- Amazon.co.jp ・本 (329ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488767013
作品紹介・あらすじ
少女ローズが偶然発見した、イリジウム合金製の巨大な“手”。それは明らかに人類の遺物ではなかった。成長して物理学者となった彼女が分析した結果、何者かが六千年前に地球に残していった人型巨大ロボットの一部だと判明。謎の人物“インタビュアー”の指揮のもと、地球全土に散らばった全パーツの回収調査という、前代未聞の極秘計画がはじまった。デビュー作の持ちこみ原稿から即映画化決定、巨大ロボット・プロジェクトSF!
感想・レビュー・書評
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地中に埋まった巨大ロボのパーツ集めというアニメ的な話をガッツリSFしながらリアリティたっぷりに描いてくれた。それだけで大満足。更にようじょがパイロットに!ご褒美かよ。
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インタビュー形式で話が進む。巨大なロボットの17のパーツが世界各地に埋まっている。完全なオーバーテクノロジーで、どこの誰が何のために作ったのか分からない。インタビュアーは謎の人物で、目的はわからないまま巨神を完成させるプロジェクトが進んで行く。ぐいぐいと読ませて面白い。原題は”Sleeping Giants” で、「眠れる森の美女」とかけてあるんだと思う。下巻に続く。
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「生命はその表現において認識される。形態は常に機能に従う。それが法である。」
「科学者ならこう考える。世界が働く仕組みを解明するのはいいことだ、現実がどういうものかを解明するのはいいことだ、世界を制御するため、そして自らの善悪の判断と価値観にもとづいてそれを扱うよう、最大限の力を人類全体に引き渡すのはいいことだ、と。」 -
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地中から見つかった謎の物体。それは大きな手だった。
これを元に各パーツが見つけるプロジェクトが始まる。
そしてプロジェクトが進む中で起こる悲劇。
下巻の展開が気になる。 -
巨神計画〈上〉 (創元SF文庫)