ヤバい社会学
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この作品に関連する談話室の質問
みんなの感想・レビュー・書評
ヤバい経済学で取り上げられた著者による社会学というか、シカゴの貧しい黒人街の物語。想像できない実態が赤裸々に記されている。人間太くないと生き残れないと実感。最後の方は切ないところもあるが、結局は自分がどういう立ち位置にいて、何をするかを選ばなければいけないということ。自らリスクを負って。そうでないと陳腐な人生しか送れないというこうとか。幸せとか正義とかを根底から覆される書籍だった。
↓貸出状況確認はこちら↓
http://yamato.lib.nara-wu.ac.jp/webopac/ctlsrh.do?bibid=BB00156348&maxcnt=1000&listcnt=50
「ギャングとつるんだ冒険と災難の日々の全貌を明らかにした地下経済ノンフィクション」。
数字で表面的にギャングの実態を明らかにするのでなく、実際にギャングの中に、それも奥深くまで入り込んだ調査した様子が描かれている。
論文とかというより、一種の小説。
結局ギャングの世界も、オモテの大企業と構図は変わらんようです。
貧しいコミュニティの中でも、助け合ったりいがみ合ったり多種多様な人が居て、でもオモテのご近所づきあいよりもその関係性はとても密接。
ギブアンドテイクがとても重要な位置を占めるゲットーの世界。その微妙なバランス加減が、ゲットーに住む人々の生活を左右する。
著者はJT(幹部の名)の伝記を書けずに申し訳ないと綴っているけど、これ自体が彼の伝記のようでもある。
社会学者になりたてほやほやの青年が、ギャングとつるむと・・・。調査方法云々より、彼の心の動きがおもしろい。
図書館では社会学の棚に置いてない(笑)。
そのまま映画になりそうな異文化体験青春記。観察者としては深入りしすぎた部分もあるけれど、結局ヴェンカティッシュのほうは自分のプライベートを開示せずにこれだけの情報を持ち出す一方だったんだから、負い目のように思うところはあるんだろうな。
著者がアメリカの下層階級社会で過ごした体験談を綴ったもの。
ある意味告発的な内容もかねてしまっているので
出版は大変だったのではないかと思う。
・・・がそれ以上でもそれ以下でもない内容。
決して内容が悪いといっているわけではなく。
きれいごと、中途半端なあるべき論で済ませがちな社会学にリアリティを持たせるのは大変だなと思わせる内容。
2010.3.8
おもろい!やっぱ社会学も良い!原題は「社会学」という言葉は使ってないけど。エスノグラフィーか。
フィールドワークやってみたいな。
ギャングの組織もヒエラルキー化と権力闘争の嵐。
コネと実力の世界。
この人はギャングや貧困についての、その後取り組みもフォローしていこう。
社会学者の著者が、シカゴのあるギャングリーダーの付き人となって、数年に渡り現地の人々と生活を共にすることで、アメリカのギャングファミリーや黒人貧困層の文化と日々の生活をリアルに記述する。
エスノグラフィーというよりはノンフィクション小説として読んだほうが不満なく読めて面白い。
ギャング映画やUSHipHop好きの"マザファッカども"に読んでほしい一冊。
またもや望月衛さんの翻訳にアディクトされた。この方の翻訳がツボな人は『ヤバい経済学』『まぐれ』『ブラックスワン』などがおすすめ。
これはヤバイ!!!!!!
僕も大学では社会学を専攻していたのですが、こんなフィールドワークはありえない!
ギャングの巣窟、麻薬と銃弾と売春が飛び交うコミュニティで生活を共にして調査するなんて!面白すぎる!
学生諸君にはフィールドワークをやるならこれくらいのことをしなくちゃあかんよと言いたい!
(僕には無理です。怖すぎる。がくぶる。)
そして、本書は最高に面白い激ヤバな「社会学」であると同時に、貧困と差別という不遇の世界の中で、必死に生きようともがいていた一人のギャングスタJTの物語でもある。
題名に社会学とあるけど、社会学はあまり関係なくてどちらかというと回顧録。若き社会学者スディール君が、無謀にも黒人ギャングの世界に調査に入っていき、いつの間にかギャングリーダーと友達(?)になったり、1日ギャングリーダーをやることになったりする話。ディティールが面白くてグイグイ引き込まれる内容。終わり方が一抹の寂しさを感じさせる。
シカゴ大学に通っていた社会学者の卵である著者は、シカゴのスラムでギャングのリーダーや売春婦、ホームレスなど知り合い、数年にわたり彼らのコミュニティに深く関わっていく。ある時は「ギャングリーダーの仕事」も経験する。(本書の原題は『Gang Leader for a Day(一日ギャングリーダー)』)
著者の特殊な立場だからこそ見えるスラムの姿は、日本に住む僕の生活からすると、まるで空想の創作小説を読んでいるような感じだった。
またスラムのコミュニティに深く関わっていく著者だが、根本の部分で、著者にとってスラムは「社会学者としての研究対象」だ。そこに生まれる著者の複雑な思いも本書の魅力だ。
2010/06/17 ネットで見つけた。<br />http://www.mindhacks.jp/2010/05/post-2356<br /><br />面白そうだ。
「ヤバい経済学」からのスピンオフ。第3章ができるまで。 シカゴの麻薬売人ギャングとつるんだ、社会学者のノンフィクションルポ。 なんのツテもなくギャングの懐に飛び込み、時間をかけて(何年も!)少しずつ打ち解け始める。 簡単にまとめると、たんなるマスコミによるルポと同じように聞こえてしまうが、この本はもっと踏み込んでいる。 打ち解けるに連れて、その彼らにも彼らなりのコミュニティ、原則がある... 続きを読む »
何をきっかけに知った本だったか忘れましたが、
amazoneで中古本をゲット。
残すところ1/4くらいになってきました。
amazoneレビューにもありましたが、
面白いけど、舞台が日本の状況とはかけ離れており、
ノンフィクションでありながら、フィクションを読んでいるような感覚になります。
ただ、やっぱり面白い。
当時シカゴ大の学生だった著者の無謀っぷりや、
ストリートギャングの上層部における独自の組織論みたいなものに
へぇ~なんて感心してみたり。
乱暴な方法だけど理にかなってたりしてなかなかです。
ヤバい経済学 一日だけのギャング・リーダー スディール・ヴェンカデッシュ 望月衛訳 Gang Leader for a Day A Rougue Sociologist Takes to the Streets 「ヤバい経済学」で紹介されていたので読んだ。 しかし、原題と邦題がまったく違っているのに毎度毎度辟易する。 「カイト・ランナー」も文庫化にあたって「君のためなら千回でも... 続きを読む »
社会学者の卵が、ギャングの世界に飛び込み、その赤裸々な生活を明かす・・・。
翻訳物なのとあまりに現実世界とギャップがあることで、はじめこそ読みにくかったが、その後どっぷり惹きこまれた。
異世界を探検できる面白さを再認識。
もちろん、色々考えたこともあったけど・・・読んでしばらく経ってしまったので省略(^^;
20100106-0209
シカゴ、ロバートテイラーでヴェンカテッシュは、ギャングのリーダー、JTで出会い、ギャングと住民の複雑な関係と貧しい中で必死に生きる人々の姿を描いた作品。
遠い国の話と思う一方で、とても身近な話の気がした。
帯の「いっぺん読み始めたら、ぜったい途中でやめられないよ」の文言に偽りなく、下手なドキュメンタリー映画やTV番組より断然おもしろい。
ギャングやゲットーの人たちの生態、実態は、日本に住むぼくには想像もつかない。
読んだ後、ロバート・テイラー・ホームズをgoogle earthで探したら更地になっていた。
シカゴのプロジェクトに筆者が入り込み、そこの住人がどのようにお金を稼ぎ、生活しているかがとてもリアルに描かれている。
ゲットーでのギャングの役割、行政の役割、住人の暮らしぶりを知ることができ、とても面白かった。
ギャングがこんなにも組織化されているのに驚いた。
日本では考えられないが、あれだけ国土が広く人口も多いのだから、行政に頼るよりも自分の身は自分で守るということを考えるようになるのは当たり前なのかな。






