クラウドHACKS! ―同期と共有でラクチン・ノマドワークスタイル

著者 :
  • 東洋経済新報社
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  • Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492044049

感想・レビュー・書評

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  • うちの会社は、どうもアナログな方が多いので、業務簡素化に向けて、とても参考になった。
    自分にとっても、将来役に立つことが、結構書いてあり、勉強になった。

  • 2010年12月発行の書籍なので内容はやや古いが、基本的な考え方がすばらしく、またリソース元やこの知識を利用して、実際本書籍を作成するにあたって単位時間あたりにどれだけ文章が書けたかの実験結果を出しているところも興味深い!

    もちろん効率化という点で言えば既存の情報も入っているのだが、実際にどう使用しているのか、どういう効果があったのかを著者の体験を元に書かれている。

    ぶっちゃけ第5章までは情報も古いし★3かなーと感じていた私ですが、第6章アウトプットハックで目の覚める思いでした。

    ロジカルシンキングとイメージ思考の違い、自分の無意識下(脳の中には入っているけれども意識して取り出せない情報的なもの)の知をどのようにアウトプットしていくかのトレーニングについては、「あ、これシミズの仕事でもやることあるわ!」と思い、ロジカル至上のワタクシでしたがいろいろ考え直す部分もあり良かったです。

    来年あたり2020年版出たらいいのになあ。

  •  スキャンしたい書籍
    ・アドバイスをもらえる「師匠の本」
    ・引用できる「権威のある本」
    ・困ったときの「マニュアル本」


     3種類のノマドオフィス
    ・ルーチンワークのための「作業オフィス」:メール処理など頭を使わない ファーストフード
    ・発想するためのゆったり「発想オフィス」:ホテルのラウンジ、図書館
    ・高速アウトプットのための「アウトプットオフィス」:まえ二つの中間 シアトル系カフェ、ファミレス、自習室

    長文の返信もiphone blue toothキーボード組み合せ
    リュウド RBK-2000BT3  (ヨドバシ?)

    iphone スキャナ
    Doc scaner

    ノマドワーカーの中身
    1ノートPc
    2接続ケーブル・通信機器類
    3ノートと文房具
    4リラックスグッズ一式
    5ノイズキャンセリングヘッドホン

    情報統合の作業
     意識的なプロセスよりも、無意識にある膨大な情報を排除しないやり方のほうがよい
     ロジカルシンキングより、全体像をイメージする⇒アイデアが生まれる、物語が描ける
     異なるように見えるものの中に共通性を見つけ、つなげて行く
     30分1セッションでどのくらいの分量が書けたのかチェックする
     アイディアを貯めるより、全体像をイメージしながら書いた今回は質が落ちない

     プライベートライティング
     10分等制限時間を決め、スタート
     とりあえず、些細なことでも書く
     素直に
     
     パブー
     電子書籍出版

     手書き イラストも添えるとさらにしっかり

    SCAMPER
    Substitute? 代用は?
    Combine? 結合は?
    Adapt? 応用は?
    Magnify?Modify? 拡大・修正は?
    Put to other uses? 他の使い道は?
    Eliminate? 削除は?
    Rearrange?Reverce? 並べ替え・逆にするは?
     
    マンダラート(3*3)

    絵コンテ

  • 巻頭のクラウド7つ道具の写真がしびれる。こういうの好きなんだよね〜。本の内容は、ハックシリーズにふさわしい、細かいテクニックが満載。類書に載っていることも多いが、この本ならではのハックもたくさんある。特に、電子書籍を電子辞書に見立てるというのは言われてみるとその通りだが、目から鱗だった。データをクラウドにすべて保存しているような調子だったが、けっこう費用かかりそう。でも、まあ目指すべき姿ではあると思う。

  • クラウドの文脈で、個人の統合能力の重要性を述べた本はなかったのではないか?
    最初は、単なるアプリやソフト等の紹介?と思っていたのですが、6章にこそ価値があると思いました。


    このシリーズは、自分にとってアタリハズレはあるものの平均点は高いので購入。
    著者には、書きっぱなしではなく、過去作品の改訂版も期待したい。そういうことをやる著者の方は今まであまりいない。
    そういえば、IDEA HACKS!のメールって、最後まで来ていたのかな?

    [more]
    (目次)
    Chapter1 データハック
    クラウドライブラリーとインデックス読書術
    01 PCデータをクラウドへ「引越し」する
    02 ドキュメントスキャナで紙の書類をデジタル化する
    03 電子書籍を「自炊」してクラウドライブラリーを作る
    04 全文検索で蔵書を「電子辞書」にする
    05 スキャンしておきたい書籍、三つのポイント
    06 読むべき本をクラウドから探し出す
    07 情報の見出しを増やす「インデックス読書術」
    08 過去の蓄積はプロジェクト名をインデックスにする
    09 マインドマップで脳内インデックスを可視化する
    10 蔵書リストはクラウド管理する
    11 iPadをデジタルライブラリーに変える
    12 雑誌をスキャンしてプレゼン素材集を作る
    13 クオリティ高い写真はフォトストックサービスを利用する
    14 写真はクラウド一元管理する

    Chapter2 情報収集ハック
    エージェント活用と情報の自己組織化
    15 Twitterでリアルタイム情報を収集する
    16 ハッシュタグを使って情報を組織化させる
    17 関連ツイートはTogetterでまとめて読む
    18 はてなブックマークで面白いサイトを共有する
    19 「NAVERまとめ」でまとめページを作る
    20 重要なウェブページはPDFで保存する
    21 RSSはGoogle Readerでクラウド管理する
    22 エージェントが発行するRSSを購読する
    23 RSSを提供していないサイトの新着情報を確認する
    24 Xmarksでブックマークとパスワードを同期させる
    25 Instapaperで情報を「あとで読む」
    26 Tumblrでクリッピングブログを作る
    27 IMEはGoogle日本語入力を使う
    28 集合知の結晶、クックパッド
    29 人生について学ぶなら「発言小町」
    30 クラウド英語学習術
    31 クラウド経由でMITに留学する

    Chapter3 ノマドワークハック
    遊牧とヨソモノ感覚
    32 専門家に聞き、現場を観察するノマドワークスタイル
    33 3G回線と公衆無線LANでクラウドに接続する
    34 三種類のノマドオフィスを確保しよう
    35 充電可能な電源カフェはGoogleマップで見つける
    36 バッテリー問題は単三型エネループで解決する
    37 長文の返信もiPhone+Bluetoothキーボードなら大丈夫
    38 メモはGmailにクラウド保存する
    39 EvernoteはiPad連携のメモツールとして活用する
    40 Awesome NoteでGoogle Docsを編集する
    41 Good Readerを使って文書閲覧する
    42 外出先での印刷、FAXもクラウドで解決する
    43 もちろんメールはクラウドで一元管理する
    44 紙の情報はiPhoneでスキャンする
    45 連絡先はiPhoneで入力してクラウド保存する
    46 連絡先情報はSNSでクラウド共有する
    47 新幹線ではイスを倒さない
    48 ノマドワーカーのためのリラックスハック
    49 ノマドワーカーのカバンの中身
    50 仕事の合間にエクササイズを取り入れよう
    51 行きつけの街を見つけよう
    52 ノマド活用を会社に還元する社内勉強会

    Chapter4 クラウドタイムハック
    クラウド時間とライフログ
    53 Google Calenderで自分にアポイントを入れる
    54 メモ帳に「未来の自分へのメッセージ」を書く
    55 Google Calenderで業務データベースを構築する
    56 ToDo管理はメール連動させる
    57 インボックスゼロの仕事術
    58 過去のメールをテンプレート化して再利用する
    59 ツイッターでライフログをとる
    60 foursquareで滞在場所のログをとる
    61 効果てきめん、クラウドダイエット
    62 NIKE+でジョギングが楽しくなる
    63 写真ログは時間がたつほど味が出る
    64 OhLifeで非公開日記をつける

    Chapter5 クラウドチームハック
    プロセス管理とチーム連携
    65 スケジュールはGoogle Calenderで共有する
    66 Dropboxで業務プロセスをクラウド化する
    67 過去ファイルの管理はクラウドに任せる
    68 CCですべてのコミュニケーションを共有する
    69 ツイッターで状況をリアルタイム共有する
    70 Skypeを使ってチームミーティングを開く
    71 「伝助」でかんたんスケジュール調整
    72 Google Docsで議事録ドリブン会議を行う
    73 議事録は会議の前に作成する
    74 閲覧権限の設定変更だけで、引き継ぎもラクラク
    75 Teamboxでプロジェクト管理する
    76 チーム会議はオフサイトで行う
    77 プロセス管理に連動させた人事考課システム

    Chapter6 アウトプットハック
    アウトプット集中力と「天才」への道
    78 集合知の限界を突き破るアウトプット力をつける
    79 無意識の領域に眠っている情報へアクセスする
    80 ツイッターで「分からないこと」について即興創作する
    81 ロジカルに考えず、全体像をイメージする
    82 クラウドと脳を同期させ、豊かな無意識を作る
    83 頭でなく心で記憶するクリエイティブインプット術
    84 30分1セッションとして成果を記録する
    85 プライベートライティングによるアウトプットトレーニング
    86 ustream放送で「リアルタイムの創出知」を磨く
    87 アウェイに身を置く
    88 アウトプットしたあとに「編集者の目」で再構成する
    89 「パブー」で電子書籍を出版する

    ChapterX クラウド手帳ハック
    点から線へ
    89+1 エピソード記憶に残りやすいノートのとり方
    89+2 とっさのタスクは手帳に書く
    89+3 点を線につないでプロジェクト管理をする
    89+4 発見メモをつなげてアイデアにする

  • いろいろ試してみたいことが結構あった。

  • 出版されてすぐに買ったのに、密度の濃さについていけなくて、今になってやっと読めました。

    年数が経っているので細かいサービスのところでは変わっている部分もあると思うのですが、それでもなお色褪せない骨組みの確かさと密度の濃さに胸がときめきました。

    全部使いこなせたら、快適で楽しいだろうなと想像しながら読みました。うん、楽しそうだ。

    使ってみたい知恵や工夫をいくつか見つけたので、試していこうと思います。

  • タブレットPCを購入しましたが、より意義のある使い方ができないかと思い、この書籍を購入。著者が例示を数多く紹介してくれているので、自分にとっては、採用したいか、採用しているか、採用したくないかといった観点で区分してみました。

    ①採用したいテク
    ・『SugarSync』でデスクトップ同期
    ・書籍PDFのOCR(文字認識)、しおり挿入
    ・スキャンすべき本は、師匠の本、権威の本、マニュアル本
    ・『Flickr』の画像利用
    ・デジカメから『Eye-Wi』を経由したデータ送付
    ・はてなブックマーク、発言小町等での情報収集
    ・RSSを提供していない情報を取得するツール『MyRSS.jp』
    ・Google Calenderを利用して自分へのアポ、将来に向けてのメッセージ、過去をアーカイブする
    ・ToDo管理はGmailと連動させる
    ・30分1セッションとして成果を記録
    ・プライベートライティングによるアウトプット
    ・アウェイに身を置く

    ②採用しているテク
    ・電子書籍の自炊
    ・プロジェクトごとのフォルダ管理
    ・Twiterのハッシュタグを利用した情報の組織化
    ・RSSリーダー
    ・新幹線では電源確保と椅子を倒さない
    ・インボックスゼロのメール術

    ③不採用のテク
    ・『Mind Map』→相性が悪い
    ・WebサイトのPDF化保存→『Evernote』ならボタンひとつ
    ・『Tumblr』でクリッピングブログを作る→『Evernote』を利用
    ・『Mobile Fotos』→気になるけど使うほどでもない
    ・電子書籍発刊サービス『パブー』→発刊できるようなものがない

  • データの集積、どこからでも参照できることはまさにクラウドの利点。クラウドに書棚を作ってしまうと言う発想は面白い。蔵書の内容はもはや引用もと<自分の考えなのか他人の考えなのか境がなくなってくる。まず、それが、アウトプット⇒現在の情報の利用方法、より早く、必要な部分は、多くの人に広める。

    情報の収集について
    ソーシャルブックマーク⇒ハッシュタグ、はてなブックマークで組織化。エージェント、自分で利用価値が多いものを使って、必要な検索を行い、結果を集める。RSSで更新情報は入手する。集合知、クックパッド、ITUNES

    ノマド
    公衆無線回線の高速化、機器の軽量、電源確保、クラウド利用で連携(印刷)Fax

    タイムマネジメント
    時間と場所のログを残すことができる

    アウトプット
    放出先をどこにするか?はもはや選ぶ必要がない。どこかに投げれば他のメディアサイトに伝播する。方法は、ツイッター等を使うなど、紹介されているが、アナログな方法が、良いのではと考えている。わざわざデジタルに頼る必要があるのか?

  • …クラウド時代だからこそ、集合知を越える「ひとりの優れた思考とアウトプット」が求められる時代になってきています…

著者プロフィール

小山 龍介(コヤマ リュウスケ)
ブルームコンセプト代表取締役・コンセプトクリエイター
1975年福岡県生まれ。AB型。京都大学文学部哲学科美学美術史卒業。大手広告代理店勤務を経て、米国MBAを取得。その後、松竹株式会社新規事業プロデューサーとして歌舞伎をテーマに新規事業を立ち上げた。2010年、株式会社ブルームコンセプトを設立し、現職。名古屋商科大学大学院准教授(ビジネスモデル論)、(社)ビジネスモデルイノベーション協会 アドバイザー、(社)日本能楽謡隊協会理事、(社)きりぶえ監事、日本ビジネスモデル学会 プリンシパル。京都芸術大学MFA(芸術学修士)。現在、京都芸術大学博士課程在籍。宝生流シテ方能楽師の佐野登に師事し、2015年『土蜘』を演能。著書に『IDEA HACKS!』(東洋経済新報社)をはじめとするハックシリーズ、訳書に『ビジネスモデル・ジェネレーション』(翔泳社)等がある。

「2020年 『在宅HACKS!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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