モノが少ないと快適に働ける: 書類の山から解放されるミニマリズム的整理術

著者 :
  • 東洋経済新報社
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感想 : 106
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  • Amazon.co.jp ・本 (179ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492045220

感想・レビュー・書評

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  • 文具コンサルタントである著者による仕事術というか整理術。

    本書のキーワードは、「ミニマリズム」と「快適最小限」。

    そして、その「快適最小限」を実践するうえでのキーワードは、「ためずに流れをつくる」と「器のサイズを意識する」ということ。

    書類やノートをスキャンしていることや、読書メモに関して「レバレッジ・リーディング」を参考にしているというのは、意外な感じがした。

    また、モノを入れる場所を用意すると、いつの間にかモノがあふれる、というのが耳が痛いがその通り。そこで、引き出しの代わりに、ポスタルコのツールボックスを使う、というやり方はマネしてみたい。

    久しぶりにこの手の本で面白いと思った。
    [more]
    (目次)
    第1章 書類、ノート、名刺など紙類の流れをつくる
    書類編
    ノート編 ほか

    第2章 デスク環境のミニマリズム
    私が仕事道具を減らすようになったきっかけ
    物を入れる場所を増やさない ほか

    第3章 ミニマリズム的時間管理
    頭の中で変換しなくていいツールを使う
    私のスケジュール管理ツールの構成 ほか

    第4章 ミニマリズム的プライベートライフ
    何もしない時間を大切にする
    プライベートタイムも対応のメモツール ほか

  • ミニマリストより文房具好き向けの本に思えた。

  • 仕事場に特化した断捨離指南で、かつ、文具を仕事にされているので、紹介される文房具が普段知らないようなものばかりで、こんな素敵なものがあるのか~と参考になる。

  • どこでも仕事ができるよう道具を厳選。写真を撮って散らかり具合を把握。

  • ものや考え事を最小限に抑えることで、余裕ある生活を送り、より活力的に過ごせるようになることを謳っているほんと。
    第1章、第2章は書類や仕事ツールを最小限にする方法を提案されているが、具体的過ぎる上、会社勤めでは難しいかも。
    ただし、考え方やワークフローの部分は参考になる。書類編の書類の分け方など。
    第3章、第4章は時間管理やプライベートの過ごし方の提案で、特に第3章のマンスリー手帳の使い方、工程表や時計式ToDoリストの運用方法はとてもタメになった。実践してみたい。

  • ミニマリスト的仕事術の本ですね。
    著者自身が実践している知的生産術も
    具体的で参考になるし、考え方も面白いものがいくつかありました。
    けっこう徹底したミニマリストです。
    例えば僕なんかつくづく便利だなあ、と思っている多色ボールペンを著者は使わないそうです。使うボールペンは単色のみだそうです。
    なぜなら、たくさん色があると、書いてる時に、どの色にしようか?と考える一瞬が、思考にブレーキをかけるのを避けたいからだそうです。細かいですよね(笑)
    それから本は積読はしないと決めてるらしいですね。一冊にきちんと向かい合って読み切り、読了して初めて書店へ行って、一冊だけ購入するというパターン。
    著者によれば腹が空いている時が一番ご飯が美味しく食べられるように、本も足りないくらいの状態で本当に楽しく読める、ということだそうです。活字欠乏感を作れと。
    まあ、そう言われてみればそうですねー、と自分の積読山脈を遠い目で・・・・(笑)

    以下、参考になりそうな著書の提案と考え方。

    ・紙類はためずに流す
    ・本は考えるための場所
    ・デスクは物を置く場所ではなく、何かを生み出す場所
    ・手書きでノートに向かうと脳と手が太いパイプでつながるように感じる。
    ・パソコンはどうしても変換という作業が必要になり思考の流れを止めてしまう。
    ・人はノートの罫線に影響され、自分の書いた文字にも影響される。
    ・頭は変換に使うのではなく、考え、生み出すために使いたい。
    ・手帳を8種類同時に買い最適なもので一年過ごす。残りの7冊は使わないが、7年の遠回りを回避したと思えば安い。
    ・毎月必ずやるタスクなどは向こう一年分先に手帳に書き込む。モノだけでなく、予定にも定位置を決める。
    ・スケジュール管理で大事なのは予定を書き込むことではなく、予定を着実に実行すること。
    ・人とは会わない日という予定を作る。
    2017/03/10 18:32

  • 刺激になる本。
    自分の現在置かれて状況を考えると、見習うべきてんが多かった。
    また独自の工夫で人生を送られており、漫然と生きてきた自分に反省
    早速、仕事場のデスクを整理して、思考ノイズが発生しないようにしていこうと思います。

  • 著者の本は初めて読んだが、文具使いが巧みな印象。自分が快適に過ごせる空間がどんなで、何が必要で手帳はマンスリーでないと駄目といったこだわり、譲れないものを経験上知っている人なのだなと思った。
    引き出しのない机に憧れるし、モノの整理に先に器を用意しないという言葉にハッとした。

  • 失礼ながら、さほど筆者の言うデスク周りの整頓には興味は湧かなかったが、本書で紹介されていた、幾つかのミニマルな文具に惹かれ、本を購入しました。内容で大きく感慨を受けたのは、「デスクのコクピット化」、「多機能より単機能文具」です。考える時間やノイズを極力減らし仕事に挑める環境づくりに、非常に共感出来ました。最後のコラム「一人で飲みに行く」が素晴らしい。表紙デザインとイラストも最高です。

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著者プロフィール

ステーショナリーディレクター、文具コンサルタント。
文具の展示会「ISOT」の事務局を経て、土橋正事務所を設立。
国内・海外の文具メーカーを対象に商品企画やPRのコンサルティング、ショップを対象に文具売り場のプロデュースを行っている。
文具ウェブマガジン(pen-info.jp)では、文具コラムをはじめ、海外の文具展示会レポートなど様々な情報発信を行っている。 新聞、雑誌などの文具特集にも多数参画している。
著書に「モノが少ないと快適に働ける」(東洋経済新報社)、「文具上手」「文具の流儀 ロングセラーとなりえた哲学」「仕事にすぐ効く 魔法の文房具」(いずれも東京書籍)、「やっぱり欲しい文房具」(技術評論社)、共著に「ステーショナリー ハック!」(マガジンハウス)がある。

「2017年 『暮らしの文房具』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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