老後破産しないためのお金の教科書―年金・資産運用・相続の基礎知識
- 東洋経済新報社 (2015年11月6日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784492045879
作品紹介・あらすじ
【いま、日本人が一番心配している問題にズバリ答える一冊】
年収800万円でも危ない! 1億総「老後危機」時代を迎えつつある今、老後の不安から身を守るために知っておくべき知識と対策とは? 定年後、お金に困らないためのポイントをやさしく解説する。
世の中には、老後の不安を煽る本や雑誌が溢れています。「老後は1億円必要だ」などと言われれば、多くの人が不安になるでしょう。
もちろん、老後は長いですし、何が起きるかわかりませんから、能天気に安心しているわけにはいきませんが、かと言って、いたずらに不安に怯えていても仕方ありません。(中略)本書は、主な読者層として投資や資産運用に不慣れな人を念頭に置き、「難しいことを考えずに、書かれてあるとおりに行動すれば老後のリスクが減らせる」という守りのマニュアルを目指しました。したがって、不慣れな人でも、まずはマニュアルどおりにやってみればなんとかなります。もちろん、マニュアルどおりではつまらない人もいるでしょうから、そういう人のためには初心者が気を付けるべきことや、知っておくべき投資関連の基礎知識なども記しておきました。(「はじめに」より抜粋)
感想・レビュー・書評
-
老後の資産についての考え方の説明の本
なんか分量の割に言ってることが少ないように感じる。うまくまとめられてないのでは。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
長生きとインフレに備えるための本。
-
預金だけでは▲。インフレ対策の資産運用が参考になった。自分の歳だと保険のつもりでリスクを取りインフレ対策しないといけないのだろう。投資信託・株・外貨…、年金受給を遅らせることも。金はどうなのかな? 良書。
-
年金は65歳からもらうのが当然と思っていた自分には、65-69歳までも年金を貰わずに自分のお金を取り崩して生活して、70歳からもらうようにするというのは新鮮な驚きでした(知っている人にとってはあたり前のことでしょうけど)。これによって受給額が65歳からもらうよりも1.42倍になるということで、そうすればその先は年金だけで生活できるというもので、65-69歳の間は自分のお金が減っていくだけで精神的に厳しいものがありますが、自分自身としても検討に値するものと思いました。(もっともそのためには65歳からも働くか、それなりの蓄えは必要ですが)
また年齢によるポートフォリオ推移に、変動金利個人国債や物価連動債が大きな比重を占めていて、結構保守的な考え方です。
(2019-5-25追記)
最近は年金受給開始を遅らせて金額を増やすという記事を結構見かけるようになり、中にはケース別などで詳しく書かれているものもあります。 -
メインターゲットは退職間際のサラリーマン。インフレに備えた守りの資産運用・形成。我々の世代が退職する頃に制度どうなっているかわからないけど、65歳まで働いて、年金受給は70歳まで待つことで年額受給額42%増させる。持ち家がベター。
-
老後に限らず、将来のインフレリスクへの対応について初心者向けに書かれた本。
年金の仕組み、分散投資の必要性、相続、不安を煽られるばかりでなくある程度の基本知識と、対応策の基本として(実行するしないは別として)一読する価値あり。
非常に読みやすい1冊でした。 -
老後に資金不足で生活できなくなるリスクを避けるための、守りの本。
守・破・離の守の段階であり、投資の初心者や破へ進もうとしている読者層には足下を確かめる意味では良い教科書と思う。
年金は繰り下げ受給だね!