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488649012

感想・レビュー・書評

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  • 最初は結構性描写が下品な感じがしましたが、読み終わってみると必然という気がしてきました。
    この本が書かれた時代にとっては、はるか将来の2000年前後の描写もあり、昔はこんな風に見えていたのかと考えさせられます。
    訳者あとがきにもありましたが、タイムトラベル物としては、パラドックスに真正面から取り組んでいる作品で、それがこの作品の核をなしています。
    また、中世のローマ帝国、ビザンチンの最盛期の描写は、好きな人にはこたえられないものだと思います。トルコ観光したくなります。

  • 西暦2059年の未来人は性に奔放で誰彼構わず。相手が過去の人間であろうと。で、登場する女性を讃える描写がすべからく、胸が大きくオリーブ色の膚。…「オリーブ色の膚」?オリーブ色って緑色じゃないのかな?まあとにかく。そういう描写が多いものの、実はタイムパラドックスについてもいろいろと考察されていて興味深いし、最愛の人との恋の行方がアレというのも皮肉というか切ないというか…。舞台にビザンツ帝国を選ぶっていうのもなかなか珍しいのでは。

  • タイムトラベル物の中でも滅茶苦茶面白い作品のひとつです。東京創元社さん、是非復刊してくださいな。

    執筆された時代(1969年)の影響もあって、フリーセックスだのドラッグだの××コンだの”不謹慎”なものが多々出てくるが、是非映画化して欲しいなぁ。いろいろな時代のコンスタンチノープルを映像化するだけでも見応えがあると思うなぁ。

  • 「親殺しのパラドックス」は多分に近親相姦的要素を孕んでいるが、この主人公は1000年前の曾曾曾曾…祖母と超時空的近親相姦に及ぶ。
    言ってしまえばこれだけの話だがタイムパラドックスの問題を避けることなく正面から向き合っているのが面白い。

  • 主人公は性に対して奔放、累積パラドックスにより主人公が二人になったり、パラドックスを編集したりと今までにない設定が面白い

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