星を継ぐもの (創元SF文庫)

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制作 : 池 央耿 
  • 東京創元社 (1980年5月23日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (309ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488663018

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星を継ぐもの (創元SF文庫)の感想・レビュー・書評

  • 月面で見つかった5万年前の遺体のなぞを追うSF作品。

    あらすじを読むだけでも胸おどる部分があるが、理路整然と展開していく物語はフィクションなのにドキュメンタリーようで面白かった。

    また、続編があるらしいことを知って驚いている。

  •  SF小説の大傑作と言うことで気になって読んでみたら、文章が難しくて1ページ読むのに2分掛かった。インターネットや電子レンジらしきものをとても難しく仕組みから解説していて、余計に分かりにくくなる感じだった。また、他の星の景色の描写など、何度読んでも全然情景が思い浮かばず、作者本人か、翻訳者自身ももしかしたら分かってないまま描いてないかとすら思った。

     しかしそんな苦労をしながら読んでいたのだが、内容はけっこう面白くて、へーっという気分に度々なった。本当にそうだったような気がして、その度に「いやこれ小説だから!」と打ち消すほどであった。冷静に考えると月が落ちて来て地球に引っかかるというのは、本当に成立するのか無理があるような気がするのだが、もしかしたらありなのだろうか。

     頭のいい人が、頭のよさを本当に発揮して描いている感じがよかった。

  • SFを今まで全く読んで来なかった私が『SF小説「星を継ぐもの」が紛れもない史上最高傑作である理由。【GW推薦図書】』(http://blog.tinect.jp/?p=39363)のレビューを読んで無性に読みたくなって手に取った本。
    内容に関しては、登場人物達が科学や生物学といった分野のトップのため会話の内容が結構難しく、なかなか細部まで頭に入って来づらかったのだが、怒涛のラストを期待して付いて行った。これだけ会話の内容も文章の和訳も小難しい言葉が続いたにも関わらず、読了直後の気持ちとしては楽しかった!の締める割合がかなり大きかった。
    ファンタジーではなく、まごうことなきサイエンス・フィクションだった。
    フィクションかどうかも錯覚してしまうくらい。

  • ハードSFの傑作

  • 月面基地の近くで見つかった死体の正体を巡って次々と謎が湧いてきて、それが次第に解かれていく感覚はハードSFでありながらミステリーとしての楽しみも味わえて素晴らしい作品でした。

  • 星を継ぐもの ジェームズホーガン 創元SF文庫

    原題:Inherit the Stars
    1977年36歳に出版された処女作
    これ以後連続して書き下ろす全てがピットする
    50年代に起こるニューウエイブと共に
ピークを迎えたSFも
    その後ファンタジー化している中
    70年代に復活する硬派のSF作家
    
ストーリは単純である
    死後5万年を経過しているミイラを
    月面の人工洞窟で発見することから始まり
    その解明で終始する
    その中に科学と技術の粋を盛り込み
    そこに含まれる人間の性や政治的な矛盾を忍ばせる
    そんな駆け引きの中で何よりも好奇心旺盛な人間たちが
    前を向いて真実を追求していく姿は
視野が広い上に思慮深く感動的である
ラストは
読者だけに告げる真実の証拠で終わる

  • 月で見つかった地球人そっくりの死体の正体は?
    一体どこから来たのか?科学者たちが知恵を絞り研究に研究を重ねその正体を明らかにしていくハードSF小説。

    正直最初の方は読むのが辛かった。プロローグから全く意味がわからなくてつまづきそうだった。だから読了まで結構時間がかかった。
    読み進めるにつれて、え?これ現実じゃないよな?って思うくらい引き込まれていった。
    何と言っても科学者たちが意見をぶつけ合い、違う角度から考えていく過程が本当にかっこいい。人間ドラマのようだった。
    エピローグの最後の行鳥肌が立ちました。

    この作者の知識量には驚きを隠せない。
    星を継ぐものというタイトルがぴったりだと思う。

  • 月面で発見された白骨死体
    その死体は5万年前にしんだもの

    果たしてそれは何者なのか?
    たくさんの科学者が様々な調査をして
    矛盾なくその説明を試みる

    観測事実を比較検討して
    結論に辿り着こうとする姿勢がいかにも科学っぽい
    ミステリのようにすら感じる

    ミステリっぽさとSFっぽさをあわせ持った結果
    読むのには少々骨が折れる人もいるのではないかと感じた

    個人的にはかなり好きだが
    ちょっと疲れたのでオススメ度は少し低め

  • 人類とは何かを問う
    知的冒険SF。

    人類が月面基地を持つ近未来。
    月面で人間そっくりの遺骸
    チャーリーが発見された。

    ここから始まる科学者たちの飽くなき探求が
    壮大な人類を巡る物語を明らかにしていく。

    知的興奮に溢れた本格SF。
    なぜ月の表面と裏面は違うのか?
    古代人と現代人をつなぐミッシングリングは
    なぜ見つからないのか?
    現代科学が抱える謎を
    SFが大胆に解明していく。
    上質な推理小説にも似て。
    知的興奮と驚きが止まらない傑作だ。

  • 月面で見つかった深紅の宇宙服の死体がどうやら5年前の人間らしくコイツは一体何者なのかでうんたらかんたら
    タイトルから派手な宇宙戦争をイメージしてたんだけど全然違った!超地味だった(状況が大きく動くときは派手な発見でもってうごくけど基本チマチマしてた)!そこがよい!
    学問ってすげえなあという感じです。5万年前の死体がかつて生きていた人間になっていくパズル。
    終わり方のあまりの美しさが逆にやや腑に落ちないけど。ははは。

  • このような俯瞰してチームの力を高める科学者のようになりたいと感じる。
    小説として面白いだけでなく、科学のアプローチとしても参考になる。

  • 科学的な考察がしっかりされていてすごいと思った。少し説明しすぎな感じもしたがミステリー小説としては面白かった。

  • 1977年に発表のSF小説の古典らしい。


    名作故にアマゾンもブクログも当然星4点台で、
    非常に評価が高い一冊。

    ただ個人的には人を選ぶような本な気がした。


    これまで、SFと言っても、近未来の空想世界の物語というぼんやりとしたイメージしかなかったが、ファンタジーとSFは全然違うジャンルということを思い知らされる。
    SFのSはサイエンスのSなのだ。

    ある日、月上で見つかった5000万年前の死体の謎を解き明かしていくのが基本ストーリーなのだが、そこに残された証拠から、
    謎が科学的にどう説明できるか、どういう仮定が科学的に考えられるかという思考の説明のオンパレード。科学者が議論してるだけの内容という書評を見かけたが、ほんと的を得ている。

    こうした細かい議論の積み重ね、
    科学的なアプローチの説明に対して、面白いと思えるか、煩わしいと思ってしまうかが大きな別れ道だと思う。

    自分自身は途中までは一生懸命主人公や科学者の思考を追っていたのだが、中盤あたりで脱落。
    はよ、結論教えてー。とサラサラとページをめくるマンになってしまった。


    謎かけと結論は確かに一級品、手の込んだ説明と科学的なアプローチも緻密なので名作なのはよくわかったけど、ちょっと疲れる読

  • SF小説はあまり読まないのだが、友達に勧められて本書を読んだところ、非常に面白かった。最初は設定もよくわからず、あまりはまらないかなという感じだったが、途中からどんどん惹き込まれていった。これぞまさに、サイエンス・フィクションという感じで、知的好奇心をくすぐられた。

  • 謎の存在が遭難してる場面から始まる。月とか木星とか宇宙船とか科学者とかが出て来て、さぁどんな派手なストーリーになるのか?!って思うと…
    派手な場面は一切ない。いろんな学者が専門的なこと話してて、肉体的な危機もなく、外から敵が来るわけでもなく。発見された謎の存在について、ただただ探究していくのみ。
    でも面白かった!研究者の頭の中を覗いた気がした。

  • タイトルやイラストからなんとなく想像してた内容と全然違った。仮説と推論を繰り返す、内省的で静かなお話。そういえば、こういう世界の謎解きをテーマにしたSFって読んだことなかった。小中学生の時に読んでたら興奮したかもしれない。

  • 平成29年3月4日読了

  • 初めてのSF小説。
    専門用語も多くて読み返しながら進めたけど面白かった。
    ただ読みなれないせいか少し難しい(笑)

  • 月面調査員が、真紅の宇宙服をまとった死体を発見。

    見た目は現代人と瓜二つにも係らず、その死体は死後5万年を経過していたというところからストーリーが展開されていきます。

    死体の謎を解明するため様々な分野の知識人が登場し多くの仮説が飛び交う様子や残された所持品などを手がかりに文字の解読や、その時代背景を読み取る様が面白く時間を忘れて読み続けてしまいます。

    SF小説としては有名らしく興味のある方は読んでみてください。

  • 再読
    漫画版を読む前に、と思いめったにしない再読
    内容忘れていたし
    が、途中からうすうす謎解きに思い当たる

    うーん、そうなると初読の時に感じた面白さは
    半減するなあ

    でもタイトルに込められた意味とか、再読して
    なるほど
    小説というより、なぞ解き。

  • 舞台を宇宙にしたからSfではない。それは単なるスペースオペラ。人類の進化のミッシングリングを考えての、一つの仮説。緻密な思考により作り上げたパラダイムを次の事実から作り直す。そして事実の矛盾ない理論。恐るべき仮説。理論を組み立てるとはこういうことだったとわかる。これがSF.

  • SFは専門用語が多く苦手ですが、おすすめされて読んでみました。結果大正解でした。おもしろいです。
    序盤は話の流れがつかめず挫折しそうになりましたが、後半謎が明らかになるにつれおもしろくなり、そこからはあっと言う間に終わってしまいました。序盤で挫折しそうになっている方は、我慢して読み進めることをおすすめします。
    プロローグから疑問だらけで訳が分かりませんが、最後の一文まで読み、全ての謎が氷解した後に読み直すと、また違った気持ちで読むことができます。
    前半を我慢して読めば、謎が詳らかになる様は爽快でワクワクします。こんなことが実際にあったら面白いと思い、思わず夜空の月を見上げてしまいました。
    エピローグでは、ハント達の仮説を証明するものが地球上で発見されます。しかし、考古学者はそうとは知らず投げ捨ててしまいます。この事が起こったのはいつなのか、時系列は不明ですが、いつか真実が明らかになることを願います。
    最後に、コリエルはガニメアンではなく人類のはずなのに、なぜ巨人と呼ばれていたのか最後まで分かりませんでした。続きを読めば分かるのか?機会があれば読んでみたいと思います。

  • 傑作。はてしない想像力と展開。

  •  面白かった……! 発見された宇宙服の死体の人物の謎を解こうと、世界中の科学者の権威たちが知恵を絞り合うことに終始する話なのですが、それがここまで面白いエンターテインメントになるとは……! 「傑作」と評されるのも納得の、よくできた設定と魅力的なストーリーとを併せ持つハードSFでした。
     ありとあらゆる科学的分野の視点で理論が展開され、そのどれもがかなり高度な話なので、作者の知識量は一体どうなっているのかと驚愕の思いです。これで解明される謎(オチ)が馬鹿馬鹿しかったらどうしようとヒヤヒヤしましたが、導き出される最終結論がまたすごい説得力を持っていて、主人公が仮説を語るだけのシーンであるにも関わらず、一気に読み進めながら興奮を禁じ得ませんでした。
     エピローグも、ドラマチックな想像が掻き立てられる終わり方でジンと胸が熱くなり、読後感も良かったです。

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星を継ぐもの (創元SF文庫)の作品紹介

「星を継ぐもの」は1977年に書かれたジェイムズ・P・ホーガンの有名なSF小説です。
月面で発見された宇宙服を着た5万年前の死体の謎を探っていきます。
「彼」は何者なのか、なぜ月にいたのか、徐々に謎が解き明かされるにつれ読者を壮大な宇宙へ導いてくれます。
昔のSF小説ですが今でも色あせる事はない名作です。

星を継ぐもの (創元SF文庫)のKindle版

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