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- Amazon.co.jp ・本 (327ページ)
- / ISBN・EAN: 9784489021855
作品紹介・あらすじ
数学者たちと時空を越えて語りあう。
感想・レビュー・書評
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オイラーに始まり、アーベル、ガロア、岡潔などの考えの紹介を通して多変数関数論の成立までの歴史を辿る本。
著者の言う「面白い数学」と「退屈な数学」って概念が面白いなと思った。
著者は各数学者が何を目指して数々の思索を行ってきたのかに注目していて、抽象化して目的を失いつつある現代の数学と対比しながら話を進めていく。
「解析関数」や「ε-δ」という概念はなんのためにできたのか、さらには、「関数」の意味は、なぜ、どのように変遷してきたのか、という話は非常に興味深かった。
数学者というのは自分とはかけ離れた人種に感じるが、少し身近に感じれる。そんな本です。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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