時間線をのぼろう【新訳版】 (創元SF文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488649050

感想・レビュー・書評

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  • (こちらの作品の方が先輩ですが)
    タイムトラベルで人波に紛れ込み数々のトラブルに
    巻き込まれる
    『オクスフォード大学史学部シリーズ』(C.ウィリス)
    時間を隔たてた女性と恋におちる
    「ある日どこかで」(R.マシスン)
    のような展開を予想して読み始めてみると、、、
    色っぽい描写、(解説からすると過去の経験の賜物か)
    もあるものの、実は前半は自分のルーツ探し、
    運命の人に出会い、そこからパラドックスパラダイス。
    二人を引き裂く、どうしようもない時の隔たりが
    切なく描かれ、なんて期待をしていたけど、
    制限や代償なく自由に時間を動ける設定には、
    切なさどころではない切実で重大な問題と
    そこから結末へ向けて短いページで語られる
    様々な渇望、そしてラスト一行、数文字の衝撃。
    残り数十ページはここまでの全てが一気になだれ込む。
    十字軍の知識とか、たくさんの皇帝とか、
    ギリシャ系の名前の馴染みのなさとか、
    少し読みずらいポイントはあるけど、ちゃんと物語
    エンターテインメントを楽しむ、といいと思います。

  • タイムトラベルものでも、だいぶ激しく動くのでパラドックス考え込むとまあ混乱してくるが、少なくとも最後の抜け出したツアー客が取った行動は「夏への扉」へのあてつけなのかな?

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