ブレインダンプ―必ず成果が出る驚異の思考法

著者 :
  • 東洋経済新報社
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  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492043776

感想・レビュー・書評

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  • 著者は考え方が少々極端に走るようで、全く腹に落ちてこない。脳について語っているわりには医学的・統計的な根拠は全く示せず、あくまでも著者の感想レベルにすぎない。どうも読者の立場を考えて書いているようでもなく、一方では切り捨てたり、別の部分では著者と同じ考え方をしているもんだと言う前提で書かれたりと、一貫性が無い。GTDを参考にしているのかもしれないが、それと比べると論理性が少々欠ける。もちろん書き出すことの重要性は感じるが、より実践的な方法でないと使いにくい。こういう手法を実践する時間が取れる人にはいいかも。
    そもそも、そんなにすばらしくて結果を伴うものなのであれば、既に著者もそれなりの成果を出せているのではないかと思ったのだが、その具体的成果も示さず。
    読者のための本ではなく、著者が出版したという事実を作るために出したかのような本。

  • アイデアがよく出る場所にはすべて共通点がある。それは、脳が一瞬緊張から解き放たれ、自由を与えられる場所という共通点
    しかし、だからといって仕事から完全に離れ、休暇を取って楽しい時間を過ごせばいいのかというと決してそうではない。脳にアイデアを出させるには、いま、あなたがアイデアを出したいテーマを脳に吹き込み、脳がそれに関するヒントや情報をつねに探し求める状態に保っておかねばならない

    旅の中では、脳にとって良質な刺激が次々と与えられるのと同時に、自由な時間が保証される

    水のある場所でアイデアを出す。海ではなく、川。海だとその躍動感に心を奪われてしまう

    都会ではビルの高層階がいいアイデア出しの場所になる
    丸ビル35階、聖路加タワー47階

    アイデアやイメージは「積み重ね式」ではなく「切換え式」もしくは「上書き式」に出てくるようになっている

    脳をさまざまなマイナス要素から守り抜く
    一般常識を疑ってみる
    人々が対価を払ってくれるような価値を生み出すには、一般常識に対して「果たしてそうだろうか」と疑問をはさみ、それを覆そうとするところから始めなくてはならない。または、最初からいっさい一般常識を念頭に置かないところから、思考を進めていかなければならない

    美辞麗句に踊らされてはならない

    ブレインダンプ
    もうこれ以上出てこない。私の頭の中はもう空っぽだ」と観念するくらい、すべてを紙の上に書き出す

    人間の思考は上書き式に進むのだから、頭の中だけで考えていてはダメだ

    私たちは、心、体、そして家。すべてにおいて「入れる」よりも「出す」方が気分がいい。ブレインダンプも、頭の中をすべて吐き出すことで、いままで気になっていたものが奇麗に清算されるかのように、頭の中がすっきりする。そして脳が身軽になり、前に進む為の必要な次のアイデアや次の行動のイメージをどんどん出してくれるようになる

    ブレインダンプのやり方
    STEP1
    欲しい物、やりたいこと、なりたい状態をすべて紙に書き出す
    STEP2
    現在やらなければならないことをすべて書き出す
    STEP3
    仕事のアイディアをすべて書き出す
    STEP4
    現在抱えている悩み、不安、問題、借金をすべて書き出す
      
    STEP5
    15分間のインキュベーションプロセス

    STEP6
    書き出した脳の中身を、比較検討しリスト化する
    欲しいものリスト→第1位に決まったものを手に入れることを当面の目標とする
    ビジネスアイデア→最も収益の上がるものをリストの最上位に持ってくる
    悩み、不安→短時間で少ない労力で解決できるものをリストの上位に持ってくる

    To do リストを完成させる

    STEP7
    リストを自分のポケットに入れ、PCの横に貼る
    STEP8
    「ToDoリスト」を1から順にこなす
    STEP9
    ビジネスアイディアを1から順にこなす
    STEP10
    ブレインダンプをアップデートする

    なぜ実行できないか?
    難易度の高さ
    →階段の一段を上がるに等しいくらいの単純な単位にまで分解し、一日に一つないし二つと割り当てればいい

    重要度の高さ
    →その仕事の価値を再検討してみる

    他人の目、意見、批判
    →人はみな、自分のことしか考えていないという厳然たる事実に気づく。あなたが思っているほど、人はあなたのことを気にかけてはいない

    失敗の恐れ
    →この仕事を成功させるという考え方を捨てて、どのような結果が出るのか、そのデータを得るために行うという目的に切り替える

    成功体験の不足
    →勝ち組に入ることができた人たちは、最初の小さな成功をうまく生かした人たちだ。最初の小さな成功によって得たアドバンテージを次に生かすことができたのだ

    「To do list」をよどみなく実行するためには、他人事のように実行すること
    これを実行するとどんなことが起きるか?
    社員や顧客からどのようなリアクションがあるか?
    もし手違いがあったら、どうしようか?
    などいっさい考えず、ただ淡々と実行する
    奥さんに手渡されたメモを見ながら、夕食の材料を買い物カゴに入れるような感覚で、一つ一つと、ただ実行する

    仕事を成功させる手順
    第1段階:自分の頭の中にあるビジネスアイデアを洗い出す
    第2段階:断片的なアイデアを実行可能なプロジェクトに練り上げる
    第3段階:全身全霊を込めて実行する

    脳の活性化
    歯ごたえのある食べ物を、唾液を十分に出しながらよく咀嚼することは脳を非常に活性化させ、健康を大いに促進する

    インベーダーゲームで頭に血を上らせる

    ノートや資料を持ち歩いて脳を脳を直近のテーマに引き戻す

    脳の栄養
    1脳そのものを作るタンパク質と脂肪を十分にとる
    2脳のエネルギー源となる炭水化物を適量とる
    3脳の働きを高めるエンザイムを十分にとる
    4毛細血管の健康を保つために1、2の取り過ぎに注意する
    5毛細血管に血液を行き渡らせるために、常に水分の補給を心がける

  • 「やりたいこと」「やらなければならないこと」「アイデア」「やりたくないこと、苦手なこと」といった切り口から脳内の全てを書き出すことで、「見える化」し、
    優先順位をつけて実行することを、是非試してみたいと思いました。

  • ブレインダンプとは、脳の中身をすべて出す(紙に書き出す)こと。やりたいこととか、気になっていることとか、テーマを決めて、すべての思考を棚卸しすると、頭の中がスッキリして、やるべきことが見えてくるそう。さっそくやってみようかな。「メレンゲの好きなとこ」とか「スマコンの思い出」とか「今まではまったこと」とか、趣味のテーマでやるのも楽しそう。

  • step2のやらなければならないこと、は最後のto doリストにどう活かせばいいのだろう?読み飛ばしちゃっただけ?

  • 自分のやりたい事がわからない。
    行き詰まっている。
    考えを整理したい方に読んでいただきたい一冊です。

    まず初めに、ブレインダンプとは何か、という話をします。
    直訳すると ブレイン→脳 ダンプ→流れ出す
    つまり、脳の中身を一度空っぽにする、という意味です。
    マインドマップという言葉を聞いたことがある方もいると思いますが、ブレインダンプでは、マインドマップを活用したアウトプットの方法のひとつです。

    おすすめポイントランキング

    第3位「ブレインダンプの方法」
    少し省略して説明しますが、ステップ7まであります。

    ステップ1.自分のやりたい事、なりたい状況を全て書き出す
    ステップ2.その為にやらなければいけない事を全て書き出す
    ステップ3.仕事のアイディアを全て書き出す
    ここに関しては、ビジネスマン向けの内容となっています。今抱えているプロジェクトやビジネスに関するアイディアのことです。みなさんの場合だと、就職活動に置き換えてみても良いかもしれません。
    ステップ4.現在抱えている悩み、不安、問題、借金を全て書き出す
    ステップ5. 書き出した内容を比較、検討。
    ステップ6.Todoリストを作成し実行。
    ステップ7.2週間経ったらTodoリストの更新。

    以上が、ブレインダンプの方法です。
    他にも、どんな道具を使うか、どんな環境で行うことが最適か、効果的な休憩方法など、詳細が記載されています。


    第2位「脳の仕組みを理解する」

    ここまでの話を聞いて、そんなこと、自分の頭の中でできるよ、という方もいると思います。
    ここで私たちの脳の仕組みについてお話しします。
    私たちの脳は、何かアイディアが浮かんでは、すぐにそれを忘れてしまうという仕組み、つまり、上書き形式になっています。
    数学の問題をイメージしてみてください。難しい問題を解く時、途中式を書きますよね。回答が不正解であれば、途中式を見直して、どこで間違えたんだろう?と考えます。脳もこれと同様です。
    頭の中だけで考えて、「不正解という結果のみ」を見た時に、なぜその結論に至ったのか、その根拠がわからない。それでは、また最初から問題を解き直すことになったり、或いは、挫折することもあるかもしれません。
    何かアイディアが浮かんだ時、それを忘れずに書き留め、自分の中に留めておく。後から見直す。これをすることで、生産性がアップしていきます。


    第1位「自分と脳を切り離して考える」
    これまでの話で、ブレインダンプの方法がわかり、なぜその手順が必要なのかというところまでは、ご理解いただけたかと思います。
    最後に、自分と脳は、別々の存在であること、についてご説明します。
    これは、自分の脳=自分の子供や、大切な人のこととして考えるということです。
    自分の子供が伸び伸びと成長するためには、自由に活動や発想をするためには、どんなことが必要でしょうか?
    良質な睡眠?栄養バランスのとれた食事?それとも、適度な運動による脳への刺激?そうです。全てなんです。
    私たちは、自分のことになると手を抜きがちです。なぜなら、自分のことは自己責任で、その方が楽だからです。
    しかし、脳という体の部位は、質量にして体全体のたった2パーセントであるにも関わらず、1日の摂取エネルギーの約20パーセントを消費しています。常に人員不足、超ブラック企業です。

    慢性的な超過酷業務を担当してくれているあなたの脳、もう少し、大切にしてみませんか?


    ブレインダンプへの取り組みは、結構まとまった時間が必要なので、今後、土曜の特別講座でやってみようかなと思っています。

    気になった方は是非読んでみてください。

  • マッキンゼー式ロジカルシンキングにいっていることは近い。

  • マインド・マップの本は多いが、ブレインダンプの本は少ない、という意味で楽しめた。

    書いてあることはちょっと風呂敷を広げすぎで、ユビキタスなメモ書きの方法に始まり、アイデアを出すために著者が有効だと思う考え方・場所・方法、さらには、脳の活動するに関して準備すべき環境や脳の扱い方、脳に健康な食べ物、などなど本当に雑多。

    ただ、著者の仕事やアイデアに対する情熱は伝わってくるし、具体的なデータやストーリーもほとんどないが、とある個人の経験則として受け取れば、わりと楽しく読める1冊ではないかなぁ。

  • 2013/11/06に紹介された本

  • ブレインダンプを実践しないと意味が無いですが、何気ない所でいろんなアイデアが出る、それを書き留めて実践していく、当たり前ですが大事なこと。
    その手法が書かれていて大変参考になりました。

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