- Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
- / ISBN・EAN: 9784492222300
感想・レビュー・書評
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小室直樹の数多い書籍の中でも最高峰の内容かと思います。
社会モデルの構成を歴史のパラダイムを踏まえて記述している事項の数々は正に圧倒的。ソビエトの崩壊から社会主義の論理を読み解き、さらにケインズ経済学のモデルへと展開、さらに資本主義の起源を考えキリスト教の論理を追求、さらにプロテスタントの存在を考察、日本の論理を追及する上で日本に伝わる仏教や習慣が如何に日本教の中で変革していくのか、明治維新の起源となった山崎闇斎の崎門の学、荻生徂徠を追及・・などモデルに至る論理の追求を紐解いた一書。
各項一つ一つで十分に一冊の書籍として成り立つ。それら別々の論理の追求を見事に一冊の内容にバランスよく纏められている。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
やはり小室氏の本はめっぽう面白い。
こういうのは新書で出してほしいな -
論理の方法ってタイトルがちょっとしっくりこないけど、社会科学のモデルとして古典派経済学モデル、ケインズ経済学モデル、ウェーバーの宗教モデルと資本主義の精神、丸山真男の日本政治モデル、平泉澄の国史モデルとを挙げて、これらがどのようなものか概要を説明しながらその論理展開や発想の凄さを教えてくれる。論理の方法としても勉強になるんだろうが、おれみたいな浅学の人間にはこういう学説があるんだという知識として勉強になった。
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すごく面白い。
論理について興味をもつキッカケになった。 -
モデル化することの大切さ。
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この人、すごいと思います。
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小室さんがデビューした頃は変な,おっさんとしか思わなかったけど,博覧強記の逸材ですね。