あ、「やりがい」とかいらないんで、とりあえず残業代ください。
- 東洋経済新報社 (2014年1月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (167ページ)
- / ISBN・EAN: 9784492223345
作品紹介・あらすじ
――「たかが仕事」でそんなに苦しむのは、アホらしいと思いませんか?――
「朝30分遅刻すると鬼のように怒られるのに、夜30分残業してもその残業代は払われない」(事務)
「給料がたくさんもらえれば、仕事のやりがいだって少しは感じられるかもしれない」(事務)
「『定時』はだいたい22時』(SE)
「就活中の学生には、業務時間内にメールを送るように指示されている」(営業)
「同僚が上司から『あいつはよく休む』と評価されていることを知り、自分はもう休めないと思った」(営業)
「ワークライフバランス否定派の先輩が、健康診断にひっかかって顔面蒼白になっていた」(SE)
「OG訪問をしたら、先輩女性社員の肌の荒れ方にびっくりした」(大学生)
「学生時代はほとんど勉強しなかった友人が、就職するなり『早く成長したい』とか言い出して、心配になる』(事務)
みんな、「働くこと」に悩んでいます。
「やりがい」って、そんなに必要なのでしょうか?
「お金のために働く」って割り切ることは、そんなに悪いことなのでしょうか?
本書では、大人気ブログ「脱社畜ブログ」の管理人が、みんなが心の中では「おかしい」と感じている
働き方をぶった切り、日本人にかけられた「社畜」の呪いを解消します。
「働くこと」に悩んでいるビジネスパーソンはもちろん、就活中の学生にもおすすめです。
感想・レビュー・書評
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タイトルがなかなか辛辣だなぁと思って気になり読んでみた。
当り前のことが書いてあるけど、あぁ確かにそうだなと思うこともたくさん
でも読んでて気持ちはスカッとするが
解決策が見えない…!!!!
結局どうすりゃいいんだ!?って。
オチが無い。
新卒の方等新たに働き始める人にはうんうんそうだよね!って同意を得られるとは思う。
ただこの本の通り正しいことは正しい!と分かっていても
今を生きるのは難しいんだよ…(社会に出て早15年以上経ちましたが)
転職を何度も繰り返して今やーっと、ほぼホワイト企業なのでいいけど
新卒~数年前まで地獄だったなぁと思い出した。そんな本。 -
☑︎「やりがい」にとらわれるな
☑︎会社はあくまで「取引先」
☑︎自分の価値観を大切にしよう
就活にもオススメできる一冊です! -
会社に身を捧げることないってテーマ。モラルある人が読めばいいけど、モンスターだとどおかな。
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★×4.5
素晴らしい本だった。著者の考え方がユニークで、面白く読み応えがある。 -
この本を読んでからちきりんのブログを読むと、その差に笑いがでる。
ブログとかぶる部分が多いから、ブログを読んでる人に新しいことはないかもしれない。
でも、改めて読んでみて、社会の仕組みのヘンテコさとか、自分の意識のおかしさに気づくことが多い。 -
読んでいてものすごくイライラしました! いえ、この本にではなく今の社会とそれを無意識・意識関係なくそれを善しとしている人たちに、です。 (この本はとても良い内容でした) “KAROSHI”などという英単語ができてしまっていることを日本人として恥ずかしく思います。 あと著者は本の中で“社会人”という言葉に疑問を抱いていますが全く同感です。誰が作ったんでしょうね。 法律を守ることで会社がつぶれてしまうのならそれは仕方ないです。元を社長に全責任があります。 それ以上でも以下でもありません。
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この時代のサラリーマン入門書。自身が雇われると言う立場を意識する。経営者目線のフリをしなくてはならない場合も多々あるものの、結局は、従業員目線が必要と説く。そこには、同調圧力と言う何とも息苦しそうな考えからの脱却を軽やかかつ真摯に促す力がある。困難な就職活動の中で芽生える「拾ってもらった」と言う入社前の愛社精神。なるほど、社畜はこう作られるのですね。