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- Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
- / ISBN・EAN: 9784492060650
作品紹介・あらすじ
日本の対戦車火器、レーダー、ドイツのジェット機-。注目されながらもついに十分な戦力となりえなかった悲劇の新兵器をその開発過程から検証。加えて戦時下で脅威的な成功を収めたソ連の兵器生産の秘密を発掘する異色の技術戦史。
感想・レビュー・書評
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・新兵器は開発されただけでは駄目で、量産され運用されて始めて間に合った兵器となる
・八木秀次博士の辛らつな批評「科学力以前に、日本は既に思想と精神で負けていた 科学を培う精神と思想がないのに応急的に道具として科学を使おうとしても、使いきれるものではない」
・日本は資源も技術も乏しいのに必要性や技術的可能性も十分検討せず、闇雲に多数の兵器を研究していた(システムスタディの欠如)
・しかも海軍と陸軍で別個に同じ研究をしていたりした(現在の縦割り官庁でも同様の弊害あり)
・個々の兵器(サブシステム)の性能は不十分でも、システム全体として能力を発揮させるという思想(グランドデザイン)が欠如していた(レーダー、無線電話、迎撃戦闘機、誘導システム、対空火器)詳細をみるコメント0件をすべて表示
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