モノが少ないと快適に働ける: 書類の山から解放されるミニマリズム的整理術

著者 :
  • 東洋経済新報社
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  • Amazon.co.jp ・本 (179ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492045220

感想・レビュー・書評

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  • この手の本で男性の著者で、ここまで読みやすいのは初めてでした。
    文章にもミニマリズムの精神が宿っているのかな。端正な語り口で、気負いや押しつけがましさがなくって、素直に読めました。この生活見習ってみたいです。

  • 私は、間違いなく、氏のブログ・著書の被害者である。
    読み終わると決まって新しい文具を買ってしまう。
    早速、今回もBookchairを購入。
    Bookchairに本書を固定し、にんまりしながら感想を記録している。

    本書で紹介されている文具については、まだ1点しか購入していないが、「スケッチブック ウス点」、「Xフレーム」、「PANTA」は、ちょっとした気のゆるみで買ってしまう可能性大だ。

    文具は、学生時代から好きでよくいろいろなものを試してきた。書かなければ覚えられないという強迫観念や、受験時代の不安から書き味のすぐれた文具を探し始めたのがきっかけ。

    大人になり、少し自由なお金が手に入ると、ついついいろいろなものを買い込んでしまった。車、高級時計と比べ、圧倒的に手に入れやすい価格帯。もちろん、文具に興味がない人にとっては、どうしてペンにそんなお金を??と言われることもあるが、ワクワクするんだから仕方ない。

    それでも、30歳を過ぎ、あふれる情報を処理しきれない時期が続くようになると、自然とモノを減らし、シンプルな生活を志向するようになる。四角さんの教えなどもありその志向に拍車がかかる。

    おかげでオフィスのデスク周りも、徐々にすっきりしてきた。氏の言われる思考のスリム化も図れてきた気がする。

    モノのスリム化の行程は、モノを厳選するというよりは、誘惑に負けないように新商品を見ないようにすることが中心。情報を遮断し、手持ちの道具でまわしていき、しばらく使わなかったものを手放していくという作業。
    いわゆるアップデートはできていない。
    そこへきて、ひょんなことで出会ってしまった本書で、自分がもっている一軍文具に少し時代からの遅れを感じてしまった。もちろん、自分の文具に愛着はあるので、おいそれとすべて総取っ替えが必要というわけではない。それでもいくつか試してみたいものが出てきたのも事実。

    単なる所有欲で買いあさることは頑として控えると宣言しつつ、新しい文具との出会いを楽しんでみたい。

  • <span style="color:#669966;">できるだけシンプルに、削ぎ落とすことで
    「モノがなくなる」ではなく「なにもない空間がある」を作り出す。</span>

    こういった考え方をベースに、文房具・空間・手帳の記入・読書などについて書かれた本です。
    どうしてもモノをためこみがち、なんとなく窮屈な生活をしていた自分にはとても参考になりました。

    以下、メモ。
    ・本はためこまない。「一期一会」ならぬ「一期一読」
     本に書かれている情報本体ではなく、そこから自分が考えたこととはなにか、が大事。
    ・買ったモノを死蔵させることが心の負担。
     モノを買うということは、そのモノをしっかり活用してあげるという責任も
     同時に引き受ける。
    ・大きな器があるとそこに詰め込んでしまいたくなる→器は用意しない
     ペン立てはぎゅうぎゅうに詰め込んでしまう。引出しなども同様に。

    こちらはビジネス書なので少し毛色は違いますが、
    こんまりさんの「人生がときめく片付けの魔法」も少しのモノであっても
    お気に入りをおくことで、心が満たされるという内容だったかと思います。
    持つことがしあわせじゃない、シンプルな生活を目指したいと思いました。

  • ライツ Xフレーム
    エセルテ ハンギングフォルダー
    高橋書店 ラフィーネ手帳
    ATOMA PPカバーノートA7

  • 書類の分類
    アクティブ
    スキャン
    保存
    廃棄

    時間もモノも定位置化する。

    良いデザインはできるだけ少なく。これはディーター・ラムス氏の言葉。
    少ない方が本質的な点に集中できる。

    自分の生活に取り入れる。
    短時間で読めた。

  • 【目次】(「BOOK」データベースより)
    第1章 書類、ノート、名刺など紙類の流れをつくる(書類編/ノート編 ほか)/第2章 デスク環境のミニマリズム(私が仕事道具を減らすようになったきっかけ/物を入れる場所を増やさない ほか)/第3章 ミニマリズム的時間管理(頭の中で変換しなくていいツールを使う/私のスケジュール管理ツールの構成 ほか)/第4章 ミニマリズム的プライベートライフ(何もしない時間を大切にする/プライベートタイムも対応のメモツール ほか)

  • いつもモノのチョイスに共感できるステーショナリーディレクター土橋さん2014年の著書.

    シンプルとは「必要最小限」ではなく「快適最小限」

    「捨てる」とは「処理する」

    ためずに流れを作る
    器のサイズを意識する

    心から満足感を得られるのは「買う」ときよりも「使っている」とき

    スケジュール管理で必要なのは「予定を書き込む」ことではなく「予定を実行する」こと

  • Simple is better. Minimalism is best!

  • 再読したい

  • ステーショナリー好きでありながらミニマリズム的整理術を説く。すべて著者の真似をすると疲れそうだが、断捨離と一緒で少しずつシンプルにしていくことは、効率を上げるにも重要だと思う

著者プロフィール

ステーショナリーディレクター、文具コンサルタント。
文具の展示会「ISOT」の事務局を経て、土橋正事務所を設立。
国内・海外の文具メーカーを対象に商品企画やPRのコンサルティング、ショップを対象に文具売り場のプロデュースを行っている。
文具ウェブマガジン(pen-info.jp)では、文具コラムをはじめ、海外の文具展示会レポートなど様々な情報発信を行っている。 新聞、雑誌などの文具特集にも多数参画している。
著書に「モノが少ないと快適に働ける」(東洋経済新報社)、「文具上手」「文具の流儀 ロングセラーとなりえた哲学」「仕事にすぐ効く 魔法の文房具」(いずれも東京書籍)、「やっぱり欲しい文房具」(技術評論社)、共著に「ステーショナリー ハック!」(マガジンハウス)がある。

「2017年 『暮らしの文房具』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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