錯覚のスポーツ身体学

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  • 東京堂出版
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (157ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784490207354

作品紹介・あらすじ

からだと動きの錯覚を解く。日本人の身体特性について、私たちが正しいと思っていた動きが、実は合理的ではなく、トップアスリートたちの方法とは違うことを写真やイラストを交え解説。

感想・レビュー・書評

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  • 動きやすい姿勢は骨盤が前傾した姿勢であり、日本人には難しい。サッカーなどでも光景になりやすく、キックの後に体が前に進ませにくい。膝を外旋させることも前への動きに繋がる。また頭の位置も重要であり、地面に対して垂直に保つことが重要である。
    ナンバ歩きは、右足と右手を同時に出すというよりも、半身を繰り返す。半身は作業している姿勢であり、田んぼを耕したり、かごを担いだりする姿勢から来ている。

  • 非常に興味深い内容だった。特に日本人の履物と重心に関する考察は目からうろこ。これだ!と思いました。

  • 面白そうに思えたのだけれど少しわかりにくかった。走る場合などローリング走法などとは逆のことを言っているのだろうか?

  • ■外旋の力
    腕でも足でも、内旋位よりも外旋位の方が力を発揮できる

    ■日本の履物
    ぞうり、わらじには鼻緒がある
    鼻緒をつかむためには、足指を屈曲させる

    足指を屈曲させるには、かかと荷重にする必要がある
    伝統の履物はかかと重心

    ■腹圧をかける
    下腹部に力を入れると言うが、理想的な状態は
    力を集中させることではない
    それは下腹付近がゆるみ、腹圧がかかる状態

    腹圧をかけるとは、腸腰筋を活性化させる方法のひとつ
    腹圧をかけることにより、腹腔内が拡張し腸腰筋が圧迫されなくなり、
    動きやすい状態になると考えられる

    腹圧を上手にかけるためには、呼吸が大切

    ■密息
    腹式呼吸では、吸気では腹圧がかかるが、
    呼気では腹圧が低くなってしまう

    そこで密息
    吸気で腹を膨らませ、呼気でも腹を膨らませる

    着物では帯、剣道では垂れをつける
    腹圧に乱れがあると着崩れてしまう
    日本人は自然と密息をしていた

  • 運動している時の自分の身体について分析を加えたい。バドミントンの動きについて、大変多くの人から指摘されている事の原因について探りたい。

  • 展示期間終了後の配架場所は、開架図書(2階) 請求記号 780.193//Ki12

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著者プロフィール

筑波大学体育専門学群卒。大阪教育大学大学院教育学研究科健康科学専攻修了。
現在、九州共立大学教授。なみあし身体研究所代表。剣道教士7段。
著書に『錯覚のスポーツ身体学』共著(東京堂出版)など多数。

「2018年 『日本人に今いちばん必要な超かんたん!「体つくり」運動』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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