仕掛学―人を動かすアイデアのつくり方

著者 :
  • 東洋経済新報社
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  • Amazon.co.jp ・本 (173ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492233733

感想・レビュー・書評

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  • まさに究極の改善活動。改善するのではなく改善誘導するという考えが秀逸。仕掛けはいまや「学」がついて仕掛学まで昇華してきた。残念なのは著者も書いているように学会がないこと。せめてフォーラム的な場でもあれば盛り上がるんだろうが。

  • 11月20日の日経、朝日、両紙に書評があり、ちょっと気になっていたこともあり。女性にはわかりにくいかも知れないが、男子用小トイレにハエのマークなどがついていて、そこを狙うと廻りの汚れが少ない。ということは以前から言われていたが、それを「仕掛」と称し、学問として必要な要素は何かを説く。もともと人工知能の人なので、考え方はケースを集めて推論する方法で、理論的ではなく、経験的な部分もあるが、確かにこの分析はおもしろく、いろいろ企画を立てる上での参考になる。仕掛けには物理的と心理的なトリガーがあり、それをまた分解すると~。人に受け入れられるアイディアを考えている人におススメ。

  • 日常で仕掛けを意識してみたくなった

  • voicyきっかけで読んでみた。
    これは、面白すぎる!!
    良い仕掛け、からくり
    いろいろ考えてやってみようかなー。
    まずは自分自身に仕掛ける
    筆者も年齢がそんなに遠くなく、思考の背景もよく理解できた。

  • ついやってしまう心理やデザインを分析
    ナッジとは違う選択の余地

  • 心に残ったフレーズ
    ・重要なのは人に気づかせることであって、そのためには「仕掛け」をデザインすればいい(p13)
    ・「ついしたくなる」ように仕向けることは不確実性を含むので遠回りに見えるかもしれないが、正攻法が効かない場合には有望なアプローチになる(p27)
    ・仕掛けの定義「FAD要件」
    ①公平性(Fairness):誰も不利益を被らない
    ②誘引性(Attractiveness):行動が誘われる
    ③目的の二重性(duality of purpose):仕掛ける側と仕掛けられる側の目的が異なる(p36)
    ・世界は仕掛けにあふれているが、仕掛けに気づかないことも多い。そのような時は、人々の行動を観察する事が仕掛けに気づくきっかけになる。
    ・一方ロシアは鉛筆を使った。
    問題に直面したとき、技術に詳しい人ほど技術にとらわれてしまい、使う必要のない技術をわざわざ使って簡単な問題を難しく解決しようとする。

  • なるほど、、、
    私たちが「なるほどおもしろい!」と感じるものにも、色んな仕掛けが施されていて、
    わたしたちは見事にそのまま感じていたんだなあと、
    「まんまとやられてた!笑」と思いました。
    自分でも何か仕掛けを考えてみたくなる、なんだか、
    難しすぎず、わかりやすい本だったため、
    余計に出来そうな気がしてしまうそんな本でした。

  • メディアサロンが東北大にいろいろな仕掛けを施していくってちょっと面白くないですか?

  • ナッジの作り方が体系的にまとめられており、ナッジ企画の参考になる。

  • 2020年 読了

    卒論のテーマとして書きたかったものそのもの

著者プロフィール

1975年大阪生まれ。大阪大学基礎工学部卒業。東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。博士(工学)。2004年より大阪大学大学院経済学研究科講師、同年、イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校客員研究員、07年より大阪大学大学院准教授、12~13年スタンフォード大学客員研究員、17年より大阪大学大学院経済学研究科教授

「2019年 『しかけは世界を変える!!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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