部下をうつにしない上司の教科書

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  • 東京堂出版
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784490208153

感想・レビュー・書評

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  • 図書館で借りた。切ない

  • 今まで読んだメンタルヘルス系の本と比べて、
    非常にわかりやすく、最も相性がよかった。
    メンタルヘルスの重要性は理解しているが、
    上司として実際どう行動すればいいのか?
    というのがどうもモヤモヤしていたが、
    この本のタイトル通り「教科書」として、
    ひとつの基準を示してくれる点はありがたい。

    印象に残ったポイントを以下に挙げる。

    ・脳の疲れが原因のうつ病は誰でもかかる
    ・デジタル化の進んだ現代は、
     ONとOFFの境界が曖昧になり過緊張を招きやすい
    ・ストレスの原因は「変化」
    ・しんどい時期は必ず期限付きにする
    ・自由度や裁量を高めるとストレスは軽減する
    ・メンタルヘルス対策の基本はセルフケア
     食事 / 睡眠 / 運動 / 緩み時間
    ・上司がセルフケアを実践することが重要
    ・ワークライフバランスは5種のエネルギー源
     仕事 / プライベート / 自分 / 心身 / 経済的ゆとり
     1つがこけても心エネルギーを枯渇させない
    ・うつ病は早期発見&早期対応が重要
     ①過剰適応段階 :常時ON
     ②神経過敏段階 :イライラ、過緊張
     ③無関心(エネルギー疲弊)段階
     ④引きこもり段階
     ⑤抑うつ段階
     ⑥行動化(重症)段階
    ・メンタルヘルス面談は1:1で「聴く」役割に徹する
    ・事前に「休職のしおり」を作っておくと便利
    ・復職しても治っていない。
     最低約6カ月は就業制限(残業、出張など)を
     段階的に緩めていくことが重要。

  • まぁそうなんだけどな。

  • うつは心の風邪。
    だから誰でも罹る。
    でも風邪みたいにすぐに治らない。
    まずは理解しよう。

  • 教科書というタイトルどおり。良書。

  • 会社のウツ予防対策の話、会社役員に対してウツという病気の理解を求めるにはどうすればよいのか。
    ウツの種類についての理解など知見がひろがりました。

  • ・現代のストレスは昔と違って、デジタル化によって「ON」の時間が長くなることによって、うつ病が発生しやすくなる。
    ・会社にとって得がたい人材である「良い人」「まじめでデキる人」がうつ病になりやすい。
    ・ストレスは「変化」が原因で起こる。

    なるほどなぁと思った。気遣いやちょっとしたコミュニケーションを取ることが大事だなぁと改めて思います。

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著者プロフィール

精神科医/日本医師会認定産業医/労働衛生コンサルタント

「2020年 『選ばれ続けるクリニックをつくる本【電子版付】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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