仕掛学

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著者 : 松村真宏
  • 東洋経済新報社 (2016年9月22日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (173ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492233733

仕掛学の感想・レビュー・書評

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  • ・要約
    ★私見
    ---
    ★タイトルを見て、痴漢防止の看板を思い出した。「痴漢は犯罪です」よりも、「皆様のおかげで犯人を捕まえることができました」の方が犯罪が減ったという事例。
    ★本書は仕掛け例の紹介と分析を書いた本であるが、分析の際に同じ仕掛け例ばかり取り上げるので中だるみした。
    ★厚めの本であるにも関わらず、情報量がとても少ない。文字数をカサ増しした上に、文章間の空白も余分に取っている感じ。よく言えばさらっと読めるが、物足りない。
    ★とはいえ、家庭や仕事の仕掛けを考えよう、と思い立った点では役に立った。

    ・p16 運動や減塩など「した方が良いこと」はなかなかしないので、「ついしたくなる」仕掛をつくるといい。
    ・p21 仕掛け例:子供のおもちゃ箱の上にバスケットゴールを設置することで、お片付けがゲームになって捗る。
    ★似たようなものを作ろう。スペースの都合があるので、赤いポスト型とかかな?
    ・p57 仕掛け例:コインが面白い動きをする募金箱には募金しやすい。
    ・p72 仕掛に乗る負担が大きくて持続性が低い(飽きやすい)仕掛けは観光地などに向く。仕掛にも向き不向きがある。
    仕掛けに乗る負担が少ないのは、男性トイレの的当てなど。
    仕掛に乗る負担が大きいのは、エスカレーターの代わりに階段を登ることなど。
    ・p150 仕掛けの思いつき方:行動の類似性を使う。
    ゴミ箱に「捨てる」→似ている動詞→「投げる」→連想されるもの→「釣り」
    ゴミ箱に「釣り」→連想→魚拓をとれるゴミ箱
    ・p154 仕掛けの思いつき方:五感を組み合わせる
    ゴミ箱+「視覚」→連想→ゴミを入れると◯◯が変化して見える
    ・p164 仕掛け例:真実の口の中に手を入れるとアルコール消毒噴射
    ・p165 仕掛け例:上から垂れている紐の出所を見ると広告がある(人間釣り)

    ★私がやっている「ながら家事」は、誘導性が低いものの、仕掛けと言って良さそうだ。
    例1:きれいにした洗面台に布巾を置いておく
    各自がきれいな状態を保とうと、使用後に布巾がけをしてくれる。
    例2:階段にクイックルワイパーを置いておく
    階段を使うときに、ワイパーで掃除しながら昇り降りする。

  • まさに究極の改善活動。改善するのではなく改善誘導するという考えが秀逸。仕掛けはいまや「学」がついて仕掛学まで昇華してきた。残念なのは著者も書いているように学会がないこと。せめてフォーラム的な場でもあれば盛り上がるんだろうが。

  • 11月20日の日経、朝日、両紙に書評があり、ちょっと気になっていたこともあり。女性にはわかりにくいかも知れないが、男子用小トイレにハエのマークなどがついていて、そこを狙うと廻りの汚れが少ない。ということは以前から言われていたが、それを「仕掛」と称し、学問として必要な要素は何かを説く。もともと人工知能の人なので、考え方はケースを集めて推論する方法で、理論的ではなく、経験的な部分もあるが、確かにこの分析はおもしろく、いろいろ企画を立てる上での参考になる。仕掛けには物理的と心理的なトリガーがあり、それをまた分解すると~。人に受け入れられるアイディアを考えている人におススメ。

  • この著者、担当編集者にセクハラしてたって、同業の知り合いに聞いたことがあります。

  • 人の動きを操るちょっとした仕掛けについて、まとめられた本。男性トイレにおける、的、小便禁止の張り紙よりも、鳥居マークの方が効果的など。ちょっとした心理をつけば変えられる行動の仕掛けについて。内容は軽くて良いが事例はやや少なめ。以下抜粋。
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    ・背表紙を「並んで一枚の絵」になるようにしておけば自然と順番に並べたがる心理が働く。
    ・「ついついしたくなる」ように仕向けることは不確実性を含むので遠回りに感じるかもしれないが、正攻法が効かない場合は有望なアプローチになる。
    ・身だしなみをキにするの自己認識の一つの現れ。実験でチラシスタンドの上に鏡を置いておいただけで、鏡を設置しなかったことに比べ2.5倍ビラをとった数が増えた。
    ・社会的証明
    →ペッドボトルも、キャップを一緒に捨てる方法ではなく、キャップだけ別に入り口を買えると、分けて捨てる人が49→60%に上がった。これは別箱に入っているキャップが社会的証明になったからとかんがえられる。
    ・アイデアの発生が詰まったときの9つの視点
    1.他の使いみちは?
    2.他に似たものは?
    3.変えてみたら?
    4.大きくしてみたら?
    5.小さくしてみたら?
    6.他のもので代用してみたら?
    7.入れ替えてみたら?
    8.逆にしてみたら?」
    9.組み合わせてみたら?

  • 行動経済学のナッジとの共通点が多い。

  • タイトルに惹かれて購入。

    人を動かすアイディア=「ついしたくなる」仕掛けの数々が紹介されている。

    どのようにすれば行動を変化させられるのか。
    そんな仕掛けを発見方法から仕組み、原理、発想法まで解説。
    しかし難しいことではなく基本原理さえ知ってしまえば誰でもできると思える。

    2~3時間で読めるボリュームながら新たな発見の多い著書です。
    街やそこら辺を歩きながら仕掛を見つけるのも楽しみになりました。
    仕事なんかで人を間接的に伝えて問題を解決する時のアイディア出しに役立ちそうです。
    #2017年4冊目

  • 記憶力や意思が弱いのでそれらに頼らなくても良いようにと日ごろから試行錯誤していたので、書店で見かけて思わず手に取りました。内容は立ち読みできるほどの分量で、個々の内容も今まで試してきたようなものでしたが、今まで頭の中にバラバラにあったアイデアが整理されることで、新たな仕掛けのアイデアが浮かびそうと思い購入しました。

  • 人を動かすにはちょっとした仕掛けがあればいい。

    仕掛のポイントは目的を直接的に悟られず、思わず してしまうことで結果的に目的が達成されるという仕組み。

    例えばトイレの小便器に「綺麗に使ってください」と張り紙が書かれていても効果は薄いが、小便器の中に的が書かれていると思わずそれを狙いたくなってしまい結果的にトイレが綺麗に使われます。

    世の中にあるそういった仕掛けを色々と紹介しているが思わずなるほど!と声が出てしまうほど秀逸なアイデアがたくさんで非常に面白い。

    個人的には大好きなジャンルの本でおすすめです。

  • やらされている感じが全く出ない、「ついしたくなる」仕掛け。
    子どもの様子を観察したり、画像検索で世界の情報を調べるとヒントがある。オズボーンのチェックリストも効果的。
    技術屋は、単純な仕掛けですむものを大げさに考えるかもしれない。気をつけよ。

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仕掛学の作品紹介

「ついしたくなる」にはシカケがある。
スタンフォード大学の講義でも用いられている、日本発のフレームワーク、仕掛学【Shikakeology】。

押してダメなら引いてみな。一言で言うとこれが仕掛けの極意です。
人に動いてほしいときは無理やり動かそうとするのではなく、
自ら進んで動きたくなるような仕掛けをつくればよいのです。
ただ、言う は易し行うは難し。そのような仕掛けのつくり方はこれまで誰も考えてきませんでした。
本書では仕掛けの事例を分析し、体系化。
「ついしたくなる」仕掛けのアイデアのつくり方についてご紹介します。

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