時間衝突 (創元推理文庫)
141人が登録
★3.49
| ブログで紹介する» |
|
Check |
|
|
みんなのタグ
みんなの感想・レビュー・書評
考古学者ヘシュケのもとに届けられた1枚の古い写真。そこに写された異星人の遺跡は、現代のそれと比べはるかに古びているのだった。遺跡は時間が経つにつれ新しくなっているのか!?
あらすじから感じたファースト・インプレッションの斜め上を遥かに超えた物語でした。
『時間線が衝突する』
突飛なアイデアで序盤を飾った当著は、それだけでなく、奇妙な進化を遂げた遠未来の文明だとか、中国人(なぜ中国人なんだ?)が支配するレトルト・シティだとか…
色んな奇想発想を詰め込んでありまして、だからこそなんかB級映画(決して低予算の意ではない)を鑑賞しているみたいで、いや面白かったですよ。
大ボラ野郎!
って初めて思ったSFは、A.E.ヴァン・ヴォークト「イシャーの武器店」だったんだけど、ベイリーさんあなたの方が上手でした。
面白い時間ネタを思いついたので書いて見ました。ネタ以外はおまけ!ってな感じのある意味SFらしいSF。個人的には嫌いじゃない。物語的にはツッコミどころ満載(少なくとも説明不足)とは思うのでストーリー重視の人にはおすすめしない。逆にアイデア重視の人には面白いんじゃないかな。
読みたかった本。古い本ってことが随所に出てくる。マシンガンとか白人至上主義とか。
地球に複数の生命体が存在し、互いに互いが未来から侵略してくるという時間軸逆転発想が面白いのだが、中国人星間居住区だとか、スーパー知性体だとか言ったところが少し違和感があり、大きな感動がなかったのが残念。
少しがっかり気味のオールドSF探訪だったな。
未来から過去に向かって進む時間と、過去から未来に向かって進む時間があることが分かった、衝突はあと三百年後、さあどうする!という構想を基本に、白人至上の差別社会な地球やら、自在に時間を操り宇宙で暮らす超ハイテク中国人コロニーやら(鍼治療で言語もすぐに習得できる!笑)、抵抗組織やら、のSFガジェットが駆使されたお話。
ベイリーは、禅銃についてけなかったので、若干避けてた作家。大森望が絶賛してたので読んでみた。
が、うーん…。
謎の異星人との戦闘状態に突入している遠未来の地球。異星人が地球に残した遺跡を調査している考古学者のロンド・ヘシュケは、300年前に撮影された遺跡の写真が現在の遺跡より遥かに古びていることに気づく。まさか、遺跡は年を経るごとに新しくなっているというのか?折しも異星人の時間旅行機が捕獲され、ヘシュケは時間旅行機を使った極秘任務を命ぜられるが・・・ わはははは、すげー!面白い! 何がスゴいって、... 続きを読む »
久しぶりに、イマジネーションあふれるSFを読んだ。
未来から逆方向に向かってくる別の時間世界が発見され、それが約2世紀後に我々の時間世界と衝突するという、とんでもない危機に地球が直面する。
なんとも破天荒な設定だが、この現象は物語の背景に過ぎない。未来人との戦争や、時間差テクノロジーを使った即時大量生産、時間格差社会の申し子のような革命家の卵など、時間を使ったアイデアが思う存分に盛り込まれていて、楽しめた。
ベイリーは、『カエアンの聖衣』『シティ5からの脱出』『禅銃(ゼンガン)』を昔読んで感動したが、その前に書かれた作品を読めるとは思わなかった。
「時間封鎖」がすっごくおもしろかったので、SF者になれちゃうかも、と調子づいて読んでみたらば。むむー。SFの壁は厚かったかも。つまらなかったわけじゃないんだけれど、わたしには高度だったかも。時間の理論とか説明されても、時間のことなんて普段考えたこともないのでなにがなんだか。SFをたくさん読んでいる人は基礎知識があるんでしょうかね。解説とか見ると、ものすごいアイデア、驚くべき発想、みたいなことが書い... 続きを読む »
某知人が勧めていたので手にとってみた一冊。
読み始めの頃は時間SFというよりも、種族差別だとかを詳細に書いたものかと思っていたが、
意外に独自の時間論を展開しており、物理学と照らし合わせると納得できない部分も多く、
どうにもファンタジー半分と言う目で見てしまうが、そこを割り切ってしまえばかなり面白い。
広げた風呂敷を畳んではいないが、綺麗に解いているので
中盤からはページを捲る手が止まらなくなる。
――ただ、一つ残念なところをあげるなら、物語り自体は面白いのだが、
それに関わってくる人物の詳細な心理描写が登場人物に因って足りない印象を受ける。
もう少し、掘り下げて、葛藤を絡めたほうが良かったのでは、と。






