野菜の裏側 ―本当に安全でおいしい野菜の選び方

著者 :
  • 東洋経済新報社
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  • Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492223048

作品紹介・あらすじ

日本は世界第2位の農薬大国、肥料は完全に盲点。農薬、肥料の毒におかされた「不自然な」状態で栽培された「不自然な野菜」を食べて健康を維持できるのか?

感想・レビュー・書評

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  • 自然農法の野菜づくりは、農薬や、肥料を使わずに野菜を自然なまま育てること。そのためには、まず今までの肥毒をぬいてしまうこと。それは、簡単なことではなかった。不自然な野菜作りから、自然に逆らわらずに野菜を育てていけるようになるためには、今までの常識を捨てなければならない。田畑はには農薬をかけず、肥料もやらず、それで、すぐさま上手く行くわけでない。今まで手をかけていたのだから、手をかけてもらえなければ育てぬような土壌になっているのだから。
    それでも確固たる信念を持ち、続けていけば、やがて本当の実りの時期を迎える。
    人生にも同じことがいえる。自然の摂理に従い生きていくことことが、本当の実りある人生になると気づかせてくれた一冊。


  • 一時影響は受けたけど今となってみてはという感じはある。
    ただ学びにはなった。

  • 自然栽培の野菜を食べてみたくなった。
    「自然をいただく」という感覚をなるべく食べ物を選ぶ基準にしたい。

  • 野菜の裏側にどのようなことがあるのか知りたくてこの本を手にした。
    日本は、農薬使用量が世界で2位ととても使用しており、その養分が土から海に流れ出して、海の赤潮などの問題が発生している。健康にいいと言われている有機栽培作物も数日放置すると一般栽培よりも早く腐ってしまい、体に良くないのではないかと考えられる。自然栽培作物は腐ることなく枯れるため、体に良い食べ物であると考えられる。自然栽培作物を食べることで体の調子が整い、病気の予防になる。
    筆者の考える自然栽培の素晴らしさ、一般・有機栽培の危険性を理解することができたが、全ての農家で自然栽培を行ってしまうと、食糧危機になってしまうなどいろいろな課題が多くある。農薬を取ることは人間にとって本当に大きな影響を与えているのか、可視化出来ない以上水掛け論となるのではないかと思った。

  • 裏シリーズでは駄作。作者のスペックが低く、面白い情報もあるが、個人の感覚的な主観が目に余るレベル。問題提起や人生観については理解できるが、見解が一方的で包括的なソリューション提示も皆無。
    35年間医者にも薬にもかかってないと誇らしげに主張してるが、そんな人はザラにいる。そしてそのことに対して自然栽培うんぬんとの因果関係は無い。ご子息が溶連菌感染症にかかったが治療せず寝て治した・・とあるが、これは有り得ない対応。そしてどうやって、誰がその聞いたこともない見たこともない病気を判別したのか。また病状についての誤解も著しい。毒素を排出するために咳や鼻水、下痢を防御本能が行なっていると思い込んでるらしい。これらの症状はウィルスが次の感染者を増やすために、人体に影響を与えているのが本当のところ。
    肥料を使うから虫や病気がたかり、大地が肥毒堆積する、自然のまま農業すれば肥料も無しに良い野菜が作れるのが自然栽培だ。というのは分かるが、そうであれば歴史的にそもそも肥料など開発されていない論理になる。硝酸性窒素が悪いのは分かるが、窒素やリンを大量に用いた化学肥料が無ければ増大する人口を養うことができなかったことも事実であろう
    せっかく良い情報を提供できるのに、編集者や出版社がもっとしっかりしてないとダメなのでは・・

  • 自然の摂理に逆らわない栽培。

    人間の都合のいいように変化してきた栽培方法によって
    農薬、肥料を使わざるを得ない悪循環に陥ってしまってる。


    安い、早い、便利を求めることを少しずつでも減らして行こうと思った。

    全て無農薬無肥料、無添加に変えるのはたしかに難しいし切羽詰まってしまうけれど、
    少しの意識から変え、それを体の実感に変え、習慣化して行ければいいなと思う。

  • 裏側シリーズ第3弾。今回は少々期待外れ。一般栽培ではなく、有機栽培でもなく、自然栽培がいいというのは分かるが、現実の生活にどうやって取り入れるのか。それが「五感で選べ」は無責任。米と味噌にはこだわりなさい、には納得。

  • 自然の摂理を尊重する事。

  • 市民農園の自分の畑で実際に自然栽培を始めてから2年経ち、作ってみていろんなことがわかりました。この本にかかれているように、自然栽培と有機野菜や一般栽培の野菜の出来上がりの違いは
    その通りでした。、畑には長年畑にきて作っておられる年代の違う地元、地域のおじいさん、おばあさん達は、自然栽培ではない、慣行栽培いわゆる有機栽培や一般栽培で肥料もバンバン使っていますので、今更それが悪い作りかただから間違っているからやめたほうがいいとは言えません。なぜなら、その人達とは当時の時代背景も経済も、暮らしも違うし、そう教えてもらってそれが良いんだと思ってやってきはったから、全部を否定してはいけない気がします。ただ実際に自然栽培で作っているところを見て、できた野菜を見てそういうやり方も有るんだなと認めてもらうことで考え方も変わっていくのだと思いました。
    この本は正しい、確かに書いておられることは正しいかもしれないが、だからと言って否定してはいけない、認めた上でこういうやり方があるということなら良いかなと思いました。

  • 無農薬・有機肥料の有機栽培が身体に良いと思っていた。肥料を与えるから虫がつくとは知らなかった。
    無農薬・無肥料の自然栽培野菜を有機野菜とごちゃまぜに考えていたから、本を読んで違いが分かった。
    そして、無農薬にこだわりすぎることで、大事なものを見失うと思った。
    適度に農薬・肥料を使って美味しい野菜をつくっている農家はたくさんあるはずだ。それを自分で作れもしないのにダメなものだと決めつけている自分の性根を直さなければ人生は開かない。
    最後の著者の人生の話もとても興味深かった。投資のための借金はしても、補填の借金はしない。
    自然栽培の生き方をすること。自分もとても共感する。天地の間に生かされたいち生物として、自分も自然栽培で成長していきたいと思う。

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著者プロフィール

2015年現在 株式会社 ナチュラル・ハーモニー代表

「2015年 『環境と共生する「農」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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