戦う石橋湛山 新版

著者 :
  • 東洋経済新報社
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  • Amazon.co.jp ・本 (314ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492061237

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  • 戦前までの石橋湛山の記事を軸に、新聞各社が軍と時勢に迎合していく様を対比的に戦前世論動向を炙り出す。

  • 満州事変から国際連盟脱退にいたる混乱の時期に東洋経済新報社にあって一貫して中国の独立とその経済的な将来性を見越した論説がこの時期主張されていたことを知り気分爽快となる。メディアは何であれ表現の自由こそが社会のを守る守護神であり、いくら少数意見で「嫌われ者」の意見であったとしても見逃さずそれに耳を傾けていきたいものだと思った。

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著者プロフィール

半藤 一利(はんどう・かずとし):1930年生まれ。作家。東京大学文学部卒業後、文藝春秋社入社。「文藝春秋」「週刊文春」の編集長を経て専務取締役。同社を退社後、昭和史を中心とした歴史関係、夏目漱石関連の著書を多数出版。主な著書に『昭和史』(平凡社 毎日出版文化賞特別賞受賞)、『漱石先生ぞな、もし』(文春文庫新田次郎文学賞受賞)、『聖断』(PHP文庫)、『決定版 日本のいちばん長い日』(文春文庫)、『幕末史』(新潮文庫)、『それからの海舟』(ちくま文庫)等がある。2015年、菊池寛賞受賞。2021年没。

「2024年 『安吾さんの太平洋戦争』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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