巨神計画〈上〉 (創元SF文庫)

制作 : 渡邊 利道 
  • 東京創元社
3.66
  • (10)
  • (40)
  • (22)
  • (6)
  • (1)
本棚登録 : 299
感想 : 21
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (329ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488767013

作品紹介・あらすじ

少女ローズが偶然発見した、イリジウム合金製の巨大な“手”。それは明らかに人類の遺物ではなかった。成長して物理学者となった彼女が分析した結果、何者かが六千年前に地球に残していった人型巨大ロボットの一部だと判明。謎の人物“インタビュアー”の指揮のもと、地球全土に散らばった全パーツの回収調査という、前代未聞の極秘計画がはじまった。デビュー作の持ちこみ原稿から即映画化決定、巨大ロボット・プロジェクトSF!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 地中に埋まった巨大ロボのパーツ集めというアニメ的な話をガッツリSFしながらリアリティたっぷりに描いてくれた。それだけで大満足。更にようじょがパイロットに!ご褒美かよ。

  • "インタビュアー"との対話形式で話しが進むというのが面白い。

  • インタビュー形式で話が進む。巨大なロボットの17のパーツが世界各地に埋まっている。完全なオーバーテクノロジーで、どこの誰が何のために作ったのか分からない。インタビュアーは謎の人物で、目的はわからないまま巨神を完成させるプロジェクトが進んで行く。ぐいぐいと読ませて面白い。原題は”Sleeping Giants” で、「眠れる森の美女」とかけてあるんだと思う。下巻に続く。


  • 「生命はその表現において認識される。形態は常に機能に従う。それが法である。」


    「科学者ならこう考える。世界が働く仕組みを解明するのはいいことだ、現実がどういうものかを解明するのはいいことだ、世界を制御するため、そして自らの善悪の判断と価値観にもとづいてそれを扱うよう、最大限の力を人類全体に引き渡すのはいいことだ、と。」

  • 地中から見つかった謎の物体。それは大きな手だった。
    これを元に各パーツが見つけるプロジェクトが始まる。
    そしてプロジェクトが進む中で起こる悲劇。
    下巻の展開が気になる。

  • 巨神計画〈上〉 (創元SF文庫)

  • 誕生日に自転車を買ってもらったローズはそれに乗りたくてたまらない。誕生パーティがお開きになって友達がみんな帰ったあと、ローズは新しい自転車に乗って森に走りこんだ。そして次に気が付いた時には、大きな穴に落ち込んでいて、パパが穴の縁に立っていたのを見上げていた。その穴の壁には見たこともない模様が描かれていて、ローズは巨大な手の上に落ちていたのだ。そして成人したローズは物理学者になり、今度はこの大きな手が何者かを調査することになった。すべてがインタビュー形式で書かれている。まだ続きがあるようで、入り口だけ覗いたような感じだ。

  • 作者はこの本が処女作とか、それで映画化がもう決定しているらしい。
    新しい才能の出現か?

    巨大ロボを二人で動かすという発想はパセフック・リムの影響か?
    インタビュー形式で話が進むのは斬新で面白かった。
    国家プロジェクトを計画するのに、人的被害を想定に見込んで行うというあたりは結構シビアな話がけど本当はあるんだろうなァ~

    極秘に進めていたロボット計画がマスコミに漏洩!
    主導的に計画を進めていた博士がいなくなった!!
    さ、下巻はどうなるのかな?

  • 会話形式で進められている話がずっと続く。 悪くないけど、話が断片的になるのはちょっとなあ・・

全21件中 1 - 10件を表示

シルヴァン・ヌーヴェルの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×