モノが少ないと快適に働ける: 書類の山から解放されるミニマリズム的整理術
- 東洋経済新報社 (2014年2月21日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (179ページ)
- / ISBN・EAN: 9784492045220
感想・レビュー・書評
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文具コンサルタントである著者による仕事術というか整理術。
本書のキーワードは、「ミニマリズム」と「快適最小限」。
そして、その「快適最小限」を実践するうえでのキーワードは、「ためずに流れをつくる」と「器のサイズを意識する」ということ。
書類やノートをスキャンしていることや、読書メモに関して「レバレッジ・リーディング」を参考にしているというのは、意外な感じがした。
また、モノを入れる場所を用意すると、いつの間にかモノがあふれる、というのが耳が痛いがその通り。そこで、引き出しの代わりに、ポスタルコのツールボックスを使う、というやり方はマネしてみたい。
久しぶりにこの手の本で面白いと思った。
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(目次)
第1章 書類、ノート、名刺など紙類の流れをつくる
書類編
ノート編 ほか
第2章 デスク環境のミニマリズム
私が仕事道具を減らすようになったきっかけ
物を入れる場所を増やさない ほか
第3章 ミニマリズム的時間管理
頭の中で変換しなくていいツールを使う
私のスケジュール管理ツールの構成 ほか
第4章 ミニマリズム的プライベートライフ
何もしない時間を大切にする
プライベートタイムも対応のメモツール ほか -
ミニマリストより文房具好き向けの本に思えた。
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仕事場に特化した断捨離指南で、かつ、文具を仕事にされているので、紹介される文房具が普段知らないようなものばかりで、こんな素敵なものがあるのか~と参考になる。
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どこでも仕事ができるよう道具を厳選。写真を撮って散らかり具合を把握。
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ものや考え事を最小限に抑えることで、余裕ある生活を送り、より活力的に過ごせるようになることを謳っているほんと。
第1章、第2章は書類や仕事ツールを最小限にする方法を提案されているが、具体的過ぎる上、会社勤めでは難しいかも。
ただし、考え方やワークフローの部分は参考になる。書類編の書類の分け方など。
第3章、第4章は時間管理やプライベートの過ごし方の提案で、特に第3章のマンスリー手帳の使い方、工程表や時計式ToDoリストの運用方法はとてもタメになった。実践してみたい。 -
ミニマリスト的仕事術の本ですね。
著者自身が実践している知的生産術も
具体的で参考になるし、考え方も面白いものがいくつかありました。
けっこう徹底したミニマリストです。
例えば僕なんかつくづく便利だなあ、と思っている多色ボールペンを著者は使わないそうです。使うボールペンは単色のみだそうです。
なぜなら、たくさん色があると、書いてる時に、どの色にしようか?と考える一瞬が、思考にブレーキをかけるのを避けたいからだそうです。細かいですよね(笑)
それから本は積読はしないと決めてるらしいですね。一冊にきちんと向かい合って読み切り、読了して初めて書店へ行って、一冊だけ購入するというパターン。
著者によれば腹が空いている時が一番ご飯が美味しく食べられるように、本も足りないくらいの状態で本当に楽しく読める、ということだそうです。活字欠乏感を作れと。
まあ、そう言われてみればそうですねー、と自分の積読山脈を遠い目で・・・・(笑)
以下、参考になりそうな著書の提案と考え方。
↓
・紙類はためずに流す
・本は考えるための場所
・デスクは物を置く場所ではなく、何かを生み出す場所
・手書きでノートに向かうと脳と手が太いパイプでつながるように感じる。
・パソコンはどうしても変換という作業が必要になり思考の流れを止めてしまう。
・人はノートの罫線に影響され、自分の書いた文字にも影響される。
・頭は変換に使うのではなく、考え、生み出すために使いたい。
・手帳を8種類同時に買い最適なもので一年過ごす。残りの7冊は使わないが、7年の遠回りを回避したと思えば安い。
・毎月必ずやるタスクなどは向こう一年分先に手帳に書き込む。モノだけでなく、予定にも定位置を決める。
・スケジュール管理で大事なのは予定を書き込むことではなく、予定を着実に実行すること。
・人とは会わない日という予定を作る。
2017/03/10 18:32 -
刺激になる本。
自分の現在置かれて状況を考えると、見習うべきてんが多かった。
また独自の工夫で人生を送られており、漫然と生きてきた自分に反省
早速、仕事場のデスクを整理して、思考ノイズが発生しないようにしていこうと思います。