アニマルスピリット
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みんなの感想・レビュー・書評
安心とその乗数。安心を見るには、家が建つかどうかを見ればよい。予測できれば安心がある。予測は合理的であるが、安心は合理的な範囲を超えて信じることである。よい時期なら人は安心して信用する。消費に乗数が考えられるなら安心にも乗数が考えられる。安心が変化すれば、収入だけでなく安心そのものの変化を引き起こし、さらに収入と安心に影響を及ぼす。
山形浩生訳ってことで読もうとしたけれど挫折。
時に動物的な野心や衝動は、社会を好まざる方向へ傾けるけど
そのスピリットがないと社会は進まないってことです。
真面目に働く人々は社会を回すことはできるけれど、社会を
進めることはできず、アンビシャスな人は社会を進めることは
できるけれど、社会を回す歯車には収まれない。
まぁ大多数の人間が歯車なわけなんですが
内容が分からないとか、とりわけ難しいとかとは思いませんでしたが、説いていることが一般常識から考ると「そりゃそうだろ」って感じでした。
どの分野でも「業界の常識は世間の非常識」ってことがあるんだろうと、妙なところで納得してしまいました。
米経済学界の重鎮2人が著した、現行のマクロ経済学に対するアンチテーゼ的一冊。 既存の学説では十分な理屈のつかないマクロ経済学現象を、人間の本能的な不合理性を表した「アニマルスピリット」の概念を鍵に解説していく。 本書の中で面白かったテーマとしては「なぜ経済は不況に陥るのか?」「なぜ未来のための貯蓄はこれほどいい加減なのか?」など。ちなみに、あまり具体的な対策は提示してくれません。。。 現行の... 続きを読む »
p77「根源的なプロットはたった20種類しかないー探求、冒険、追跡、救出、脱出、復讐、謎、競争、負け犬、誘惑、変身、変化、成熟、愛、禁断の愛、犠牲、発見、過剰の幸福、上昇、下降」
アニマルスピリットの要因を、安心、公平性、腐敗、錯覚、物語の5つに分類している。
バブルの解説と同時に、有名経済学者の考え方もわかりやすく書かれている。
全体としてわかりやすかったが、難しい記述もあり、また質問に対する回答という形式のため、流れで通して読めるものではなかった。
もう一度読みたい本。
目次 第I部アニマルスピリット 第1章 安心とその乗数 第2章 公平さ 第3章 腐敗と背信 第4章 貨幣錯覚 第5章 物語 第II部 八つの質問とその回答 第6章 なぜ経済は不況に陥るのか? 第7章 なぜ中央銀行は経済に対して(持つ場合には)力を持つのか? 付記 目下の金融危機とその対策 第8章 なぜ仕事の見つからない人がいるのか? 第9章 なぜインフレと失業は... 続きを読む »
経済を動かすものは何か? 人は合理的に物事を考えて、判断し、行動する・・・ だけでないよね むしろ、不合理、曖昧な感じで考えて(?)、判断し(?)、行動してませんか? その曖昧さや不安定なものなどが、アニマルスピリットっちゅーもんです・・・ もちろんアニマルスピリットには前向きな意味もありますが・・・ 血気と約されたらしい・・・一発当ててやろう的な野心ですかね・・・ ... 続きを読む »
面白く興味深い一冊だが、急いで読んだせいか理解しきれなかった。
頭悪くなったのかなぁ。。。
山形浩生は嫌いではない。
経済の仕組みと、それを管理して繁栄する方法を理解するには、人々の考え方や感情を律する思考パターン、つまりアニマルスピリットに注目しなければならない。アニマルスピリットとは、経済の中の不穏で首尾一貫しない要素をさしている。それには下記の5つの側面がある。 1.理論の礎となるのは安心であり、安心と経済のフィードバック機構である。この機構は不穏さを拡大する。 2.賃金や価格の決定は公平さに大きく... 続きを読む »
行動経済学の紹介の常として、合理的経済人を前提とした今までの経済学では不十分、という書き方をする。それは確かにそうだけど、それは今までの経済学が間違っている、ということじゃない。 合理的経済人を仮定した経済学はどんどん発展しているし、たくさんの経済事象を説明できる。政策立案や制度設計の役にも立っている。ただ、それだけじゃ、全ての経済事象を説明しきれないから、もっと人らしい人を仮定して分析して... 続きを読む »
著者の2人はともにアメリカ経済界の重鎮で、 Robert J. Shiller はアメリカ株式市場のバブルを10年前から指摘し、 George A. Akerlof は『情報の経済学』の始祖であり、 レモン市場理論と限定合理性の理論を説き、 2人ともこれまでとは違う経済理論の可能性を開拓しました。 本稿は2部構成で、 第一部でアニマルスピリットを説明します。 ... 続きを読む »
2010.5.4
今までの経済学の中で無視されてきたアニマルスピリット。
安心、公平、腐敗、貨幣錯覚、物語。
これらの要素に注目すると、今までの経済学では解けなかった問題の構造が理解できる。
訳者もあとがきで書いてるけど、こうゆう考え方があることを念頭において、まずは既存の理論を勉強しよう。
人々が経済合理的に活動するという前提で構築されたマクロ経済理論に対する批判の書で、リーマンショックを含めた経済危機を説明するものとして世間でも高く評価されています。 読む前までは、「アニマルスピリッツが必要」ということを、勝手に非合理的だが冒険的な投資行動が経済には必要だということを言うのかと思っていました。しかし、ここでの「アニマルスピリッツ」の定義はそういうものではなく、もっと広い非合... 続きを読む »
(いま流行りの)行動経済学の本です。ところで、書名にもなっているアニマルスピリットとは、安心、公平さ、腐敗、貨幣錯覚、物語だそうです。で、こういったアニマルスピリットが、時として、人を(経済)非合理的に振舞わせることになる源泉になるのです。 で、コンキチがこの本を読んで最も印象に残ったアニマルスピリットのファクターは、ズバリ、貨幣錯覚です。 大衆はインフレ率をちゃんと織り込むことができ... 続きを読む »
いわゆる経済学と思っていたやつからの変化が多角的に理解できた気がする。明日からの新聞ニュースの見方が変わるかも。最近の政策をイメージしながら読んだ。
P14,33,45,49,103,141,171,186,190,239,263
アニマルスピリットの重要性に関して、非常に説得力がある。
マクロ経済学に行動経済学を加えたモデルを提供してくれると思いきや、具体的な施策やモデルについては触れていなかった点が残念。
マクロ経済学の不完全さを語っているので、マクロ経済学を知る上でも参考になる。
市場重視の経済学に昔から異論を著してきた2人の著名な米国の経済学者が、斬新な切り口でマクロ経済学を論じた書物である。ケインズのアニマルスピリットの考え方や、最近話題の行動経済学の考え方を使うことで、人間の心理がマクロ経済に与える様々な影響が分析されている。市場万能主義への反省と同時に、市場が抱える問題をどう解決すればよいかは、多くの人々の関心事といえる。「新しい経済学の方向性を示す試み」として高く評価。(日経・福田慎一:2009/12/27)
「貨幣錯覚」について改めて考えるにはうってつけの啓蒙書。
ミクロ経済学寄りな行動経済学をよみたい方にはおすすめできないけれど,マクロ経済学のミクロ的基礎付け的な方面の行動経済学に興味ある方には,興味深い書物ではないでしょうか。

新領域を拓くマクロ経済学の本、新世紀のバイブルになる予感





