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BISビブリオバトル部1 翼を持つ少女〈上〉 (創元SF文庫)

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著者 : 山本弘
  • 東京創元社 (2016年4月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488737047

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BISビブリオバトル部1 翼を持つ少女〈上〉 (創元SF文庫)の感想・レビュー・書評

  • 「他人の読書傾向を蔑んではいけない」
    これは至言。どんな本であろうと、楽しんで読んでいたらそれでいい。

    「ウミウシ 不思議ないきもの」は、すごく実物が見たくなった。画像検索してみると、カラフルで綺麗。ウミウシという名前には似つかわしくない。
    あと、「バーナード嬢曰く」も読みたくなった。
    すごくSFへの愛を感じる。知っているのは二、三個程度だったけれど、少しSFへの興味も湧いてきた。
    こんな風に、本について誰かと話し合えたらいいなあと思った。
    空のデビュー戦はいかに。下巻に期待。

  • なんかこう、氏の趣味全開な感じの本。面白いけど。しかし発表時間5分て結構短いなあ。ま、あんまりダラダラ話をされるよりはエッセンスだけを上手く伝えられれば、てことなのか。

  • ビブリオバトルのことをどんな風に描いているのかということに興味があったんだけど、なんだこりゃ!SF愛にあふれまくっている!!
    というわけで、読後、ハインラインやらハミルトンやら読み返すはめになりました。

  • 人の趣味をあれこれ言わない。自分の趣味を押し付けない。図書館職員も持って銘すべし。

  • キャラ個性や、プロットや、辛い過去や、伏線やどうだって私は全然気にしないが、満タンギリギリのAmazonカートをどうしてくれんだよ!

  • おもしろかった。
    SFはもちろんのこと、ラノベもちょこちょこ登場するのでうれしい。タイトルだけではあるけど、桜庭一樹や乙一、野﨑まどの著作からそれぞれ選ばれている一冊が握手をしたいレベル。あと「愛の伝道師」の紹介もっと見たい。
    ただ、個人的には、ビブリオバトル部で一番波長が合わないのが埋火だったので困った。本はフィクションでこそあれ!ラノベ愛してる!という立場の私としては、フィクション(娯楽作品)を堂々と軽視する態度が実に腹立たしい。まあ今後きっと変わるであろう…。しかし元々「まっすぐな正義タイプの人」、というのが苦手なので難しいかもしれない。
    おもしろかったしビブリオバトルの紹介としてもとても良いと思う。

  • 『詩羽のいる街』に続き、山本作品二作目。本を紹介する小説という、本好きには堪らない作品。小説は勿論のこと、それ以外にもノン・フィクション、漫画、アニメのノヴェライズ、科学など... 多種多様なジャンルの作品が紹介され、気になるタイトルも散見された。舞台が高校ということもあり、青春小説、またキャラクタたち(ロリコン部長を筆頭にw)も個性豊かでキャラ小説とも読めてとても楽しい。言うことナシ!

  • 自由な校風のBIS高校に途中で編入してきた伏木空は、同じクラスの埋火と知り合い、自宅の祖父の蔵書を見せてもらうことに。
    前半は、SFをこよなく愛す空の本の説明とビブリオバトルの説明が長くて、少し読みにくかった。
    後半、話が展開し出すと、ぐっと面白くなってきた。
    SLAの全国読書調査の結果など、図書館フリークな部分も。

  • 帯文(裏表紙):”ビブリオバトルとは、本を通して人をつなぎ、人と知識をつなぐ知的ゲーム。SF小説が好きな15歳の少女・伏木空は、SFに理解のない同級生・埋火武人の誘いでビブリオバトル部に入部する。メンバーはそれぞれ得意分野を持つ個性派揃い。張り切って図書室でのデビュー戦に臨む空だったが……。紹介書籍は多種多様、臨場感たっぷりの本格的ビブリオバトル青春小説シリーズ開幕!”

    目次:プロローグ, 1「エドモンド・ハミルトンは健全です。」, 2「一条さんの心理描写だけでご飯何杯もいただけます!」, 3「なぜ『モナ・リザ』が名画と呼ばれているのか、知ってるか?」

  •  ビブリオバトルというものを聞いたことはあれど参加したことはなく、本にて先に知ることとなる。面白そう。
     作者さんSF大好きですよね! キラキラしてる。
     山本弘氏がこういうジュブナイルを書くというだけでわくわくするーって思ったら、やっぱり作者は作者だった。安心した。
     そして面白そうな本が次々出てくるから危ない。

  • 中高一貫校「美心国際学園」のビブリオバトル部を舞台にした学園小説。近年「ビブリオバトル」という単語を聞く機会が増えたが、いったいなにをするのかを理解している人は少ないだろう。自分が好きな本の魅力をわずかな持ち時間で聴衆の前に発表し、それなりの評価を得るというのは難しいものだ。本作に登場するSFオタクのヒロインとノンフィクション大好きの主人公は、おそらく作者の分身である。

  • 本の紹介をゲームにしたビブリオバトルを題材にした小説で読書の面白さやビブリオバトルへの興味が沸いてきます。

  • ビブリオバトルGO!いかに読みたくさせるか?それだけが勝つ秘訣さ!そんな書評バトルを繰り広げる学生たちを描いた作品がこれだ!

  • とにかくものすごく惹きこまれた。
    ビブリオバトルそのものも素敵だけど

    ここは私がいるべき世界だ!

    …なんて勝手に思い込めてしまうくらい
    本好きな変わり者高校生たちの仲間に
    自分も入りたくなった。

    ビブリオバトル万歳!私もやりたい!

  • 「ビブリア古書堂の事件手帖」とはまた違った本の魅力を"まさに"紹介する一冊でした。物語を読みながら、新たな作品を知る、知らない読書の世界が垣間見えます。


    本の中で紹介されるSF作品群は、敬愛する藤子・F・不二雄先生の創作の影響を与えたのではと思いました。
    (ドラえもんの大長編だってスペース・オペラでしょ?)


    自分が感銘を受けた本を語りたい、でも語ることの難しさを感じているなら、それを少し和らげてくれる1冊だと思います。下巻も楽しみです。

  • 以前BSフジでやっていた『原宿ブックカフェ』にビブリオバトルのコーナーがあって、全然興味がなかったジャンルの本が紹介されるのが面白かったんだけど、まさか“本格的ビブリオバトル青春小説”なんてものが登場するとは!
    そしてSFオタクで不思議ちゃん扱いされているヒロイン・伏木空ちゃんの読書傾向が、何故か私のドストライクという(笑)
    E・E・スミス、E・R・バローズ、エドモンド・ハミルトンが列挙された最初の数ページでどっぷりハマッちゃいましたよ。
    私が読んだのも『レンズの子ら』だったよ、とか、『火星シリーズ』の表紙のデジャー・ソリスにドキドキしたなぁ、とか、ちょくちょく投げ込まれる小ネタにいちいち反応しながら、あっという間に読み終わりました。

  • ビブリオバトル 好きな本があって、人に薦めたい気持ちがあって、それを言葉にできて5分間で話す技術も必要‥‥なんて高度な技術。参加して発表者の発言を聞き、読みたくなった本を選ぶことなら出来ると思う。発表者には到底なれないのでビブリオバトル部の皆さんのこだわりをじっくり読ませてもらいました ♪♪

  • ランキングから物色し、皆さんの評価も良さげだったし、また、“ビブリオバトル”の存在は薄~く聞いたことはあったけど、細かな内容については全く知らなかったので、何よりそれに惹かれて買ってみた。
    それにしても、本の紹介をする“バトル”を題材に、殆ど中身を本の紹介に費やしながら、物語を組み立てていくって、なかなか凄い。
    導入のSF本の紹介は、これでもかというくらいでかなりくどく、そこは気になりつつも、しかし、紹介される本はそれぞれなかなかに興味深く、あれもこれも読んでみたくなる。
    これに続く、学校でのバトルもジャンルを広げて引き続き、個性豊かに延々と紹介される内容に圧倒される。
    確かに、世に出る本の量からして、こちらが読めるものは限られており、読めば琴線に触れた筈の本でも出会わなければどうにもならないわけで、私がランキングから探すのもひとつの方法だろうが、こうしたバトルを見て心動いた本に触れてみるというのもそこはまた一興だろう。
    物語としては大した中身はないが、紹介される本の量と内容に圧倒され、トライもせずにここで興味を持った本でも全ては読み切れないだろうという残念感に浸りつつ、下巻へ続く。

  •  ビブリオバトルを題材として扱ったこの小説では、その物語のなかで紹介された本が、さらにこの『翼を持つ少女』の読者に魅力的に紹介される。そういった作者の意図を感じさせるメタな小説なんですねー。
     物語は伏木と武人の二人の視点で語られるのだが、初めてのビブリオバトルのシーンは伏木視点。発表者のそれぞれ個性的なプレゼンはビブリオバトルの魅力を伝えるのに充分だが、「初めて」ビブリオバトルというものに触れる伏木の興奮が描かれているから、センスオブワンダーを感じる臨場感あるシーンになっているんだろう。
     物語がひとりの視点で書かれていない、というのはやっぱり人それぞれに読書傾向があるように、ぼくらは平均化された読者像から多かれ少なかれズレているものだからだ。伏木はSFがらみならアニメやマンガ、ラノベまで読んじゃうような読者。一方武人はアニメやゲームにまるで興味がなく、読むものはノンフィクションだけであり、あまつさえ「ノンフィクション=高尚、SF・マンガetc.=低俗」という偏見の持ち主(ちょっと嫌なやつ)。
     これは「ビブリオバトル」というものを扱っていることにも大きく関わってくるんだろう。
     ビブリオバトルとは、作中でも言及されるように、「“本の特権階級”から個人の手に、本の評価を取り戻す試み」であり、そこでは絶対的な評価基準や偏見を否定して、「面白い」ことが優先される。いくら名作であったとしても、それは世に何万何億冊とあるなかで、たまたま評論家が高く評価して世に拡散されたもの過ぎない。逆に言えば、マンガや同人誌であってもその読者にとっては名作たりえるわけだ。だからこそ、その「面白さ」を共有しようとするのだ。
     きっと、武人はビブリオバトルを通してその偏見が矯正されて、伏木となんだかいい雰囲気になっていくんだろうなー。この物語は伏木の成長物語であり、武人の成長物語でもあるのだから。

  • ビブリオバトルという存在を初めて知りました。
    ブクログやAmazonでレビューを書いてる人なんてまさにそうだと思いますが、
    読書好きな人ならば誰しもが、自分が本を通じて感じた想いを共有したい、自分の知らない新たな面白い本を紹介して欲しいという願望があると思います。
    その想いの捌け口として、実に面白い試みだと思いますし、是非とももっともっと普及して欲しいですね。

    内容としては、著者本人も言っている通り、ビブリア古書堂の事件手帖と文学少女の合いの子のようなイメージです。
    色んなキャラクターに色んな本の魅力を語らせる。単純な書評よりも、こういった形で紹介されるとどうしても引き込まれてしまいますよね。
    自分が好きな本がちょくちょく紹介されていると、嬉しかったりもしますw
    お陰様で読んでみたい本が多数増えましたが、とりあえずずっと積ん読していたフェッセンデンの宇宙から始めてみましょうか。

  • 2016/5/1 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。

  • 少し前に、高校生版のビブリオバトルの記事が載っていた。
    優勝作品は、筒井康隆の『残像に口紅を』。
    作品の面白い部分を上手く掴んだ内容で、実際に声として聞いていたら、きっともっと魅力的だったんじゃないかと思う。

    そういう意味で、この作品は、本であるがゆえに、ビブリオバトルの本当の魅力までは伝えられない制限がある。
    加えて、空の知識量の凄まじさをタイトルで列挙していくわけだけど、一つ一つをていねいに取り上げるのではないので、面白みに欠ける。

    そんな中で、部員たちが一冊にかける気持ちを厚くしていって欲しいなーとも思う。
    ビブリオバトルというものの大枠を知るのには良いかも。

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BISビブリオバトル部1 翼を持つ少女〈上〉 (創元SF文庫)の作品紹介

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